鶴嘴山は尾根を含めて一帯が「鶴嘴山里公園」になったことで、いっそうの親しみ易いハイキングエリアになったようである。その鶴嘴山里公園の麓にある林間広場と尾根とを結ぶ遊歩道が出来たことで、尾根歩きをショートで楽しむことも出来るので、大源寺山まで歩かず、鶴嘴山のみの周回を楽しむことも出来るようになった。その鶴嘴山のみの周回を楽しんだのは2012年12月の中旬、15日の日曜日のことだった。この日は午前は少し雲が広がっていたが、午後に入って快晴の空となった。視界も澄んでおり、その空を見て急にハイキングをしたくなったものである。但し午後のみなので短時間で楽しめる山として鶴嘴山に向かうことにしたものである。
車は林間広場に置いて、そこより西へと山すそ道を歩いて、觜崎橋のそばへと向かった。そこは尾根の南端で、古宮天満神社の鳥居が建っている。そこからのハイキングコースを歩いたのだが、その様子は下の写真帳で見ていただくのが分かり易いので、ここには詳しくは書かないが、コースとしてはまずは古宮天満神社の境内に出て、そこより尾根に取り付いた。そして尾根道を歩いて鶴嘴山のピークに立ち、次に北隣りの208mピークに立った。普通ならそのまま尾根を北東へと歩いて大源寺山に立つのだが、この日はタイコ岩までも歩かず、その手前で林間広場に通じる小径に入って下山とした。揖保川を見ながらの尾根歩きで十分に楽しかったことと、夕暮れまでの2時間は近くに見えている金輪山のミニハイキングも楽しみたくなったためである。鶴嘴山はこの日のように1時間半程度のショートのハイキングも楽しめれば、大源寺山、貴船山までのロングコースでしっかりと歩くことも出来るので、まだまだ色々とバリエーションで楽しみたいものだと思ったものである。
(2013/1記)(2021/2改訂) |