TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨 
 
南山  (火山) 166.4m 姫路市
みなみやま    ひのやま  
1/2.5万地図 : 姫路南部
 
【2022年10月】 No.3 2022-153(TAJI)
 
    桶居山より  2022 / 10

 姫路市内を通るJR線の沿線にはハイキングコースの作られた山が散見出来るが、南山もその一つで、JR御着駅が最寄り駅だった。11年前にその御着駅からのハイキングを楽しんだが、コースはあまり整備されていないようで、始めて登ったときと比べて荒れてきているとの印象を持った。そのときから11年が経って、再び駅から歩く山として南山を登ることにした。JR御着駅に降り立ったのは9時40分のこと。駅前の道を東へと歩くと国道312号線の上を対角に渡って、新幹線高架の南側に出た。高架に沿って歩道があり、東へと歩いて行くと、右手に「姫路鉄工団地」の大きな看板が見えてきた。その看板の方向へと南に向かえる車道に入ると、その道の突き当たりが登山口だった。登山口からは階段の道を登って行くが、前回と比べてすっきりしている印象を受けた。どうやら道沿いの笹や雑草が刈られたようで、刈られた笹がまだ残っていた。おかげで荒れた感じは全く無かった。コース沿いにはベンチが置かれており、その周りもすっきりとしていた。この南山には3本の送電経路が通っており、送電塔が多く建っていた。そのそばを通る度に立ち寄ると、幾つかの送電塔では展望を楽しめた。送電塔周りの草も刈られていたので、そう遠くない前に巡視路の整備として草刈りが行われたのではと思われた。南山は御着南山公園として整えられており、展望広場もあれば東屋も建っていた。但し展望広場は巡視路とは関係無いためか、そちらのササは刈られていなかった。その尾根上の主コースを南へと歩いていると、右手に展望岩が現れた。岩の上に立つと南から西、北へと広く展望を楽しめることになった。その先で主コースから山頂への道が分かれたが、南へとはっきりした巡視路が続いていたので、先に巡視路を姫路バイパス近くまで歩くことにした。その途中に130mピークがあり、60mほど下って40mほど登り返した。130mピークに展望は無かったが、近くに姫二火力線24番鉄塔が建っており、そこは好展望地だった。足下には姫路バイパスと播但道とのジャンクションが眺められた。後は70mピークまで歩いたのだが、そこに建つ姫二火力線23番鉄塔から先になぜか道は無かった。地図では破線路がバイパスの間際まで描かれていたが、どうにも見当たらなかった。そこで南へと歩くのはそこまでとして、次は山頂を目指した。北へと引き返していると、空はいつしか曇り空に変わっていた。130mピークを越して山頂への道が右手に分かれると、そちらに入った。また送電塔が現れて、そこも好展望地だった。その頃よりまた青空が見えるようになっていた。その送電塔の先で樹林に入ると、ごく緩やかな坂を登った。その坂のピークに三等三角点(点名・南山)を見た。山頂らしさは無く単なる通過点の雰囲気だったので、展望地に戻って一息入れた。また一段と青空が増えており、明るい中で展望を楽しんだ。後は主コースに戻ると下山に移った。登山口に戻って来ると、御着駅までは10分ほどの距離だった。この日のように登山コースがすっきりと整備されたのであれば、もう少し標識を増やしてファミリーハイキングに最適な山であることをアピールすれば良いのにと思った。駅から近いことも、もちろんアピールポイントだった。
(2022/12記)
<登山日> 2011年10月30日 9:42御着駅スタート/9:53鉄工団地登山口/10:21〜29展望岩/11:08〜18[130m]ピーク(24番鉄塔)/11:25〜41[70m]ピーク(23番鉄塔)/12:13〜26山頂/12:36〜43展望岩/13:05登山口/13:16御着駅エンド。
(天気) 雲の多い晴れだった。登るほどに雲は更に増えて、一時はほぼ曇り空となった。昼を回ると青空が広がってきた。青空は空の半分ほどまで広がったのがマックスで、その後は再び雲が増えてきた。山頂の気温は19℃で、風はほとんど無し。視界は良かった。
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9時40分にJR御着駅に降り立った 駅前通りを東へと歩いた 国道312号線の上に出ると、対角側に渡った
新幹線の高架沿いの歩道を東へと歩いた 姫路工業団地の看板が見えると、そちらに向かった 前方に南山を見る
正面に登山口が見えてきた 登山口に入った 御着南山公園の標識を見る
階段を登って行く すぐに御着南山公園の標識が現れた  階段のそばにはベンチが置かれていた
テーブルの置かれている所もあった 周囲のササは刈られており、すっきりとした階段だった 階段が終わっても、歩き易さは変わらなかった

