TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨
 
天神山    てんじんやま 164.2m 姫路市
 
1/2.5万地図 : 姫路北部
 
【2014年3月】 No.2 2014-18(TAJI&HM)
 
    美の山にあるNTTドコモの電波塔そばより  2014 / 3

 二度目の天神山はルートを変えて、緩やかな南西尾根を登って行くことにした。ただ天神山は住宅地に近い山なので、駐車地点をどこにするかだったが、南西尾根からは少し離れるが、美の山配水池のそばにすることにした。そこを選んだのは、その位置からなら天神山の姿が良く見えるのではと期待してのことだった。
 向かったのは2014年3月に入った最初の土曜日だった。朝からどんよりとした曇り空で、午後からは雨が降り出すとの予想だった。町田橋を西から渡って、菅生川の東岸に出た。美の山を抜ける車道に入り、車道が尾根の上に出たとき、美の山配水池への道が分かれた。その林道のような車道に入ると、配水池の手前にNTTドコモの電波塔が建っていた。そのそばに駐車とした。まずは配水池のそばから展望を得ようと配水池に向かったところ、その洋館風の配水池はフェンスに囲まれており、中には入れなかった。またその周囲からも展望は得られなかった。諦めて天神山に向かうことにした。天神山の展望は駐車地点のそばから少し得られたので、それで満足とした。尾根越えの車道に出ると、すぐ近くから向かいの丘に向かって石段が始まっていた。その上には身替地蔵菩薩があるようなので、立ち寄ることにした。その身替地蔵菩薩の前に立った後は、その先に荒れた遊歩道を見たので、それを下ることにした。ちょっとヤブっぽい遊歩道を下って行くと蓑尾山緑地の広場に出て、その先で再び尾根越えの車道に出た。後は車道を適当に歩いて天神山の南西尾根に近づくと、書写中学校へ通じる車道に出た。その車道を西に歩けば尾根端に出るのだが、車道を渡った位置に山裾に取り付ける石段が見えたので、そこから尾根上に出ることにした。石段を登ったところその先に小径は無く、ただ竹林が広がっているだけだった。その竹林の歩き易い所を選んで登ると、その先は雑木林だった。ばらけた雑木林だったので、そこも適当に登って南西尾根に出た。尾根には尾根道が付いており、どうやら尾根端から登山道は始まっていたようだった。目印テープも付いており、後はその尾根道を辿って山頂に向かうだけだった。周囲は雑木林が取り囲んで展望は無かったが、一カ所で西の方向が少し開けた所があり、鷹山が眺められた。急坂になる所も無く、緩やかなまま山頂に近づいた。そして山裾に取り付いてから24分、尾根に出てから16分で山頂到着となった。山頂も周囲を樹林に囲まれているものの三角点周りは少し開けており、雰囲気としては悪くなかった。その山頂で軽く昼食をとった後、少しは展望が得られないものかと辺りを眺め直した。常緑樹が多いものの落葉の木もあって、木々を通して北には書写山を間近に、また北西には峰相山を南東には八丈岩山が認められた。山頂から少し南に戻ると、南の方向も少し眺められ、京見山や籾取山が見えていた。山頂では20分ほど過ごすと、下山は登ってきた尾根道を最後まで歩くことにした。緩やかな尾根は下山ではいっそう楽に下れて、散歩のようなものだった。往路で尾根に取り付いた地点を過ぎると、送電塔が見えてきた。その送電塔のそばが開けており、この日一番の展望が得られた。西に向かっての展望で、菅生川の西岸の風景が一望だった。送電塔を過ぎても登山道は続き、最後は遊歩道のようになって尾根の末端へと下り着いた。そこは書写中学校橋のそばだった。後は車道を歩いて駐車地点へと戻って行ったが、天神山は書写中学校橋のたもとから易しく登れる山と分かったのは良かった。
(2014/4記)(2020/7改訂)
<登山日> 2014年3月1日 12:01美の山配水塔よりスタート/12:05身替地蔵菩薩/12:09蓑尾山緑地入口/12:14山裾に取り付く/12:22南西尾根に出る/12:38〜13:00山頂/13:12西播線9番鉄塔/13:18書写中学校橋登山口/13:28エンド。
(天気) どんよりとした曇り空だった。山頂の気温は12℃ほど。風はほとんど無かった。視界はまずまず良かった。
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NTTドコモの電波塔そばに車を止めて、始め
に展望を求めて美の山配水塔に向かったが
配水塔はフェンスに囲まれている上に、その周
囲からも展望は得られなかった
駐車地点まで戻ってきて辺りを探ると、木立の
空いた所から天神山が眺められた
前方に見える天神山へ向かって行く 尾根越えの車道まで下りてきた 車道の向こう
に石段が見えていた
身替地蔵菩薩への石段で、天神山に向かう前に
立ち寄ることにした
石段の先を見る 身替地蔵菩薩の前に出た 真新しい祠だった その先へと進んだとき、祠を振り返った
すぐ先で道は荒れてきたが、そのまま進んだ 緩やかに下って行くと前方に開けた所が見えてきた  そこは蓑尾山緑地の広場だった
尾根越えの車道に出ると、改めて天神山を目指した  前方に天神山の南西尾根が見えてきた 書写中学校に通じる車道を渡ることになった
渡った先の石段を登って尾根を目指すことにした 石段はすぐに終わり、竹林の中を登って行く 竹林が終わると、荒れた雑木帯となった
それもすぐに抜けて、歩き易くなった 南西尾根に出ると尾根は緩やかで尾根道もあった 尾根コースには目印も付いていた
尾根が東へと向きを変えるとき、西に展望が現れた 左の写真に写る的場山を大きく見る
前方に山頂部を見る 山頂が近づいた 最後は北に向かって歩いた

 天神山の山頂に
 着いた 周囲は
 雑木が取り囲ん
 でいた

 山頂に置かれた四
 等三角点(点名・
 天神山)を見る

 山頂からは北西
 方向に少し展望
 があった

 左の写真に写る峰
 相山の方向を大き
 く見る 手前に白
 鳥城が見えている
北には間近に書写山があるのだが、木立を通し
てでしか見えなかった
同じく東の八丈岩山も木立を通して見る 展望を求めて、山頂から少し南の方向に戻るこ
とにした

 南に少し戻ると
 白毛山の方向が
 眺められた

 白毛山と京見山を
 見る
白毛山の左手には苫編山も眺められた 午前は南西尾根を最後まで歩くことにした 丸みのある所に出ると、柄鏡式前方後円墳とあった
どんどん下ると、送電塔(西播線9番)が現れて、そこからは菅生川の西岸側の風景が一望だった
送電塔のそばから尾根道の続きに入る 菅生川に近づいた 尾根道は最後は遊歩道状になった
書写中学校橋のそばに下り着いた 後は駐車地点へと戻って行った 戻る途中で天神山を振り返った