登山記録:2005年(1月〜6月)     

No. 月 日 山 名 感  想
001 1/ 1  京見山(姫路市)  <京見町東口→山頂→京見町中央口>

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1/ 2

 籾取山(姫路市)
 新年二日目も時間が取れません。朝から素晴らしい快晴でしたので、朝に僅かな時間を見つけて近くの籾取山に向かいました。コースは姫路商業の東から始まる登山道です。早朝の冷え込みは厳しく、草地はすっかり霜に覆われおり、水溜まりは総て凍っていました。この日は早朝ということもあって、風景は鮮やかで視界は澄み切っていました。朝食をとりながら、夢前川流域や姫路城を暫し眺めてていました過ごしました。

003

1/ 3

 東山(宍粟市)
 新年三日目にして、漸く一日をハイキングに使えることになりました。前日の澄み切った空はもう無くなっており、どんよりとした曇り空に変わっていました。それでも初雪を楽しもうと、波賀町に出かけました。雪の感触を気楽に楽しむのに、東山はもってこいの山です。予想通り前日にトレースが付けられており、ごく気楽にスノーハイキングを楽しめました。夏道よりも易しく登れたと思われたほどで、1時間半で山頂でした。積雪は山頂で60センチほどでした。陽射しが無いため寒さは厳しいものでしたが、モノトーンに見える雪景色も悪くないと思いました。そして下山は当然、東山温泉を楽しみました。
004 1/ 9  京見山(姫路市)  <京見町西口→山頂→京見町中央口>

005

1/10

 深山(宍粟市)
 先週の東山で雪慣れしましたので、この日はマイナーな雪山を登ろうと、東山に近い深山に向かいました。まず岩上神社そばから始まる林道を終点まで歩きました。林道の入口でこそ雪はうっすら程度でしたが、終点辺りでは30センチほどの積雪になっていました。そして尾根では50センチほどあり、もう雪山の雰囲気でした。当然トレースなど無く、ひたすら自力でトレースを付けるのみです。三角点ピークまで展望はありません。展望を得ようとその先の伐採地に向かいますと、雪は一気に深くなり、膝までのラッセルとなりました。それでも伐採地に着きますと大展望が待っていました。西の日名倉山から始まって、植松山、大甲山、そして東の阿舎利山まで、まさに大パノラマでした。

006

1/16

 下タ山(相生市)
 下タ山は地元では後明富士と呼ばれ、小ぢんまりとした愛らしい姿をしています。国道2号線を走っていますと、相生市街を過ぎたときに、ちらりとその姿が見えます。この日は午後に近くの山でも登ろうと別の山に向かっていたのですが、この下タ山を見て急に登りたくなりました。この山は哀れにも中腹から上は山火事で丸裸です。その姿を見て登山道が無くても登れそうでしたので、適当に南の山裾から取り付きました。少しイバラがありましたが、ヤブコギは無いとあって20分も登ればもう山頂でした。そして丸裸のおかげで眺望は素晴らしいものでした。但し市街地が近い山にもかかわらずハンターが入っており、少し危険な雰囲気でした。山頂近くではハンターから逃げてきた鹿に出会いました。

007

1/22

 高星山(大河内町)
 高星山を雪の季節に登りたいと考えていました。それも東麓の生野学園からのコースです。この日は麓こそ雪は僅かでしたが、登るほどに増えて来ました。中腹を過ぎますと岩場が現れ、岩と雪との格闘になりました。天狗岩を巻く辺りはけっこう急傾斜で危険な雰囲気でした。天狗岩を越して尾根は緩くなりましたが、雪は一段と深くなりました。ワカンを持たずに登っていましたので、途中からは膝上までのラッセルになりました。アセビの繁った所では雪溜まりが出来ており、腰まで潜ることもありました。3時間ほどかけてほぼ山頂近くまで来たのですが、回復の兆しが見えた空はその頃より再び曇ってきました。辺りにガスも漂い出しました。そこで山頂を踏むことは断念して下山としました。天狗岩を過ぎた所までは登と同じコースでしたが、その先は急斜面の植林地を適当に転ぶようにして下りました。おかげで帰路は1時間半で戻ることが出来ました。

