TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨 
 
松尾    まつおやま 161.8m たつの市・太子町
      ささやま 150m たつの市
 
1/2.5万地図 : 龍野
 
【2021年4月】No.4 2021-53(TAJI&HM)
 
    龍田小学校のそばより  2021 / 4

 松尾山は太子町とたつの市とを限る尾根にある小ピークで、笹山はたつの市の領域にあるものの松尾山とは尾根続きとなる小ピークである。その二つの山の南面側は「龍野笹山見晴らしの森」として遊歩道が巡っている。その遊歩道はなぜかどちらのピークも通っておらず、二つの大岩を巡ることを目的としている。どちらの大岩も標高110m辺りにあり、笹山側の大岩は女明神と、松尾山側の大岩は男明神と呼ばれている。どちらの岩も胸のすくような好展望を楽しむことが出来た。姫路市から近いことでもあり、足繁く訪れていてもおかしくなかったが、ハイキングとしては簡単過ぎることから2009年に歩いて以来足が遠のいていた。その笹山、松尾山を12年ぶりに登ろうと向かったのは、2021年4月の最初の土曜日だった。笹山と松尾山は西はりまクリニックを含む一連の医療施設を抱くようにして肩を並べているので、その施設内のどこかを駐車地点としたかったが、敷地は意外と狭く関係者以外の駐車は厳しそうだった。そこで少々離れてはいたが、太子竜野バイパスの近くに駐車場所を見つけて、そこより歩き始めた。県道423号線に出て西はりまクリニックの前に着くと、施設の案内板があり、そこには女明神への道と男明神への道が描かれていた。右回りで歩こうと女明神に通じる遊歩道に入った。始めに山裾を巡るようにして歩いてから北へと上り坂になった。その途中で展望デッキへの小径が分かれたので、そちらに寄り道とした。但し沖縄慰霊塔の前に出てそれを眺めると、展望デッキまで歩かず引き返した。展望に関しては女明神で楽しめるとの思惑からだった。主コースに戻ると今少し登って女明神の前に出た。その大岩の下を回り込んで大岩の上に出ると、そこは以前と変わらず好展望地で、南東から南、そして西までが一望だった。但し、この日は少しうっすらとした視界だった。登山道に戻ると更に上へと歩いた。「鬼の足跡」のそばを通りピークまで登ると、そこが笹山の山頂だった。少し手前に標識があって、山頂は「市街一望」と書かれていたが、今はすっかり木々に視界を塞がれていた。そこで登るのに手頃な木を見つけて登ってみると、標識の通りにたつの市の市街地が眺められた。その笹山からは松尾山へと東に向かうのだが、登山道は尾根筋には無く尾根より少し離れた南面側を歩くことになった。そのため松尾山の最高点はかすめるようにして通り過ぎることになった。そこで登山コースを離れて灌木ヤブの斜面を登って最高点となる170mピークに立った。そこは単なるヤブのピークだったので、すぐに登山コースに戻った。コースは下り坂となり、次の小ピークもかすめるようにして通ることになったが、そのピークが松尾山の山頂であり三角点が置かれているので、また登山コースを離れて松尾山山頂に立った。そこも単なるヤブのピークで四等三角点(点名・松尾)を見るだけだった。その先は尾根はやや急傾斜になっていたが、登山道はつづら折れで作られていたので、易しく下って行けた。尾根が緩やかになって尾根上を歩くようになると、前方に特徴のある大岩が現れた。それが男明神で、その上に立つと女明神と同様に広々とした展望を楽しめた。その男明神で昼休憩とした。男明神の位置から登山コースは尾根を離れて西斜面に続いていた。それを下りきると西はりまクリニックの北にある西はりまリハビリテーションセンターのそばに下り着いた。その登山口の近くに駐車スペースを見た。以前に車を止めたことがあったことを思い出したが、今も良いのかはよく分からなかった。後は一連の施設の中を通って県道423号線へと向かった。施設内の桜が満開だった。県道に出ると太子竜野バイパスそばの駐車地点まで7分ほど歩くことになった。
(2021/4記)
<登山日> 2021年4月3日 11:11太子竜野バイパスの近くよりスタート/11:23笹山登山口/11:35慰霊塔/11:47〜50女明神/11:58篠山/12:13松尾山最高点/12:17松尾山/12:22〜41男明神/12:48松尾山登山口/13:02駐車地点エンド。
(天気) 曇りだったり、薄曇りだったりだった。正午頃に一時薄晴れになるも、暫くすると薄曇りに戻った。山上の気温は24℃で、風がやや強く吹いていた。視界はうっすらとしており、遠方ははっきりしていなかった。
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太子竜野バイパスの側道を歩いて近づいた 側道からは尾根上の男明神が確認出来た 男明神を大きく見る
松尾山の方向へと向かった 県道423号線に出ると、西へと歩いた この看板の位置から始まる道には入らなかった
もう一つの看板が現れると、こちらの道に入った 施設の案内図には、男明神と女明神が描かれていた  遊歩道の入口が現れると、そちらに入った
始めに竹林の中を抜けて行く 小ぶりの神社が現れた 建速神社だった 慰霊塔への小径が分かれると、そちらに寄り道とした

