苫編山を一番簡単に登るコースは南麓の苫道国主神社からのコースで、神社の入口に建つ鳥居から20分ほどで山頂に立つことが出来る。そのコースを久々に登ろうと向かったのは、2014年8月9日のことだった。その日は朝から雨が降っており、次第に風が強くなってきていた。台風11号が接近していたためだった。そのため出かけることは控えていたのだが、昼を回ってなぜか雨が止んできた。それを見て近場で体を動かしたくなった。そこで向かったのが苫編山だった。この日のハイキングの様子は下の写真帳でご覧いただきたいが、この日歩いたコースは次の通り。山裾に適当な駐車場所が無いため、車は山陽道の高架下に迷惑にならない場所を見つけた。そこより苫編集落内の苫道国主神社へと歩いて、後は登山道を登って苫編山の山頂に立った。山頂では岩場のテラスで休憩とした。この日は台風の風のおかげで視界は澄んでおり、瀬戸の島がくっきりと見えていた。但し、淡路島と小豆島の山並みは雲に隠されていた。その苫編山からは籾取山へと続く尾根の縦走路を歩いた。久々に歩く尾根だったが、一部でヤブになっていた。その尾根は以前は姫路商業高校の生徒によって雑草が刈られていたのだが、どうやら最近はされていないようだった。縦走路を籾取山まで歩かず、途中の157mピークに立つと、そこからは南への登山道に入り、姫路商業高校の校門そばに下りてきた。井ノ口地区の住宅地を抜けて、四つ池の南から二つ目の池に出ると、その土手道を歩いた。そして苫編集落へと入り、駐車地点へと戻って行った。2時間ばかりの軽いハイキングだったが、おかげで体がすっきりしたのは良かった。また最後まで雨が降らなかったのは幸いだった。
(2014/9記)(2020/8改訂) |