008

1/29

 光明山(相生市)
 光明山は相生市街の北に位置する山です。相生市街から光明山へと通じる林道を、山陽自動車道の高架下から歩き始めました。朝の冷気の中を50分歩いて漸く取り付き点に着きました。そこから山頂までは僅かな距離でした。ただその間に灌木のブッシュやシダヤブがあり、展望の悪いままに山頂に着きました。スタートしてから70分がかかっていました。山頂では北東方向が明るく開けており、新龍アルプスがすっきりと見えていました。下山は往路を戻りました。朝の冷気は消えており、温かい中を下れました。

009

1/29

 荒神山(相生市)
 午後は光明山に近い荒神山に向かいました。こんもりと小さく盛り上がったその姿は優しげです。北東側の溜め池から取り付きましたが、害獣避けネットを越す必要がありました。適当に登りますと、12分で山頂に着きました。こちの山頂も明るく開けており、春のように暖かい陽射しをいっぱい受けました。展望も少しありました。下山は南斜面を下りました。こちらも最後は害獣避けネットを越えました。
010 2/ 5  京見山(姫路市)  <京見町西口→山頂→則直コース登山口>

011

2/12

 雨ヶ岳(宍粟市)
 そう遠くもない所で静かな山歩きを楽しもうと、雨ヶ岳からその北の本郷峠へと続く尾根を歩くことにしました。雨ヶ岳まではほとんど林道歩きで楽なものでしたが、厳しくなったのは本郷峠を過ぎて点名・青木からその先の490mほどのピークを目指したときでした。そこまででも倒木は多かったのですが、それとは比べ物にならない倒木地帯に出会いました。一帯の全ての木がなぎ倒されており、昨年の台風がいかにすごい威力だったかを思いました。この日はとにかく歩くことが主体でしたが、思っていた以上に展望に恵まれない尾根でした。帰路は本郷峠から折橋集落への山道を下りました。そこも倒木だらけで、道をたどるのも一苦労でした。
012 2/20  京見山(姫路市)  <京見町西口→山頂→京見町中央口>

013

2/26

 宝台山(相生市)
 北の空はすっかり雪空でした。瀬戸内側のみが僅かに晴れの予想でした。こちらも相変わらず近場にしか行けないため、久々に宝台山を登ることにしました。前回は北西側からのルートで登りましたので、今回は正面コースと言える南側の車道コースとしました。車道と言っても入口にゲートが有るため車の通行はありません。ゆっくり登りますと、およそ50分で山頂でした。この山頂は幾つか電波塔が建っており、展望もまずまずあります。相生の町並みや瀬戸内海が眺められました。ちょうど昼どきに着いたのですが、その頃より天気が悪くなり、小雪が舞う生憎の空に変わってしまいました。風も冷たく、震えながら山頂で昼食をとりました。
014 3/ 6  京見山(姫路市)  <京見町西口→山頂→京見町東口>

015

3/13
 
 苫編山(姫路市)
 日曜日の朝に朝食を山上でとろうと、苫編山に登りました。7時に家を出ますと、苫道国主神社には7時30分に着きました。そこからなら山頂までは13分の距離です。休憩はいつも憩う山頂そばの広々とした露岩地です。南に広がる町並みを眺めながら、のんびりと朝食をとりました。その後は西へと尾根を辿り、山崎山の貯水タンクの前より亀山本徳寺廟所へと下って行きました。<7:05自宅スタート/7:23苫道国主神社/7:36〜8:06山頂。><TAJI&HM>
016 3/21  京見山(姫路市)  <京見町西口→山頂→京見町西口>
 この2月、3月の休日は引っ越し準備に追われ、そして引っ越し本番とすっかり登山とは縁遠くなってしまいました。数えてみれば生まれてから9度目の引っ越しです。なぜか里山の近くに住むことが多く、このところ白毛山、籾取山、苫編山と姫路南部の里山の麓ばかりに住んでいました。今回も京見山の麓です。ただどうやら終の棲家になりそうです。そこで心機一転の気持ちで、当ホームページのタイトルを「TAJI & HM 兵庫の山めぐり」に変えることにしました。夫婦で県内の山ならどこでも気ままに登っていましたので、このタイトルのほうが相応しいのではと思えたからです。これからも充実させていきますので、「兵庫の山 写真帳」と同様にご愛顧のほどよろしくお願いします。
017 4/ 3  京見山(姫路市)  <京見町西口→山頂→京見町西口>

