TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北但馬 
 
津居山    ついやま 159.3m 豊岡市
 
1/2.5万地図 : 城崎
 
【2022年9月】 2022-134(TAJI&HM)
 
   港大橋の近くより  2022 / 9

 津居山は津居山港の近くにあり、いかにも港の山と言えそうな風景を作っている。以前から興味を持っていたが、津居山に関する情報はほとんど無かった。そこで登るのならどのルートが良いだろうかと「城崎」の地図を眺めてみると、西隣の113mピークとの鞍部から登るのが良さそうに思えた。但し鞍部までは南西麓にある照満寺から谷筋に小径があってこその可能性だった。その津居山に向かったのは2022年9月の最終日のこと。まさに快晴と呼べる空で、澄んだ青空が広がっていた。午前は円山川を挟んで対岸側にある堂山を登って、午後の山として津居山に向かった。津居山漁港から照満寺へと進むと、照満寺の背後が広く墓地になっていることが分かった。その墓地の駐車場に車を止めると、墓地を貫く道を歩いて、地の最奥へと向かった。最奥まで来ると、そこから期待通りに小径が始まっているのを見た。但しヤブ道になっていた。足下も石がごろごろしており歩き難かった。これが鞍部まで続くのであればやっかいだと思ったが、ヤブの部分は長く続かずすぐに歩き易くなった。道も緩やかで、ごく普通の里山道を歩く雰囲気となった。そして墓地を離れてから10分で鞍部に着いた。そこは雑草が茂っているものの小さな広場風になっており、二つの石碑を見た。その石碑の背後は日本海の風景だった。その海際に迫ると、足下には竜宮城がある後ヶ島が見えており、ちょっとした絵になる風景になっていた。その鞍部からは津居山の西斜面を登ることになるのだが、そこに小径は無かった。踏み跡程度の杣道を辿るも、すぐに終わってしまった。後は登り易そうな所を適当に登って行くことにした。軽い雑木ヤブだったので、何とかなるだろうの感じはあった。その斜面だがきつくなったり緩くなったりと、斜度が一定しなかった。どうも以前は段々畑になっていたのではと思われた。山頂が近くなると緩やかな地形となり歩き易くなった。そのまま山頂かと思っていると、歩き易いままに山頂に対して北へと回り込んだのが悪かったのか、俄然厳しい笹ヤブとなった。GPSを見ながら笹ヤブをかき分けて行くと、防護壁のようなものが現れた。その先で三等三角点(点名・津居山)に出会えた。笹ヤブのまっただ中だった。展望の欠片も無い山頂だったが、三角点に出会えただけで十分の思いになれた。ただ山頂ですることは無かったので、すぐに下山に移った。下山は真っ直ぐ鞍部の方向へと向かうと、あっさり笹ヤブを抜け出した。後は段々畑状となっている斜面を歩き易い所を探りながら下って鞍部に戻ってきた。単にピークハントをしただけなのだが、一仕事を終えた充実感を持って照満寺へと戻って行った
(2022/10記)
<登山日> 2022年9月30日 13:42照満寺の墓地駐車場よりスタート/13:53〜57鞍部の展望地/14:18〜33山頂/14:55〜15:00鞍部の展望地/15:11駐車場エンド。
(天気) 快晴。上空に雲は無し。山頂の気温は23℃。ヤブの山頂とあって、風は無し。但し湿度は低く、空気はからっとしていた。視界は澄んでいた。
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照満寺に着くと境内の奥が墓地になっていた 墓地の駐車場に車を止めて、目の前の照満寺を眺めた 墓地を貫く道を歩いて谷筋に向かった 墓地の最奥からは期待通りに小径が始まっていた 始めはヤブ道だったが、すぐに歩き易くなった
道そばでヒガンバナが一輪咲いていた 地表は草が覆っていたが、緩やかな易しい道だった 鞍部が間近になった

(←)
鞍部は草が茂って
はいたが、開けて
いた

 (→)
  石碑の前に立つと
  日本海が広がって
  いた


間近に見えていた
のは、竜宮城が置
かれた後ヶ島だっ


津居山の西斜面は
ヤブになっていた
が、登り易そうな
所を探りながら登
った

斜面は段々状にな
った所があり、以
前段々畑だったと
思えた

山頂が近づくと、
草地の広がる所が
現れた
歩き易い所を探ると山頂の北側に回り込むことになった 山頂に向かうと、笹ヤブに突っ込むことになった 笹をかき分けて行くと、防護壁のようなものが現れた
防護壁の先で三等三角点(点名・津居山)を見た 笹ヤブのまっただ中だった 三角点に三等の文字を見る 山頂は展望の欠片も無かったので、すぐに離れることにした 下山は鞍部の方向へと真っ直ぐ向かったところ、すぐに笹ヤブを抜け出した 
草ヤブをかき分ける ワラビの茂る所を通った 無事、鞍部に戻ってきた 二つの石碑を見る
改めて海を眺めた 下ってきた西斜面を振り返った 照満寺への小径に入った
谷筋の小径は、途中は易しい道だった 小径の最後はヤブになって墓地に近づいた 墓地を通って駐車場へと向かった