振り返ると背後に
展望が広がってい


右手に小径が分か
れた そちらは展
望広場だった
展望広場に向かうと、前方に東屋が見えてきた 東屋の前に立ったが展望広場からの展望は僅かだった 主コースに戻って南へと歩いた
近くに送電塔が見えたので、立ち寄ることにした 鉄塔は姫路工業団地連絡線9番だった 鉄塔のそばからは姫路市街が眺められた
上の写真に写る広嶺山から増位山へと続く尾根を大きく見る 広嶺山を大きく見る
主コースに戻って尾根歩きを続けた 前方に送電塔が見えてきた 送電塔の手前で展望岩が現れた
岩の上に立つと、伸び伸びとした展望が広がっていた
麻生山の山頂を見ると、華厳寺の屋根が見えていた 麻生山の右手は姫路古墳ロードの低山群だった
白毛山を少し大きく見る 坂元山の背後は籾取山だった

(←)
北西方向を見ると
そちらの空は暗か
った

 (→)
  姫路城の辺りだけ
  が明るいときがあ
  った
姫路工業団地連絡線8番だった 前方に見えてきたのは山頂の西隣となるピークだった 途中の小さなピークを越えて行く
姫路工業団地連絡線7番鉄塔を過ぎる 山頂の西隣のピーク(150mP)に着くと東屋が現れた 登山道は東屋の中を通っていた
そこも展望広場だったが展望は無く、一帯はササが茂っていた 展望広場の先で山頂への道が分かれたが、この日は姫路バイパスを目指して直進した 前方に三つの送電塔を見た

すぐに現れた姫一
火力線26番鉄塔は
展望が良かった

南を見ると、次の
送電塔と130m
ピークが望めた
仁寿山が見えるようになっていた 南西方向を見る すぐに次の送電塔(姫路火力東線22番)が現れた
前方の130mピークを大きく見るようになった 鞍部を越して130mピークに近づいた 130mピークに着くも、山頂らしさは無かった

(←)
近くに鉄塔が建っ
ていたので、そち
らに向かった

 (→)
  姫二火力線24番
  鉄塔の辺りは好展
  望地だった
右上の写真に写る高御位山を大きく見る 足下は大動脈の姫路バイパスだった 姫路バイパスと播但道とのジャンクションも眺められた

ジャンクションの
背後は一本松へと
続く尾根だった

伊保山の背後は神
戸の山だった
更に南へと歩いて行く 道が二手に分かれると、左手の道に入った 70mピークに着くと、姫二火力線23番鉄塔を見た

(←)
登山道はこの鉄塔
までだった 北を
見ると左が130
mピークで右が山
頂だった

 (→)
  山頂を大きく見る
南に向かうのは70mPまでとして往路を引き返した 戻りは緩やかに登って行く 空はいつしかすっかり曇り空に変わっていた

姫一火力線26番
鉄塔を過ぎると、
山頂への道が右手
に分かれた

すぐに現れたのは
姫一火力線27番
鉄塔だった

その先に二の鉄塔
が見えている
次に現れたのは姫路火力東線22番鉄塔で、その近くにももう一つ送電塔が見えていた 山頂へと向かっていると、急速に天気が回復してきて、陽射しの中を歩くようになった その一帯は展望地で広く眺められたが、先に山頂に立つべく足を止めずに山頂に向かった
樹林帯に入ることになった 最高点に三角点を見るも、そこは通過点の雰囲気だった 三等三角点(点名・南山)間近でを見る
山頂は展望の欠片も無かったので、引き返して送電塔が建つ展望地で休憩とした すっかり明るい風景になっていた

視界も良くなって
おり、書写山の方
向を眺めると、う
っすらとながら後
山も望めた

仁寿山の左手後方
に御津山脈を見る

上空も青空が広が
ってきた
下山に移った 主コースに入ったときリンドウを見た 150mピークに建つ東屋まで戻ってきた 展望岩に戻って来ると、改めて岩の上に立った
広嶺山の右手後方には雪彦山の山並みも見えるようになっていた
雪彦山の山並みを大きく見る 後山もはっきり見えるようになっていた

(←)
姫路城の背後にト
ンガリ山から峰相
山へと続くの尾根
を見た

 (→)
  大蔵山と亀山の並
  ぶ姿を見る
下山を続ける 優しい尾根歩きだった 麻生山が見えると、仁寿山はその背後に隠れていた 前方に北の山並みが眺められるようになった

遠くは笠形山も見
えていた

左の写真に写る笠
形山を大きく見る

(←)
登山道のそばで色
付いた木を見た

 (→)
  桶居山をすっきり
  見ることがあった
すっかり赤くなった木もあった 階段となった遊歩道を下って行く 登山口に戻ってきた
新幹線の高架そばに出ると、西へと歩道を歩いた JR神戸線の北側に出ると、西へと御着駅を目指した JR御着駅に戻ってきた