018

4/ 9

 鎌倉岳(安富町)
 漸く新しい家に馴染んできました。そこでじっくりと山歩きをしたいと考えました。このところ空はずっと春霞で、すっきりした視界は得られそうにありません。そこで歩くことを主体に少しきつい登山をしようと、鎌倉岳を西尾根からじっくり登ることにしました。取り付き地点は杤原集落にある水尾神社からで、尾根上までは標高差300mの急坂が続きました。西尾根に出てからは少しは楽に歩けましたが、昨年の台風によると思われる倒木帯があり、すんなりとは歩けませんでした。そのため山頂まで3時間かかってしまいました。ただこの尾根から見える鎌倉岳は峻険な感じがあり、迫力がありました。さほど展望には恵まれない尾根歩きでしたが、道の無いコースを歩いていますと、山に全身を包まれている感じがして好いものです。

019

4/16

 イーデン山
 (ニュージーランド)
 桜が満開を迎えている季節なのに、なぜかニュージーランドに来てしまいました。仕事ですから仕方ありません。場所は北島の大都市オークランドです。仕事を済ませてさっと帰る予定だったのですが、土曜日がすっぽりと空きました。そこで市内の山でも登るかと、市の中心部に近いイーデン山(Mt.Eden)に向かいました。麓まで中心部から歩いて50分でした。適当に登りますと、標高200mも無い山ですので、20分とかからず山頂でした。山頂に立ちますと、まさに360度の大眺望でした。快晴のもと、オークランド市街があまねく眺められました。ただこのイーデン山は山頂まで道路が通じており、市街観光の定番コースに入っています。そのためかひっきりなしに観光バスが来ていました。その観光客はと言えば中国人ばかりでした。

020

4/23

 与位丸山(山崎町)
 この日は連休前に軽い登山を楽しもうと、黒尾山の一般ルートに向かいました。その前に与位丸山で足慣らしをすることにしました。揖保川のそばにあって、本当に小ぢんまりとした与位丸山は、登山口との標高差は90mしかありません。6分で山頂でした。それでも展望は抜群の山頂でした。

021

4/23

 黒尾山(一宮町)
 与位丸山の散歩を終えて黒尾山に向かいました。黒尾山の西安積コースのうち、右ルートを登って中央ルートで下山することにしました。右ルートは倒木が多く荒れた印象でしたが、涼しい天気に助けられて、1時間とかからず山頂でした。生憎のモヤの強い視界でしたが、まだ雪を多く残した氷ノ山がうっすらと眺められました。

022

4/29

 額井岳(奈良県)
 今年のGWは連続して山に行けるのは前半だけです。そこで久々に大峰の山を目指すことにしました。ただ奈良の山と言えども時間はかかります。その移動に一日を使うのはもったいないので、道中に手頃な山はないかと考えて、この額井岳を思い付きました。以前から榛原町を通るときに、その姿の良さから気になっていた山です。一般的には戒場山と組み合わせて登るのですが、足慣らしに登る程度の気持ちでしたから、十八神社からのコースを往復することにしました。コースは石ころが多くあったため少し歩き難さがありましたが、ごく低山の雰囲気で30分も登ればもう山頂でした。山頂は涼しい風があり、展望台からは榛原の町並みが眺められました。

023

4/30

 行者還岳(奈良県)
 前夜は和佐又ヒュッテ前でテント泊でした。早朝に行者還トンネルの西口に着きますと、既に多くの車が駐車していました。驚いたのは30台ほど止まっていた車に1台も関西ナンバーが無いことでした。どうやら連休を利用して百名山の八経ヶ岳を目指す遠来の車のようです。そのため尾根に出るまでは、足の遅い人を何人も抜くことになりました。尾根に出て八経ヶ岳コースと分かれますと、もう全くの静寂さです。尾根は適度なアップダウンがあり、笹原の中をのんびりと歩くのは本当に気持ちの良いものでした。それにしても八経ヶ岳コースと何という違いでしょうか。分岐点からの往復は4時間ほどなのですが、途中で出会ったのは5人だけでした。この行者還岳は見た目は平凡な山容ですが、その山頂からは弥山が大迫力で眺められました。

024

5/ 3

 権現山(たつの市)
 早朝に揖保川河畔の権現山に登りました。権現山は小さな山ですが、古墳だらけの山です。その権現山を王子大権現からの道で登りました。登山道はけっこうヤブ道で、山頂まで20分ほどかかりました。その山頂も展望は良くありません。下山は南へと続く尾根道を歩きました。次第に歩き易くなり、展望も現れました。最後は揖保岩見神社へと下りて行くのですが、その手前の尾根上は展望台になっており、広々とした風景を楽しめました。
025 5/ 3  京見山(姫路市)  <京見町西口→山頂→京見町中央口>