慰霊塔への道は、
いかにも遊歩道と
言える道だった

すぐに慰霊塔の前
に着いた

太平洋戦争の沖縄
戦で戦死した人を
弔う慰霊塔だった
慰霊塔を見上げた 寄り道はここまでとして引き返した メインコースに戻ってきた 尾根筋に入って北へと登って行く
易しい尾根道だった アオダモの花を見た 女明神の前に出た
女明神の上へは回り込む形で近づいた 女明神の上に着いた 岩の上に立って展望を楽しんだ

南東から南へと眺
めた
上の写真の右に続く風景を見る 御津山脈の方向を少し大きく見る
登山コースに戻って上を目指した 「鬼の足跡」は岩の大きな凹みだった 笹山の山頂は「Peak150」の名で展望地とされていた

笹山へはメインコ
ースを離れて向か
うことになった

笹山の山頂に着く
と、先ほどの標識
とは違って、展望
は無かった

(←)
そのヤブの山頂で
一本の木が登れる
ようになっていた

 (→)
  その木に登ってみ
  ると、標識の通り
  にたつの市街が眺
  められた
メインコースに戻ると松尾山に向かった 姫路鵤線35番鉄塔のそばを通った 登山コースは尾根筋から少し離れていた
登山道は暫くは平坦だった 広々とした所を通った 松尾山の最高点に対しては、そばを通過することになった 最高点に立とうと、メインコースを離れて斜面を適当に登った

松尾山の最高点は
単なるヤブだった

すぐにメインコー
スに戻った

南へと緩やかに下
って行く

次のピークが松尾
山の山頂だったが
そこも登山コース
は巻き道になって
いた

コースを離れて、
ほんの一登りで松
尾山の山頂に着い
た 展望の無い山
頂だった

山頂には四等三角
点(点名・松尾)
が置かれていた
登山コースに戻って下山を続ける 満開のコバノミツバツツジを見た 尾根の傾斜が増すとコースはつづら折れの道となった

尾根筋に戻ると、
前方に男明神が見
えてきた

男明神の前に立っ

男明神の上に立った そこは女明神に負けない展望が広がっていた

(←)
振り返って笹山と
松尾山の並ぶ姿を
見た

 (→)
  山の木々はすっか
  り新緑色だった
男明神を離れて下山道に入った ゆるやかに麓へと近づいた 男明神の登山口に着いた そこの駐車場を見て以前に止めたことを思い出した
登山口の近くに東屋を見た 施設内を抜けていると、施設内の桜が満開だった 県道に出ると、最短距離で駐車地点へと向かった