TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨
 
才トンガリ山 165m 姫路市
京見山   きょうみやま 215.9m
 
1/2.5万地図 : 姫路南部
 
【2015年4月】 2015-37(TAJI)
 
    《才トンガリ山》 南麓の才集落内より  2015 / 4

 この日は統一地方選挙の投票日だった。昼に投票を済ませた後、投票所に近いトンガリ山を登ることにした。トンガリ山が山火事に遭ったのは2011年4月のこと。火事で焼けた山肌が年々どう変わっていくのかと、毎年この時期に定点観測を行っていたが、前年は来ておらず2年ぶりだった。いつものように才天満宮の登山口から歩き始めることにしたが、その登山口に立っているこの山域の略図を何気なく見たところ、トンガリ山の名が消えていた。代わって伏龍山(ふくりゅうざん)と言う仰々しい名が書かれていた。ただその名も聞いたことが無かったので、単にいぶかしく感じただけだった。そこからのハイキングの様子は、下の写真帳をご覧いただきたい。山肌の回復ぶりは樹木こそ確実に生長していたが、ササに関しては以前ほどの勢いは無くなっているように感じられた。青々とした葉は少なく、枯れかけたものも見られた。その山肌で目に付いたのはツツジの花だった。季節がらヤマツツジの赤い花が多いようだった。のんびりと歩いてトンガリ山の山頂まで20分。そのトンガリ山の山頂でも山名が変えられていたが、そちらは堂条ヶ開(どうじょうがひらき)の名になっていた。ただ呆気にとられただけだった。トンガリ山から白毛山へと向かっていたところ、途中でワラビが目に付いた。けっこう大ぶりの新芽が多くあったので、少しばかりワラビ採りを楽しんだ。その間に白毛山に立つ気が消えてしまったので、京見山に向かうことにした。途中の東見晴し台にも立ち寄らずに、さっさと歩いて京見山を目指した。京見山に立つといつもの散歩コースだった。京見山では数分過ごしただけで、さっさと下山の途についた。もう少し青々としたトンガリ山を期待していたのだが、ササの勢いが減っていたことは少々気がかりだった。
(2015/5記)(2020/10改訂)
<登山日> 2015年4月26日 14:08才天満宮スタート/14:28〜33トンガリ山/白毛山の近くでワラビ採り/15:09泣き坂峠/15:19〜23京見山/15:36京見町西登山口エンド。
(天気) 晴れ。雲はほとんど見られないものの、薄い色の青空だった。山上の気温は25℃まで上がっていたが、樹林の中は22℃だった。風はほとんど無し。空気がからっとしており、過ごし易かった。視界はうっすらとしていた。
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才天満神社の木々は新緑色だった 境内の一隅にある登山口へと向かった そちらの木々も新緑が美しかった 案内板からトンガリ山の名前が消えて伏龍山(ふくりゅうざん)に替わっていた
登山口に入ると、焼けずに残っていた木が新緑に包まれていた 山裾では新緑の木を多く見たが 少し登ると、焼けた姿のままの木が見られるようになった
振り返ると、足下は若葉色だった 前方はササの広がる風景となった 白い花が咲いていた
コデマリの花のようだった ミツバツツジはあちらこちらで咲いていた 若い木はどんどん大きくなっていた

 トンガリ山が近
 づいた

 ヤマツツジが華
 やかに咲いてい
 た

 前方にトンガリ
 山の山頂が見え
 てきた

 山頂が目前にな
 る

 トンガリ山の山頂
 に立って、南西か
 ら西、北西、北と
 広く眺める
山頂には堂条ヶ開(どうじょうがひらき)と、これまた聞き慣れない名が付けられていた 白毛山の山頂方向を見る 焼け方が激しかった所なのか樹木はあまり見えなかった トンガリ山の山頂でも新緑の木立が見られた

 トンガリ山の山頂
 を離れて白毛山に
 向かった

 途中でワラビを見
 かけたので暫しワ
 ラビ採りを楽しん
 だ

 ワラビ採りの間
 に白毛山に立つ
 気は無くなった
 ため京見山へと
 向かった

 前方の平坦な尾根
 は泣き坂峠の手前
 にある180mピ
 ークだった
180mピークを越すと、京見山がすっきりと眺められるようになった 泣き坂峠へと下って行った
泣き坂峠に着いた 京見山へと向かう 緩やかな所が多かった 京見山山頂に着いた 誰もおらずひっそりとしていた
山頂から南を眺める うっすらとした視界だった 下山は西尾根コースに入った 京見町西登山口に下りてきた