TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨
 
八丈岩山    はちじょうがんざん 172.8m 姫路市
 
1/2.5万地図 : 姫路北部
 
【2003年11月】 No.2 2003-91(TAJI&HM)
 
    西隣の蛤山より  2003 / 11

 八丈岩山は蛤山と並んで姫路市街の北にあり、周囲を住宅地に囲まれている。どちらもごく小粒な山で、10分も登れば山頂に着いてしまう。しかし登り味は対照的である。蛤山はなだらかな尾根道で、子供でも簡単に登れるのに対して、八丈岩山は急坂が続き、滑らないように注意を要する。その八丈岩山に登った1999年7月は、暑さの非常に厳しい日に登っていたので、是非とも爽やかな季節にも訪れたいと考えていた。再訪は2003年11月23日のこと。この日は午後になって鮮やかな陽射しが広がり、視界は申し分のない澄み様だった。そこで午後も十分に回ってから行動を開始し、まずは蛤山に登り、夕方が近づいた頃に八丈岩山へと向かった。南側の山裾には開発中止の住宅地があったが、その一角に駐車して歩き始めた。前回と同じく西新在家の登山口から登り始める。一汗かきたい気持ちで急坂を一気に登って行くと、山頂の平坦地に出た。そこの南側に露岩があり、一番の展望地になっていた。蛤山に比べると少し立木が眺望を妨げるが、それでも姫路市街を始めとして東から南へかけての市周辺の低山が一望だった。夕方も近いだけに視界は一段と澄んでおり、何もかもがくっきりと鮮やかに見えていた。目を凝らすと淡路島の先端に鳴門大橋が望め、そして四国の山並みがその右手に続いていた。小休止の後、この日は道なりに尾根を辿ることにした。小径は西へと続いており、少し下ると平坦な尾根道となった。途中に露岩があり、そこからは書写山を始めとして北西の展望が良かった。道は程なく尾根なりに北西へと向きを変えて下り坂となる。そして急坂となり、一部にはロープも付けられていた。送電塔を過ぎると、道はその点検路の様になり、最後にもロープがあって車道に下り着いた。そこは辻井東山公園の北東角に近い所であった。上り下り共に急坂があって、小山ながらも結構いい汗をかけるコースとなっており、蛤山とはまた違った趣のある山歩きが出来た。
(2003/11記)(2012/5改訂)(2020/8改訂2)
<登山日> 2003年11月23日 15:34スタート/西新在家三丁目登山口から登り始める/15:50〜16:04山頂/16:17田寺山手町登山口に下り着く/16:20エンド。
(天気) 午前は雲の多い空だったが、午後に入って快晴となる。雲は僅かだった。午後も遅い時間だっただけに光は斜光線になっていた。気温は少し低い程度で、爽やかさがあった。視界は良く澄んでいた。
<< Photo Album 2003/11/23 >>
西新在家の登山口から登り始めた 山頂に着いて小さな祠を見る 山頂では澄み切った展望を楽しんだ
山頂より東の方向を見る 左の写真の南山を大きく見る

 上の写真の高山か
 ら高御位山にかけ
 てを大きく見る
山頂より南東方向を見る 左の写真の中央部を少し大きく見る 麻生山の左下に姫路城が見える
夕陽を浴びる姫路城を大きく見る 山頂から南西方向に家島諸島を見る

 下山は田寺山手町
 の方向へ 途中の
 露岩地から北西方
 向を見る