TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨
 
才トンガリ山 165m 姫路市
京見山   きょうみやま 215.9m
 
 
1/2.5万地図 : 姫路南部
 
【2016年5月】 2016-44(TAJI)
 
    才団地の西外れより  2016 / 5

 才トンガリ山が山火事に遭ったのは2011年4月のこと。その年から同じ季節に登って山火事跡の変貌を観察していたが、2016年は一月遅れの5月に向かった。4月ならツツジがあちらこちらで咲いているのだが、5月も後半とあって咲き残っていたモチツツジの花を僅かだけ見るだけだった。替わって木々の青さは増していた。その変貌ぶりは下の写真帳をご覧いただきたい。火事から5年経っていたため目立った変化は無かったが、黒く焦げた木を除くと、山の斜面は笹ですっかり青々としており、目立つ木こそ無いものの、ごく自然な風景として眺められた。灌木も地味に育っていたので、次第にこんもりとした低木の広がる風景になりそうだった。この日は才トンガリ山に登った後は白毛山には立ち寄らず、京見山へと続く尾根に入って京見山経由で下山とした。少し変わってきたことと言えば、山全体に日当たりが良くなったためか、以前よりもワラビが増えていたことで、才トンガリ山の山頂でもちらほら見ることが出来た。
(2016/6記)(2020/7改訂)
<登山日> 2016年5月15日 13:33才天満神社スタート/13:52〜14:15才トンガリ山/15:01京見山/15:17京見山中央登山口エンド。
(天気) 晴れてはいたが雲の多い空で、周辺はモヤで白くなっていた。トンガリ山の山頂は陽射しを受けていたこともあって気温は28℃まで上がっていたが、南西から強い風が吹いていたので涼しかった。気温は樹林の中では22℃ほどだった。視界はうっすらとしていた。京見山へと歩くうちに、薄曇りの空に替わってきた。
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今年もスタート地点は才天満神社だった 神社の境内から快晴の空を見上げた トンガリ山の登山口は神社の東隅だった
少し登ると山火事跡に入った 笹は前年よりも
ずっと増えているように思えた
山裾が近いだけに、焼け残った木が多くあり、
若葉を広げていた
登るほどに黒焦げのまま残った木を点々と見る
ようになった

 中腹まで来ると、
 大きな木は見られ
 なくなった

   足下に展望が広が
   ってきた この日
   は少しうっすらと
   した視界だった
露岩地を横切ってトンガリ山に向かった 前方のピークがトンガリ山だった モチツツジの花がまだ残っていた

 周囲はただ笹の広
 がる風景だった

 その笹をよく見る
 と確実に灌木が育
 っていた
山上が広く眺められるようになった トンガリ山の山頂が間近になった

 トンガリ山の山頂
 に着いた


   山頂を別の角度か
   ら眺めた

 トンガリ山の山頂
 から京見山を眺め
 た

   山頂の灌木も確実
   に生長していた


 京見山から白毛山
 まで広く眺めた

 焼け跡はすっかり
 笹に覆われていた
トンガリ山の山頂でもワラビを見るようになった トンガリ山からは東へと歩いた 歩く向きが北に変わると白毛山が見えてきた
ワラビの新芽をちらほら見かけた 露岩が現れたので、その上に立った 北東に氷室山を眺める
尾根コースの分岐点に着いた 白毛山に向かわ
ず尾根コースに入った
その辺りは山火事に遭っていないので、ごく普
通に樹林帯になっていた
西へと歩くにつれ、山火事跡となった
左手にトンガリ山を見る 前方に京見山が見えてきた
トンガリ山の北面も緑が増えているようだった 周囲の笹の中にも灌木の若木をちらほら見た また火事に遭っていない所を通った
東見晴台はさっと通り過ぎた 京見山までには180mピークを越すことになる
青々とした笹の中を易しい道が続いた 180mピークが近づくと、辺りは樹林帯だった 180mピークに着くと、前方が開けてきた

 前方に京見山を
 見る


  その京見山との鞍
  部へと下った
下るうちに京見山が前の尾根に隠されてきた 鞍部は泣き坂峠だった 休まず進むと、すぐに京見山の山頂が近づいてきた
泣き坂峠から11分で京見山の山頂に着いた 上空はいつのまにか雲が広がっていた 下山は中央コースを下った
中央コースでは途中で展望が開けた 露岩地を下ることがあった 中央コースの登山口が見えてきた