TAJIHM の 兵庫の山めぐり <南但馬 
 
朝来山    あさごやま 756.4m 朝来市
 
1/2.5万地図 : 但馬竹田
 
【2019年11月】 No.3 2019-164(TAJI&HM)
 
    朝来市石田より  2019 / 11

 但馬北部に向かうとき必ず目にするのが朝来山だが、2019年秋にその朝来山を久々に登りたくなった。今回はメインコースと言うべき立雲峡からのコースを登ることにした。向かったのは11月に入って最初の日で、播州も但馬も雲一つ無い快晴の空だった。国道312号線を竹田交差点で離れて県道277号線に入ると、すぐに立雲峡の標識が現れた。それに従って朝来山の中腹へと向かう枝道に入った。その車道の終点が立雲峡の駐車場だったが、そこはすっかり観光地風になっていた。管理棟がありトイレも建っていた。(トイレは何とウォシュレットになっていた。)管理棟は遊歩道入口に建っており、そこで環境整備協力金として一人200円を払って園内へと入った。立雲峡は但馬吉野の名の通り桜の名所で、階段道の周囲は桜並木になっていた。その遊歩道の経路には竹田城跡を眺める展望台が3カ所あり、すぐに現れたのは第3展望台で、竹田城跡と共に城下町竹田の家並みが眺められた。次は第2展望台で、ほぼ同じ眺めだった。そこから第1展望台までは少し距離があり、入口から26分かかっての到着だったのでちょっとした登山をした感じだった。そこは標高400mほどとあって、竹田城跡は見下ろす形で眺められた。そこより少し登って現れたのがおおなる池で、紅葉の見頃を迎えたカエデが池の周囲で彩りを添えていた。小橋を渡ると林道に出ることになり、その林道を進むと程なく東屋が現れた。入口の案内図からすると、立雲峡のエリアはそこまでのはずだった。ところで環境整備協力金を払うとき、係りの人に朝来山登山コースについて聞いていた。そこで東屋の先で三差路が現れたとき、そこは聞いていた通りに左手の道に入った。この道は下り坂となるため、登山者は勘違いして反対方向に向かうことがあるようだった。下り坂は程なく緩やかな上り坂に変わり、その途中で進入禁止のガードが現れた。どうやら林道から立雲峡に近づけないようにしているようだった。そのガードの位置から2分と歩かず朝来山の登山口が現れた。後は登山道のままに登って行くだけだった。その登山コースには「むささびコース」の名が付けられており、ときおりコース標識が現れた。概ね易しいコースながら一部は落ち葉が積もって少し歩き難くなっていた。途中には展望地があり、そこからは北の方向が眺められた。登山口に入ってから40分ほどで主稜線に出ると、そこは朝来山展望台として開けていた。またその位置で尾根コースとなる「くまコース」と合流した。そこまで来ると山頂は西の方向の近い位置に見えており、標高差はほとんど無かった。朝来山展望台では少し足を止めただけで、すぐに山頂を目指して尾根歩きを始めた。自然林の尾根は緩やかで、ごく気楽に歩いて行けた。山頂に着いたのは11時25分。駐車場を離れてから2時間弱、朝来山展望台から10分少々での到着となった。そこは周囲を樹林に囲まれており展望は無さそうに見えたが、少し南の方向に入るとそちらは開けており、南東から南へと青倉山や行者岳の山並みを見ることになった。南東方向には千ヶ峰の姿も望めた。そこは陽溜まりでもあったので、暖かい陽射しを受けながら昼休憩とした。ところでガイドブックの「たじまハイキング」では山頂を西から登ってくるコースが紹介されていたが、今はそのコースは禁止されているようだったので、下山は歩いてきた道を引き返すことにした。朝来山展望台まで戻り、再びむささびコースに入った。そのむささびコースの途中で旧道コースの分岐点が現れると、旧道コースに入って下山することにした。旧道コースは層雲峡の方向に向かって尾根を歩くコースで、けっこう急坂だった。ときに木に掴まりながらもどんどん下ると、林道が近づいたとき尾根が不確かになった。そこはかまわず適当に下ると、無難に林道に下り着いた。そこからおおなる池までは10分ほどの距離だった。後は立雲峡の階段道を下って駐車地点へと戻って行った。
(2019/11記)
<登山日> 2019年11月1日 9:32立雲峡駐車場スタート/9:58第1展望台/10:05〜16おおなる池/10:31朝来山登山口/11:12朝来山展望台/11:25〜11:58山頂/12:08〜13朝来山展望台/12:46林道に合流する/12:55おおなる池/13:13第2展望台/13:19エンド。
(天気) 快晴。午前の空には雲はほとんど見なかった。山頂の気温は12℃で、風はほとんど無し。視界は少しうっすらとしていた。昼となって雲が増えてきた。
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立雲峡の駐車場に着くと、そこは観光地の雰囲気があ
った
立雲峡の遊歩道に入るに当たって、始めに管理棟で環
境整備協力金として一人200円を払った
立雲峡のエリアは、おおなる池の先に建つ東屋までの
ようだった
園内に入ると、緩やかな階段の道を登って行く 周囲は桜並木だったが、もう葉を落としていた 入口から5分と歩かず、第3展望台に着いた

