TAJIHM の 兵庫の山めぐり <ニュージーランド
 
イーデン山 Mt.Eden 196m
  
(北島・オークランド市)
 
 
【2005年4月】 2005-19(TAJI)
 
   山頂公園を見る  2013 / 7

 05年は桜の開花が遅く、4月も10日の日が近づき出した頃に、姫路の桜はようやく五分咲きになり出した。この分なら次の週は満開かと思われた、その10日に急な出張でニュージーランド北東の大都市オークランドに行くことになってしまった。11日の朝にオークランドに着いてみると、かの地は秋を迎えようかという逆の季節で、街路樹には黄色く色付いたものも見られた。そして爽やかに晴れており、空はどこまでも青く、恐ろしいほど澄み切った視界で迎えてくれた。そして滞在中はほぼこの上天気が続いて、短期の仕事ゆえ17日には帰ることになった。その前日の16日が帰国便待ちというか休日になった。そこでせっかくニュージーランドで一日空いたのだから、オークランド近郊でもハイキングを出来ないかと考えたが、いかんせん足が無いし、装備も無い。そこで市街地に山は無いかと調べると、市街地域と言える範囲内にイーデン山(Mt.Eden)のあることが分かった。小さな山にしては展望が素晴らしく、オークランド観光の定番コースにも入っているようである。このイーデン山を登るだけなら時間が短すぎるので、市街地の中心からアプローチして登ることにした。その16日土曜日も朝から快晴だったが、晴天続きでようやく視界にも多少にごりが出てきていた。それも遠方を見る限りで、まだまだ素晴らしい視界と言えるものだった。このオークランドは海岸近くの緩やかな丘に出来たような街で、しかも高層ビルが多いので、街の中心部からだとイーデン山は全く見えない。こういうときに地図を見るよりありがたいのはコンパスで、準備していたのは正解だった。(どうも太陽が北にあるのでは方向感覚が狂うのでは、と思って準備したものだった。)地図で街の概念をおおまかに掴んで、後はコンパスで方向を南東方向に定めて歩き出した。時間は朝の9時を過ぎたばかりで、休日の街はまだひっそりとした時間だった。その街中を走っている車はほとんどが日本車のようで、古い型の車が多い所を見ると、中古車を多く輸入しているものと思われた。もう気温は20℃近くに上がっており、歩いているうちにうっすらと汗ばんできた。緩やかな登り坂が多かったが、歩き始めて40分ほどすると小山が前方に見えてきた。山頂にモニュメントが見えており、バスもそのそばに見えている。どうやらイーデン山のようである。もう地図も要らない。更に10分ほど歩いてイーデン山の北麓に着いた。一帯は公園になっており、その一角に遊歩道のようなフットパスが見えた。そのフットパスを辿ることにした。ただイーデン山を見ると、山全体が公園化されているというか下草はあまり見られず、道が無くとも問題なく登って行けそうだった。フットパスはそのまま山頂に向かわず、一度西側に回り込んで車道と交差してから登り出した。山肌にはけっこう大きな木も見られ、うっそうとした所もあった。ただ小山だけにすぐに中腹で、一帯には大きな木が目立った。南方系の木が多いようで、どの大木も常緑樹だった。ほどなく芝地の広がる平らな所に出た。もう展望は良く、街の方向を見ると、この山よりもずっと高い328mあるスカイタワーが、ビル群の中から抜け出ているのがよく見えていた。この山は放牧地にもなっているのか、牛のフンが目立った。もう一帯の山肌はほとんど芝地で、ぽつりぽつりと木があるだけである。歩いているのはエクササイズの人か犬を散歩させている人で、どの犬も綱から放されて走り回っていた。その位置より芝地の中のフットパスをひと登りすると、もう山頂の一角だった。この山の成り立ちは火山だったようで、中央は火口跡なのか大きくえぐれていた。その火口の最高点、つまり山頂は南側にあり、そこにはモニュメントが建っていた。また舗装路がそこまで続いており、気楽に山頂に来られるようになっていた。まずは山頂に向かう。この山頂に着いて、近くで牛の放牧されているのが見えた。木陰で休んでおり、ちょっとした絵になる風景だった。山頂に着いて、辺りにいる観光客がほとんど中国系の人であることが分かった。この後にも何台かの観光バスが着いたが、総て中国系の人だった。(このイーデン山の後に市街地を歩いてみたのだが、街にはやたらと中国系の人が多かった。オークランドの街の3割以上を占めているのではと思えるほどだった。)ともかくイーデン山の山頂に立って、360度広がる素晴らしい展望を眺めることにした。ビル群のひしめく市街地から東西の湾、住宅地が麓から視野いっぱいに広がっている。またこのイーデン山と同じような砦のような小山が幾つか見られた。絶好の日和で視界も良く、申し分のない眺めだった。ただ陽射しは少し強すぎるようだった。(陽射しについてはニュージーランドの陽射しは少々強すぎるようで、午後の陽射しなどまぶしすぎるほどだった。それでいて暑さは感じない。どうも紫外線との関係もあるようである。)ただ湿度がかなり低いようで、陽が陰ったり木陰に入るとさっと涼しくなった。山頂は周遊出来るようになっており、それを巡ったりベンチで憩ったりと、好天の山上を十分に楽しんだ。下りは登りとは別のフットパスで北の方向へと下ったのだが、下るうちに北東へと向かい、下り着いた所は、登りで歩き始めた公園の別の一角だった。
(05/4記)(12/8改訂)
<登山日> 05年4月16日 9:40麓/10:00山頂。 
(天気) 快晴。空は青く、雲は僅かに浮かぶのみだった。気温は20℃ほどと適温。湿度は低く、木陰に入ると、本当に涼しかった。水曜日からずっと晴れが続いていたため、視界は遠方が少しよどんでいたが、まだまだ素晴らしい視界だった。風は僅かに吹いており、快かった。昼が近づくと気温は上がって、24〜25℃となってきた。気温が上がっても、陽が雲に隠されると、さっと涼しくなった。なお昼間はそうでもなかったが、午後に入って陽が低くなると、紫外線の強さが意識された。陽が低いのに、まぶし過ぎるぐらいに感じた。但し、暑さはさほどでも無かった。
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オークランド市の中心部から歩き出した 街路樹はうっすらと色付き出していた 高速道をを跨ぐ歩道橋を渡る
イーデン山が見えないため、コンパスが頼りだった 方向を定めて歩くうちに漸くイーデン山が現れた きれいに黄葉した街路樹を見る 日本は春だったが

