2019年の3月は中旬になって綾部山へ観梅に出かけた。向かったのは世界の梅公園で、ハイキングの形にしたく山上まで車を進めず、麓の駐車場から歩き始めた。朝の空は晴れていたので、この日は晴れの下で観梅が出来ると思っていたのに、歩くうちに雲が増えてきて陽射しを受けない時間が長くなってきた。山上に出るとほぼ曇り空に変わっており、薄暗さがある中での観梅となった。意外なことに梅は五分咲きから七分咲き程度で、花の数は少なかった。園内をそぞろ歩きで進んで東端まで来ると、山頂の登り岩を目指して砂利道の車道に入った。そして登り岩の東屋で一休みとした。そこまで来るとやはり綾部山梅林も覗いてみたくなり、山頂の樹林を抜けて梅林側に入った。但し梅林内の散策はせず、梅林の最上部で主に展望を楽しんだ。そして最上部のベンチに座って早めの昼食をとった。その昼食の間に一気に青空が広がってきた。さっと周囲が明るくなったのを見て、世界の梅公園側に戻ることにした。ところが登り岩に戻ってみると、もう曇り空だった。再び薄暗さがある中で観梅をすることになったが、それでもときに陽射しの現れることがあり、そのときは華やぎが現れた。
(2019/3記) |