御旅山の山頂には東屋が建っているが、そこで昼食をとりたくなって向かったのは2022年6月下旬の暑い日だった。まだ梅雨の期間だったが梅雨が明けたかのように晴れの日が続いており、この日も晴れていた。御旅所に通じる車道に入ると、前回と同じく車道の中間地点にある空き地に車を止めた。そしてハイキング開始とした。御旅所まで10分ほどで、そこに着いて気付いたのは御旅山自然マップだった。以前からあったようだが、御旅所の西側に立っていたためか、これまで気付かなかったようだった。御旅所の前を通過して登山コースに入った。緩やかなコースながら、途中には小さなピークがあって越して行く。コースの途中は樹林帯のため陽射しを受けることは少なかったが、山頂への階段径が始まる位置まで来るとずっと陽射しのなかとんり、暑さを我慢しながらの登りとなった。その途中で見慣れる標識が現れた。新設登山道とあり、小径が右手に分かれていた。最近になって作られたコースのようだった。山頂までの距離は僅かだったが、その新設の道に入ることにした。灌木帯の切り開き道で、入るとすぐに「ユウスゲ小径」の標識を見た。そのユウスゲ小径の道幅は狭く、手入れが悪いとすぐに元のヤブ地に戻ってしまいそうだった。山頂に着くと、東屋は無人で周囲にも人影は無かった。おかげで予定通り東屋で昼食をとれることになった。東屋の中は涼しい風が通っており、その快さを楽しみながらの昼休憩だった。展望も楽しんで20分ほど過ごすと、下山は往路を戻った。再びユウスゲ小径を歩いた。そして階段径に合流したとき、その先でまた小径が分かれて階段道と並行しているのを見た。その小径をパートナーは歩いたが、こちらは階段道を下った。そして木陰の遊歩道へと入り御旅所へと戻って行った。昼食タイムを入れても1時間半ほどの散歩登山だった。
(2022/7記) |