2018年は7月の第一週に大雨が続くと、第二週は一変して猛暑日が続くようになった。その猛暑の中でも近所で山登りをしたいと考えたとき、苫編山が思い浮かんだ。駐車地点は苫編交差点が近い姫路バイパスの高架下とした。そこからは苫道国主神社コースが近いのだが、それでは距離が短すぎるので、往路は四つ池からのコースを登ろうと四つ池に向かった。四つ池は名前の通りに四つの池が南北に並ぶが、二つ目と三つ目の池を区切る細道を歩いて東岸側から西岸側に移った。そこは姫路しらさぎ特別支援学校が目の前にあり、その北側に付く車道は山に向かう道だった。その上り坂の道に入ると、すぐにグランドの前に出た。そのグランド入口に四つ池コースと呼べる尾根コースの登山口があった。後は道なりに支尾根を登って行くも、尾根上の気温は33℃とあってすぐにバテてきた。たまらず尾根の途中にあった小さな広場で木陰に逃げ込んだ。後は大汗をかきながら登って130mピークに出た。そこで籾取山から続く主尾根コースに合流して苫編山へと向かった。その後も二度ほど休憩をとったので、登山口から山頂まで50分近くもかかって着くことになった。午後の炎天下の登山はいくら低山と言っても厳しく、暫くは木陰に入って息が落ち着くのを待った。もうこれで十分の気持ちになってしまい、尾根歩きは止めて苫道国主神社コースで下山とした。それでも暑い最中で汗をかいたことで、体がしゃきっとしたのは確かだった。
(2018/8記) |