 北麓側に近づくと、
 一帯は公園になって
 いた

 公園の遊歩道を歩い
 て山裾に近づいた
枝振りの良い木立を見る 遊歩道を登るうちに、遠くが眺められるようになった 車道を渡ると、柵を越えてフットパスに入った
斜面を登って行く けっこう大きな木が目に付いた 登るほどに木がぽつりぽつりと立つ風景に変わった 中腹は台地のようになっていた 芝地が広がる

 芝地の中を歩いて
 山頂に向かった







 山頂への最後の登り
 にかかる頃には、視
 界を遮るものはほと
 んど無くなった





 山頂に近づくと、山頂に
 立っている塔が見えて
 きた そばには観光バス
 も見えていた


    山頂の手前は火口だった
    のか、大きな窪地になっ
    ていた
上の写真に写っている木立を大きく見る 周囲を眺めると、同じような小山が見えた 海が望めた オークランドは海に面する街だった
山頂に立つのは塔と言うよりもモニュメントだった 山頂に立って周囲に広がる住宅地を眺めた
足下の住宅街を少し大きく見る 上の写真に写る小山を少し大きく見る 別の方向にも小山が見えた
牛が放牧されている一角に向かった 牛の休む様は、ちょっとした絵になっていた 車道の終点はすっかり観光地の雰囲気だった
山頂側から手前の火口を眺めた 前方遠くにオークランド市の中心部が見えていた 北に見える市街地の中心部を少し大きく見る

 下山は北に向かう
 別のフットパスを
 歩くことにした

 中腹の台地の北に
 は市街地が一望だ
 った

 下り始めたとき
 山頂を振り返る
また木立が周囲に茂るようになった 麓の公園が見えてきた 市街地へと戻って行った