綾部山は観梅の季節に訪れることになるが、このところ黒崎梅林ではなく「世界の梅公園」を訪れている。理由は梅の花の美しさからだった。その「世界の梅公園」を2022年は有料期間が終わった直後に訪れることにした。2022年の有料期間は3月25日までで、その5日後、晴れの期待出来た30日に向かった。「世界の梅公園」は山上まで車道が通じているが、例年通り麓の駐車場に車を止めて、車道歩きでスタートした。但し、この日は駐車場そばに建つ春日神社に先に立ち寄った。小さな神社だが、境内のサクラが八分咲き程度まで開花が進んでいた。車道歩きに戻ると、始めに「世界の梅公園」のゲートを通った。車道の脇には梅の木が点々と植わっているのだが、どの木も既に落花を終えていた。少し進むと大きくカーブする位置が現れた。そこは有料期間ではチケット売場となる小屋が置かれているのだが、既に撤去されていた。その位置より遊歩道が始まっているのを見た。いつもなら今少し車道を歩くのだが、この日はその遊歩道に入った。階段部分もある易しい道だった。遊歩道は一度駐車場に出たが、そこはまだ中腹と言えそうな位置だった。駐車場を横切り、車道を横切って再び遊歩道に入った。そこからはいつも歩く遊歩道で、入口には「唐梅閣まで3分」の標識が立っていた。遊歩道を歩いて唐梅閣に出ると、辺りの梅の木には期待通り花を残しているものがちらほらあった。おかげで少しは観梅を楽しむことが出来た。中には満開のものもあった。園内をのんびりと歩き、そして山頂となる登り岩に通じる道に入った。園内では人を見かけたのだが、登り岩に着くと誰もいなかった。その登り岩のそばに東屋がありそこで一休みとした。その東屋は陽射しが入らないためか少々寒さを感じたので、近くの広場に移動して、そちらのベンチで改めて休憩とした。そこは陽射しをいっぱい受けて暖かかった。登り岩を離れると再び園内に入り、唐梅閣へと戻った。そして下山は往路と同じく、なるべく遊歩道を歩いて麓へと戻った。
(2022/4記) |