(←)
そこは竹田城跡と
城下町の展望台だ
った

 (→)
  竹田城跡を大きく
  見る
東屋のそばを通った 愛宕神社への参道が分かれると、そちらに鳥居を見た 第3展望台から数分で第2展望台に着いた

(←)
第1展望台とほぼ
同じ眺めだったが
幾分城下町が良く
見えていた

  (→)
  遊歩道歩きを続け
  る
また東屋が現れた サクラの巨木のそばを通った 竹田城跡の左手方向が望めた
城下町竹田を見る 第2展望台から第1展望台までは少し時間がかかった 第1展望台に着いた 登山口から26分が経っていた
第1展望台が山並みを一番広く眺められた 竹田城跡は見下ろすことになった
北の方向に見えていたのは金梨山だった 金梨山の背後に見えていたのは西床尾山だった 立雲峡の最上部へと、更に階段を登った
紅葉を見るようになった おおなる池のそばに出てきた おおなる池の対岸側に出ようと小橋を渡った
池の周囲では色鮮やかなカエデを多く見た 池では鯉が悠然と泳いでいた 林道に出て、林道側から池を眺めた
林道を歩いて行く 東屋のそばに出た 立雲峡のエリアはここまでだった 林道を更に南へと歩いた

三差路に出ると
そこは左手の道
に入った

林道は始め緩やか
な下り坂だった
舗装林道を東へと歩いて行く 車止めが現れた 立雲峡への車の進入を禁止していた 車止めの先で登山口が現れた
登山口の標識を見る 始めに階段を登って行く 登山道には名前があり「むささびコース」だった
階段は終わり、易しい道を歩いて行く 木々の隙間から竹田城跡が望めた 標識には地名や名称が付いており、ここは大岩だった
登山道は一部荒れていた ウリハダカエデの紅葉を見た コース標識の5番の背後の岩は「きつねの館」だった
また階段を登った コース標識7番の位置は旧道分岐点だった 長々と緩やかな坂が続いた
登山道は落ち葉で覆われていた 開けた所が現れた そこは「むささび展望台」だった 竹田城跡の背後が見えており城跡の雰囲気は無かった

(←)
北の方向が良く
眺められた

  (→)
   床尾山の辺りを
   少し多きく見る
主尾根に近づいた 最後は階段を登って主尾根出た 尾根コースの「くまコース」と合流することになった

(←)
合流点は開けてお
り、展望台でもあ
った

 (→)
  朝来山展望台と名
  が付いていた

(←)
西の方向を見ると
山頂がさほど離れ
ず見えていた

 (→)
  山頂へと尾根筋を
  歩いた 易しい道
  だった

(←)
南西方向が望める
ときがあり生野高
原が見えていた

 (→)
  山頂が間近になっ
  た

展望台から12分
で山頂到着となっ


山頂の二等三角点
(点名・朝来山)
を見る

(←)
山頂から少し南に
歩くと、展望が開
けていた

 (→)
  青倉山の方向を良
  く見る

(←)
立つ位置を変えて
上の写真の少し右
手を見る

 (→)
  千ヶ峰を大きく見
  る

高畑山の方向を少
し大きく見る

西からのコースは
行き止まりとされ
ていた
下山は往路を戻ることにした 朝来山展望台が見えてきた 朝来山展望台で小休止とする

(←)
展望台から南の
方向を見る

  (→)
  北西方向を見る
むささびコースに入った 旧道分岐点まで戻ってきた  この下山では旧道コースに入った
北北西方向へと急尾根を下って行く 下るうちに尾根はヤブっぽくなった 尾根が不確かになると、後は適当に下った
この尾根でも竹田城跡が眺められた 林道に合流した 林道を戻って行く
今にも落ちそうな岩を見た 三差路まで戻ってきた おおなる池まで戻ってきて、紅葉のカエデを見る
小橋を渡って遊歩道に入った 後は遊歩道で登山口へと下って行く 当然、竹田城跡を眺めながらだった
陽射しの中を歩くこともあった 前方に金梨山を見ることがあった 登山口に戻ってきた