026

5/ 4

 大藤山(加古川市)
 この日は午前のみの登山です。東播地域の山を久々に登ろうと、手頃な大藤山に向かいました。二度目なのですが、前回は道を知らないためヤブコギで登り、下山は山頂で見つけた小径で下りました。その下りで歩いた小径を、記憶を頼りに登ることにしました。長楽寺の南西付近から始まる道ですが、尾根に着くまではごく簡単な道でした。その先は次第に荒れ気味となりました。そして山頂まで全く展望は有りませんでした。ただ途中から枝分かれした小径が南面に回り込んでおり、行き着いた所に石仏が置かれていました。そこは一帯が刈り払われており、ちょっとした展望地になっていました。

027

5/ 5

 正法寺山(三木市)
 この日も午前のみの登山で、前日と同じく東播の山を目指しました。この正法寺山は加古川のそばにあって、川沿いの県道からすっきり見える山です。そして麓より山頂の電波塔まで舗装路が続いており、車でも山頂に立てます。その舗装路を歩いて山頂に立ったのですが、意外と展望の悪い山でした。その山頂に着いて、車道とは別に小径も山頂まで続いているのが分かりました。そこで下山はその小径を辿ることにしました。新緑の美しい落ち着いた道が南西に続いており、麓近くで十字路になりますと、そこより西へと折れました。そして竹ヤブの中を通って正法寺の集落に下り着きました。そこより駐車地点に戻るときに古墳公園を通るのですが、愛らしい古墳を目に出来ました。

028

5/ 7

 イタリ山(丹波市)
 この日は快晴の予想でしたので、展望の良い山を登りたく、山頂に電波塔が建つ山を目指すことにしました。最初に向かったのはイタリ山です。麓には駐車場があり、山頂まで適度な山道が続いていました。ただ山頂は少し木々が視界を妨げており、期待ほどの展望はありませんでした。それでも山南町の町並みがすっきりと眺められました。

029

5/ 7

 浅香山(中町)
 二つ目の電波塔の山は浅香山です。浅香山は舗装された車道が山頂近くまで続いていました。その先も手頃な小径が続いており、気軽に山頂に立てました。その浅香山の山頂は広々としており、好展望の山頂でした。昼を過ぎて天気は一段と良くなり、年に数度と思える澄んだ視界の下で、周囲の山並みを思いっきり眺めることが出来ました。

030

5/ 8

 天坊山〜丸山
     (加古川市)
 権現ダムの東に、丸やかな山頂を持つ丸山と反射板を山頂近くに持つ天坊山が仲良く並んでいます。この二つの山は尾根で繋がっています。この日はどちらも登ろうと向かいました。両山の西麓に加古川クリーンセンターがありますが、その近くの溜め池から天坊山の尾根を目指しました。一帯は整備されて遊歩道もあり、また尾根に着きますと尾根道が付いており、ごく気楽に天坊山山頂に立てました。山頂には古墳がありました。展望も素晴らしく、眼下に加古川流域が広々と眺められました。そこから丸山へも適度な小径が続いていました。どうやら送電塔の巡視路のようで、枝道も幾つか有りました。尾根には適度に展望があり、小野アルプスも望めました。ただ小径は丸山の山頂まで続いておらず、山頂は雑木が茂ってヤブ山でした。

031

5/14

 嶽山(鳥取県)
 新緑の季節になりますと、なぜか兵庫県境に近い鳥取県の山を登りたくなります。今年は名の響きにつられて嶽山(だけだん)に向かいました。この山も新緑の盛りでした。どの木々も若葉が美しく、目を楽しませてくれました。道も知らずに訪れましたが、「ふれあい桜公園」の近くから適当に取り付いて尾根に出ますと、国土調査で切り開かれた尾根道に出会いました。そこからは無理なく山頂に向かえました。登るほどに展望が良くなり、氷ノ山以南の兵庫鳥取の県境尾根が一望でした。この日は澄んだ青空が広がっており、申し分の無い展望でした。切り開き道は結局山頂まで続いており、ヤブコギも無く山頂に立てました。新緑の若桜の山はその美しさにもかかわらず静寂そのもので、静かな山を楽しむには最適のエリアです。

