TAJIHM の 兵庫の山めぐり <淡路 
 
点名・潮崎    しおざき 156.8m 南あわじ市
 
1/2.5万地図 : 鳴門海峡
 
【2020年8月】 2020-135(TAJI&HM)
 
   仁頃漁港の灯台のそばより  2020 / 8

 淡路島の最南端の岬は潮崎で、そのそばの157mピークには二等三角点(点名・潮崎)が置かれている。その157mピークの三角点ハントをしようと向かったのは、2020年のお盆休暇中となる8月11日のことだった。地図を見ると山頂まで作業道と思われる実線が描かれていたので、行こうと思えば山頂まで車で行けそうだった。それでは面白くないので、作業道を起点から歩くことにした。その作業道は西からも東からもあり、それが山中で複雑に絡まっていたので、地図を見て東からのアプローチが良いのではと思えて、まずは灘仁頃集落を目指すことにした。神戸淡路鳴門自動車道を西淡三原ICで降りると、南下して灘仁頃集落へと向かった。その灘仁頃集落に着くと、車道の終点である仁頃漁港まで車を進めた。淡路島の上空は青空だったので何の心配もしていなかったのだが、仁頃漁港に着くと、海上には霧が発生していた。漁港の上空も霧があり、目的の157mピークの頂にもうっすらガスがかかっていた。漁港には単に157mピークを眺めるために立ち寄っただけだったので、漁港を離れると引き返す形で車を走らせて、灘仁頃集落を抜けた先の仁頃バス停のそばに車を止めた。バスの時刻表を見ると、一日一便しか走っていないようで、157mピークの登山中にはバスは来ないようだった。バス停の近くで車道は仁頃漁港への道と灘漁港への道とに分かれていたが、その分岐点のそばから作業道が始まっていた。その作業道に入ると、いきなり雑草が茂っており、既に廃道になっているようだった。その作業道を少し進むと道幅は広くなり、作業道らしくなってきた。作業道の入口と山頂との標高差は90mほどとあって、作業道はずっと緩やかな道になっており、歩くのは楽だった。また淡路島南部らしく周囲は常緑樹林帯が広がっていた。広葉樹林帯とは違った緑の濃い風景で、これもなかなかの美しさだった。その作業道からは枝道が多くあったため、GPSを見ながら歩いた。概ね西の方向へと歩いて行くと、作業道に入って15分ほど経ったとき、廃屋が突然のように現れた。その位置で作業道ははっきり二手に分かれていたので、地図を見て南に分岐した作業道に入った。その作業道は舗装路になっており、程なく西へと向くようになった。それとは別に山頂への道は舗装路から分かれる形になっていた。どうやら西からの舗装路が山頂への正規の道のようで、そちらなら車で来られそうだった。事実、山頂への道に入って車の轍を見るようになった。その作業道が海岸線に近づいて西へと向かい出すと、左手が開けて海岸線が見られるようになった。まだ海霧があり、遠くは見えず海面を見るだけだった。その左手に塀が現れたので、何か建物が建っているのかと思ったが、塀を通り過ぎたときにその内側を覗くと、建物らしきものは無かった。どうやら産廃関連の施設のようだった。その辺りはきつい異臭が漂っていたので、その異臭がする斜面を覗いてみると、大量のタマネギが捨てられていた。その異臭は別としてその辺りは海岸線が広く眺められて展望地のようになっていた。海が見えるだけで無く西の方向に157mピークも見えていた。その山頂まで地図の通りに作業道は通じており、そこまで歩いてみると一帯は広場のように開けていた。一瞬とまどったが、一番高い位置を作業道は通っておらず、最高点のそばを通り過ぎていたことが分かった。そこで引き返してひょいと言った感じで最高点に上がると、そこにあっさり二等三角点を見た。斜面の近くにあり、今少し斜面側の土が削られると三角点は斜面に落ちてしまいそうだった。三角点を見つけるのが目的だったので、先ほどの展望地で一休みすると、歩いてきた作業道を忠実に辿って、駐車地点へと戻って行った。ところで点の記を見ると、字名は「西ノ山」となっていたので、地元では西ノ山と呼んでいるのかも知れないと思った。
(2020/8記)
<登山日> 2020年8月11日 10:43駐車地点スタート/10:45作業道入口/11:02廃屋/11:10〜23山頂/11:41作業道入口/駐車地点エンド。
(天気) 海霧のために陽射しは消されていた。山頂の気温は26℃。風は強かったが、生ぬるいだけで無く湿気をたっぷり含んでおり、涼しさは感じられなかった。視界はうっすらとしていた。
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先に三角点ピーク
を眺めようと、仁
頃漁港に寄って灯
台のそばに立った

上空は海霧が広が
っており、157
mピークの頂には
霧が若干かかって
いた
東を見ると、沼島がうっすら見えていた 四国の方は快晴だった 漁港から引き返して、仁頃バス停の近くに駐車した

(←)
始めに海岸線の
方向に歩き出し


 (→)
  車道が二つに分か
  れる位置が作業道
  の起点でもあった
入口から廃道状態で、車の進行は無理だった 少し進むと作業道らしくなった 周囲は常緑樹林だった 枝道が多かったため、GPSを見ながら歩いた

緩やかなままに西
へと歩いていると
廃屋が現れた

廃屋の位置で道が
分岐したが、そこ
は南へと向かった

作業道は舗装路に
なっていた
舗装路は西へと向かい出し、山頂への道はそこから分
かれる形になっていた
海岸線に近づくと、海岸線に沿って西へと歩くようになった 海も望めるようになったが、海霧は少し濃くなった
ように思えた
塀が立っている所があった その内側に建物は無かっ
たが、産廃関連の施設かと思われた
前方に山頂が見えてきた 斜面から異臭が漂ってきたので覗いてみると、大量の
タマネギが捨てられていた
山頂が目前になった 山頂に着くと、広場のように開けていた 最高点を通り過ぎていたようで最高点へと引き返した
山道を離れて、一段高い所へと向かった 最高点に三角点が置かれていた 二等三角点(点名・潮崎)を見る)
山頂近くの海の見える位置で休憩とした 海上に船を見る
三角点ハントは終わったので、往路を戻って行く この常緑樹林帯の雰囲気は良かった 作業道の入口が見えてきた