御旅山は市川の河口近くにあり、登山道も幾つかあって散歩の感覚で登れる山である。その御旅山を4年ぶりに向かったのは2020年6月初めのことで、薄曇りの日だった。数日前にパートナーが新しい登山靴を購入しており、易しい山で履き初めをしようと御旅山に向かった。京見山でも良かったが、気分転換に同程度の易しい山として選んだ次第だった。コースはごくオーソドックスに御旅山の南麓駐車場からのピストンとした。最初のピークにある松原八幡宮の御旅所までは車道歩きで、その先は良く踏まれた山道となり、ごく易しく登って行けた。尾根筋は送電経路でもあり、点々と鉄塔が建っていた。登山道は良く踏まれているため、靴の汚れる心配はなく、適度なアップダウンもあって新靴の履き初めには考えていた通りに適した山だと思った。樹林帯の雰囲気も良く、そこを抜け出ると最後は階段の道を登って東屋が建つ山頂に着いた。駐車場から32分が経っていた。展望の良い御旅山の山頂だったが、この日の視界はうっすらとしており、瀬戸の島は近いのだが、はっきりしなかった。その山頂では東屋に入って昼休憩とした。山頂は涼しい風が渡っており、良い感じで休憩出来た。そして20分ほどの休憩を終えると、すんなりと往路を引き返して南麓の駐車場へと戻った。
(2020/7記) |