032

5/15

 大鳥山(たつの市)
 たつの市新宮町の市街地の北には弥生期の新宮宮内遺跡が発掘されており、今は公園化されています。この遺跡を見下ろすかのように西にこの大鳥山が佇んでいます。この大鳥山は山裾を住宅地が取り囲んでおり、登山道も分かりません。南麓を姫新線に沿って車道を歩くうちに、住宅の切れ目がありました。そこより取り付きますと、始めは笹ヤブでしたが、登るうちに南南東尾根に出ました。そこからは尾根道に出会って、無理なく山頂に着きました。山頂こそ木々に囲まれていましたが、少し東に下りますと、樹木が疎らになって好展望地がありました。足元には宮内遺跡から新宮の市街地が広がっており、その背後に揖保川が流れ、そして揖保川流域の山並みを見渡せました。

033

5/21

 悪谷ノ頭(香美町)
 この山は氷ノ山から青ヶ丸、扇ノ山へと続く長い尾根上の三角点ピークです。アプローチとしては鳥取県の舂米集落の先から始まる東因幡林道で近づけますが、長時間の林道歩きを考えてまだ実行していませんでした。訪れるのなら新緑の季節を考えていましたので、この日に漸く向かいました。やはり林道歩きは長く、道草をしたこともあって取り付き地点までに2時間半以上かかりました。ただ登山は簡単で、ヤブコギもありましたが30分ほどで山頂に立てました。そこは切り開かれており、すっきりとした展望がありました。鉢伏山が間近に見え、蘇武岳も遠望出来て、登頂感のある山頂でした。下山は山頂で見つけた山道を辿りますと、10分で林道に着いてしまいました。そして再び長い林道歩きで戻りました。

034

5/28

 黒岩山〜駒の尾山
     (岡山県)
 黒岩山は駒の尾山から西に延びる尾根にあるピークです。山名が付くからにはどのような山だろうかとの興味で訪れました。林道ダルガ峰線の駒の尾山登山口が黒岩山への登山口にもなります。駒の尾山とは反対方向の西へと尾根を辿りますと、僅かな時間で山頂に立てました。そこはカヤトに若草が萌え出ている優しげな風景で、西に那岐山を盟主として大展望が広がっていました。その後は駒の尾山を目指しました。登山口から山頂まで遊歩道が続いており、展望台もあって40分も登れば山頂に着きました。登山道にはウッドチップが敷かれた所もあって、全くのファミリーハイクコースでした。そして山頂は景色も良く長閑なものです。ただどうも人手によって過度にいじられたという印象が強く、黒岩山の方がずっと新鮮な山頂でした。

035

5/29

 浦山(姫路市)
 浦山は姫路の御国野町の北にある標高100m少しの小山です。この山は三つのピークからなっており、南西麓の大歳神社から程良い山道が始まっていました。ごく緩い坂道歩いて山上に出ますと、最初の三角点ピークは少しヤブっぽく展望は良くありませんでした。しかしその先の二つのピークは展望もあって、桶居山の山並みや御国野の家並みをすっきりと眺めることが出来ました。尾根道は東西に長い尾根を貫いており、最後は地切池に下り着きました。ごく低山でしたが、のんびり歩いて1時間半ほどの手頃な散策が出来ました。

036

6/ 4

 タカクラ〜安全山
     (丹波市)
 安全山を尾根続きとなるタカクラとの組み合わせで登ることにしました。まずは安全山山頂に通じる車道を利用してタカクラの尾根に取り付きました。尾根には小径がありましたが、やはりそこは丹波の山で、松の木が多く枯れ松葉と松ぼっくりを踏んでの登りでした。始めに着いたタカクラの山頂は木々に囲まれていましたが、手頃な木に登りますと南から西にかけて大展望が広がりました。その後は安全山へ。その尾根道にも小径があって気楽なものでした。安全山の三角点ピークは木立の中でしたが、そこから東に下って着いた電波塔の立つ広場は、まずまずの展望地でした。その展望地に着いた頃より雲行きが怪しくなり、カミナリも鳴り出しました。そこで南東尾根を下って下山としました。

037

6/ 5

 立岡山(太子町)
 このところ低山にも目覚めており、低い山でも山頂に立ちたくなります。この立岡山は太子町のシンボル的な山です。山頂に巨大な配水池がありますので、太子町のどこからでも一目で分かります。太子西中学校のそばから車道が山頂まで続いており、麓から歩いても10分で山頂でした。そこは石蜘蛛城があったとか。それを模したのか、配水池の回りをぐるりと壁が囲んでおり、まさにミニ城壁でした。その城壁の一周散歩をしましたが、すっきりとした展望が広がっており、播州北部の高峰も眺められました。

