この日の早朝の空は青空も見られたのに、8時を回ると雲が広がってきた。天気予報も午後から雨が降り出すとあったので、小雨程度でも無理なく登れる山に向かうことにした。その考えで御旅山を選んだのだが、何度か登っている山でもあるので、違うコースを知ることにした。そこでスタート地点はいつも通りに白浜西山公園側からとするものの、尾根歩きの途中で別のコースに入ることにした。
白浜西山公園の入口に着くと、麓の駐車場は満車状態だった。辺りで草刈りが行われており、その関係かと思われた。そこで公園へと向かう車道に入り、途中にあった道路脇の駐車スペースに車を止めた。前回と同じ位置だった。もう雨がぱらつきだしており、そのため雨具の上だけ着て歩き出した。御旅所の祠に着くと、その右手より登山道に入った。鞍部へと下りそして登り返すのはいつもの通り。右手に小径が分かれたのでそちらに入ってみると、すぐに送電塔(姫路火力東線9番)が現れて、そこで小径は終わっていた。主コースに戻って尾根歩きを続けると、また右手に小径が分かれた。その小径に入ると、今度はずっと歩けることになった。緩やかな下りの後に上り坂となり、送電塔)の建つ支尾根を越して白浜町の神田地区へと向かった。下り着いた所は神田二丁目バス停の位置で、近くに墓地が見えていた。そこからは車道を歩いて御旅山の北登山口に向かう予定だったが、急に雨が強くなったので近くのゴミステーションで暫し雨宿りとした。雨が小止みになると、北に見える仁寿山に向かって歩き出した。そして途中から西へと歩いて御旅山の北面側に近づいた。妻鹿地区に通じる車道に入ると上り坂になり、小さな公園の前に出た。そこに御旅山の案内図が立っており、公園の一角が登山口だった。少し傾斜がきついながらごく普通の登山道を登って行くと10分少々で山頂到着となった。山頂には誰もおらず、山頂の東屋で昼休憩とした。食事をしながら展望を楽しんだのだが、雨模様の空にも拘わらず比較的視界は良く、遠くは雪彦の尾根が眺められた。明神山も雲を纏いながらも姿を見せていた。その休憩の間に、また雨が強くなってきた。西の空は雨で視界はほとんど無くなって、どうやら降り続きそうに思えた。雨が止むのを待っていると下山は出来ないので、雨脚が少し弱まったとき下山開始とした。山頂からは尾根上の主コース以外にも南東方向の妻鹿地区に向かっている登山道もあったので、そちらを下って行くことにした。そのコースは南東方向に続くものと思っていたのだが、露岩地が現れたとき東に向かうようになり、結局は主コースに合流することになった。その頃よりまた雨は強くなって、雨中のハイキングになってしまった。何とか御旅所まで戻ってそこでも雨宿りとした。そして再び小雨となったとき、駐車地点へと戻って行った。
(2016/10記)(2020/5改訂) |