TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編
 
おおまんど山 205m 姫路市
 
1/2.5万地図 : 西脇
 
【2005年6月】 2005-40(TAJI)
 
   姫路市飾東町塩崎より  2005 / 6

 姫路市の北東部、飾東町から豊富町にかけては100〜200mの小山が幾つもあるが、どの山も常緑樹で鬱蒼としており、いかにも登りにくそうに見える。「おおまんど山」は塩崎集落の北東に佇む200mほどの山だが、地図には山名は無く、標高点のみで示されている。「まんど」とは雨乞いのことだそうで、この山で昔、雨乞いの行事が行われていたのだろう。ちなみに山頂より西へ少し下った所を「こまんど」と呼ぶとか。
 この「おおまんど山」を登るとなると、地図では南西側からの緩い尾根が楽そうに思えたが、どうもヤブ山と思え、そこで最短距離で山頂に立とうと、南麓のため池側から直登することに決めた。訪れたのは2005年6月19日、日曜日の午後のことで、晴れてはいるものの空気はどんよりと濁っているというかモヤの強い視界で、風景は薄ぼやけて見えていた。そして暑い陽射しが降り注いでいた。南麓には大谷池と中池の二つの池があったが、車はその二つの池の中間辺りの路肩に止める。そこから見るおおまんど山は、びっしりと低木で覆われている風だったが、中腹を東西に送電線が走っており、頂上に近い送電塔のそばには少し露岩が見られた。その露岩部を目指して、二つの池を分ける土手を歩き始めた。その土手もすでに草ヤブになっており、ヤブ山を予感させたが、山すそに取り付くと、低木というか灌木の茂み、そして何種類ものイバラがその枝にからまっていた。小径を捜すどころで無く、前方を切り開いて登って行くのみだった。イバラヤブが少なくなるとシダヤブが現れたりと、低山のヤブ山の要素を全て持っているような山だった。全く手つかずで放置されると、このような状態になると言うことだろう。そしてもがくこと30分で、東西に走る小径に出た。送電塔の巡視路と思える。近くの送電塔のそばで一息つこうと、その道を少し歩くことにした。するとふもとから見えていた露岩部が現れ、展望が一気に開けた。その先に[No.182]鉄塔が立っていたが、そちらは展望が良くなかったため、露岩部に戻って一休みとした。足元に二つのため池、そして南向かいの尾根は、高山へとつながる尾根である。登っているときは蒸し暑さで閉口したが、そこは涼しい風が吹いており、本当に一息つくことが出来た。そして再びヤブ山登りである。ただ点々と露岩があって木立も疎らになり、少しは歩き易くなった。山頂が近づくとまた低木のブッシュに入ったが、ふもとほどの密集は無く、まずまず登って行けた。そして歩き始めてから1時間で山頂到着となった。その山頂も雑木に囲まれて薄暗く、展望は全く無し。本当に見かけ通りに、ふもとから山頂までヤブ山だった。山頂に来ている小径は無いかと捜したが、それも見当たらず。ただ、単なるヤブ山に登っただけで終わらせたく無く、周囲を探ることにした。そして西に少し移動したとき、登り易そうな木を見つけた。ためしに登ってみると、これが正解で、周りの木が低いおかげで一気に展望が広がった。北東から南東にかけての展望だったが、笠松山に善防山、そして王神峯など近くの山並みが一望で、ようやくこの山の位置を体感することが出来た。これをしおに下山することにした。南の方向へ適当にヤブコギで下り、中腹の巡視路に出てからは、その巡視路を東へと辿った。尾根なりに下って行き、次の小ピークとの鞍部に着いてからは、池の方向へと巡視路を離れた。枯れ沢に沿って下ると笹ヤブに突っ込んだが、イバラが無いので気にせず進むと、また小径に出会った。ひょっとして巡視路がそこへ続いていたのかもしれない。その小径を辿ると、池へと続く車道に合流した。そこから駐車地点までは僅かな距離だった。思っていた以上に厳しいヤブ山だったが、そのヤブ山なりに展望との出会いがあって、面白いと思ってしまう。それにしても下山が終わって手を見ると、手の甲からヒジにかけてイバラのひっかき傷だらけになっていた。
(2005/6記)(2011/7改訂)
<登山日> 2005年6月19日 14:13スタート/14:40〜50[No.182]鉄塔/15:11〜30山頂/16:07エンド。
(天気) モヤの強い空で、青空の色は薄かった。山上ではときおり風が通って、涼しさがあった。遠方はうっすらしていた。
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 駐車地点より北に
 「おおまんど山」
 を望む

 駐車地点より西
 を望む
    

 中腹の露岩地から
 南の方向を見る


   山頂はすっかり雑木
   に囲まれていた
    
山頂そばの木に登って南東から南にかけてを眺めた 高山を大きく見る
    

 山頂そばの木に登っ
 て北東から東にかけ
 てを眺める
    

 上の写真の王神峯
 を大きく見る

 下山中に露岩地が
 近づいたとき、足
 下に二つの溜め池
 を見る
    
 中腹まで下りてきた
 とき南西の塩崎地区
 を望む


   駐車地点に戻ってき
   たとき、改めて「お
   おまんど山」を眺め
   た