◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <西播磨編> ★ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
荒神山 こうじんやま | 146.8m | 相生市 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 : 二木 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2005年1月】 | 2005-09(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
南東麓となる相生市矢野町二木より 2005 / 1 |
県道5号線をたつの市から上郡町へと向かって行くと、相生市矢野町の真広の交差点の手前、北東寄りにこんもりとした小さな山が見える。これが荒神山で、麓との標高差は100mしか無く、道さえ有れば10分とかからず登れそうである。訪れたのは2005年1月末、暫く寒い日が続いていたが、この日だけは暖かく晴れた日で、着いたときは昼になっていたが、早春のような陽射しだった。ただ荒神山はどこから取り付いてよいのか分からなかった。試しに山頂からは北西となる天満宮から登ろうとしたところ、すぐにがっしりとした鉄柵に進路を阻まれた。害獣除けと思われるが、あまりにも強固で越せそうにも見えなかった。そこで北東側となる溜め池の方に回ってみた。二つの溜め池が並んでいたが、南側の池ノ谷下池のそばに車を止めて、山裾へと向かった。こちらも害獣除けネットが張られていたが、鉄柵では無いので、跨げそうな所もあり、そこを越して山裾に取り付いた。ただネットは三重に張られていた。まず南北に延びる尾根を目指して登って行くが、雑木の山肌は木々が疎らで下草も少なく、まずまず楽な登りだった。尾根に出ると、後は南へ辿って山頂を目指すだけ。尾根も雑木がばらけており、楽に登って行けると思いきや、下草にシダがはびこり出した。ただシダは広範囲では無く、かたまりとなって点々とある風だった。やはり小さな山だけに、山裾に取り付いてより10分ほどで三角点山頂に着いた。そこは平らになって開けており、中央には真っさらに見える三角点、そのそばに共同アンテナが立っていた。上空は昼を境にして雲が広がり出していたが、山頂に立ったときはまた陽射しが広がっており、もう春のような暖かさだった。ここからの展望は周囲を雑木が取り巻いて良いとは言えなかったが、比較的西の方向が開けており、荒山から宝台山の山並みが眺められた。北東には姿の良い357mピーク(点名・中筋)が木立の間に見え、同じく木立を通して北に感状山が見えていた。そして麓の二つの溜め池も望めた。この荒神山は地図をよく見ると、三角点の位置より20mほど東のほうがわずかに高く、150mを越している。そちらにも立ち寄ってみると、なんとも雑木のまっただ中と言った風情だった。下山は三角点位置より、真っ直ぐ南の方向に下った。そこは急斜面になっていたが、1mほどの幅で木が裾野までが真っ直ぐに刈られており、道のようになっていた。どうやらアンテナ線が埋め込まれているようである。そこを利用して一気に下って行った。そして山裾に着いてまたネットに阻まれたが、ネットの下が緩んでおり、楽に通過出来た。もう一つ害獣避けがあって、麓の集落へと下り着いた。これだけしっかりとネットや柵で山裾を固めているところを見ると、どうやら登る人はまれなようである。それにしても、麓より小径の一本でもあれば、気軽に山頂に立てて、その風貌からももっと地元に愛される山になるのではと思わされた。 (2005/4記)(2008/6改定)(2018/9写真改訂) |
<登山日> | 2005年1月29日 | 12:15池ノ谷下池スタート/12:27〜47山頂/12:55南麓/13:07エンド。 | |
(天気) | 晴れていた空が、登り出す頃には雲が広がり出した。ただまだまだ青空は多かったが。山上に出た頃には雲の方が多くなる。陽射しが出ると、本当に暖かかった。風は無く、春の陽気だった。陰ってもさほど寒さは感じず。麓に戻ったときは、一部に青空が残っているものの、上空はほぼ雲に覆われていた。 | ||
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