038

6/12

 高星山〜平石山
     (大河内町)
 高星山は今年の1月に東麓の生野学園側から登りましたが、山頂そばまで達しながら、雪の量とガスで登頂を断念しました。そこで生野学園コースを完遂したく再度の挑戦としました。始めは雪が無いだけに気楽だったのですが、登山道が見えるだけにそれを辿っていますと、俄然倒木地の難路になりました。冬季は適当に尾根を辿って、倒木地に入らなかったようです。天狗岩に着きますと、所々で大展望に出会いました。そして高星山山頂へ。山頂は辺り一面アセビに占められており、夜鷹山から砥峰高原までの展望が広がっていました。山上に出ればもう楽なもので、後は平石山へと尾根をのんびりと歩きました。誰もいない静かな尾根を逍遙する気分は最高です。平石山からは東の尾根に入って下山としました。その尾根を途中で離れるつもりでしたが、ずっと歩いて栃原に下りてしまいました。そのため生野学園まで長い車道歩きになってしまいました。

039

6/18

 とんがり山(豊岡市)
 とんがり山の北麓となる日高町の森山集落より森山川沿いの道で登り始めました。これが失敗で、沢沿いの道は昨年の台風災害で崩壊しており、倒木も多くあって難路になっていました。そのためとんがり山の山頂まで2時間もかかってしまいました。その山頂は植林と雑木に囲まれて展望は無く、さほど特徴はありませんした。その後は尾根続きの妙ヶ谷を目指しました。最初に572mピークを越すのですが、そこは展望があり、とんがり山よりもずっと良い雰囲気でした。ただこの尾根歩きはクマザサで次第に厳しくなりました。そのため歩度がなかなか上がりません。そしてとうとう時間切れというか、妙ヶ谷との中間点辺りでその先を断念しました。後は近くの尾根で下山したのですが、その尾根が急傾斜の上にすさまじい倒木地帯がありました。沢筋に出てみますと、その先が滝になるなどして、登りの苦労どころでない厳しい下山になってしまいました。

040

6/19

 おおまんど山
     (姫路市)
 姫路市の北東部、飾東町から豊富町にかけては100〜200mの小山が幾つもありますが、その一つのおおまんど山に向かいました。飾東町塩崎の北東に佇む山ですが、三角点はありません。道を知らないため、南麓の溜め池側から最短距離で登ることにしました。それが草ヤブから始まり、灌木のブッシュにイバラヤブ、シダヤブ、笹ヤブと、低山のヤブの要素がいっぱいの山でした。もう勢いで登るしかなく、その200mほどの小山に山頂まで1時間もかかってしまいました。山頂も当然ヤブでした。その山頂で手頃な木に登りますと、展望が広がって善防山や笠松山など近くの山々がすっきりと眺められました。下山は中腹からは送電塔の巡視路に出会って無難に戻りましたが、下山後に手を見ますとひっかき傷だらけになっていました。

041

6/25

 門柳山(黒田庄町)
 黒田庄町と丹波市を分ける尾根に妙見山がありますが、その尾根は東へと延びてまた大きく頭をもたげています。それが門柳山ですが、丹波側ではテンロクと呼ばれているようです。この門柳山を含めて尾根をぐるりと松尾原山まで歩こうと計画したのですが、門柳山への尾根の取り付きを間違ってしまいました。尾根に出ますと、そこは妙見山のそばでした。門柳山とはかなり離れています。それと炎天下を登りましたので、尾根に着いたときは暑さでバテ気味になっており、着いた所で暫しの昼寝タイムにしてしまいました。そのためこの日は門柳山までしか歩かず、そこより下山としました。

042

6/26

 白鳥山(姫路市)
 山陽自動車道を東から走りますと、書写山トンネルを過ぎた辺りで白鳥PAにさしかかりますが、その白鳥PAの北に佇む小山が白鳥山です。山頂に幾つかの無線中継塔が建っているので、一目で分かります。その白鳥山には北側から山頂まで歩き易い小径が続いています。この日の午後に訪れたのですが、真夏を思わせる暑い最中の散歩登山でした。低山だけに10分も登れば山頂に着いてしまいましたが、それだけで汗びっしょりでした。その山頂は32℃の暑さでしたが、木陰では涼しい風が通っており、汗を鎮めてくれました。それと山頂の無線塔は携帯の中継局でしたが、どれも新しい建物でした。おかげでけっこう切り開かれており、展望には恵まれました。