八丈岩山は姫路市の市街地が近い割には自然な里山道があり、しかも山頂展望は悪くないとあって人気が出ても良さそうなのだが、いかんせん山が小さ過ぎて、ハイキング対象と言うには少し無理がありそうだった。近くに住む人が散歩で登る山と言ったイメージか。そこで少しはハイキングらしく登ろうと、離れた位置から歩き出すのも良いのではと考えて向かったのは、2012年2月の第3日曜日の午後のことだった。この日は車の修理があり、それが終わったのは13時半。残りの時間となれば近くの山で散歩を楽しむぐらいだが、それでも良いのではと考えたとき、八丈岩山を思い付いたものである。一度、大天守保存修理工事に入った姫路城を近くから見たいと思っていたので、ちょうど良い機会だった。ただ登山として見ると短時間となってしまうので、そこで少し離れた位置から歩き出そうと考えた次第で、八丈岩山の北西にある大池から歩き出すことにした。
大池の西側に車を止め、大池を見ながら歩き出した。御立東から田寺東へと住宅地を抜けて行く。そして田寺東一丁目の登山口から登り始めた。この後の八丈岩山でのミニハイキングの様子は下の写真帳に譲るとして、急坂を登って尾根に出ると、後は散歩の感じで歩いて山頂へと向かった。山頂では期待通りに、工事中の姫路城をすっきりと眺めることが出来た。そして下山は引き返す形で北尾根をずっと歩くことも考えたが、尾根の標識ではどうも道が不確かになるようだった。散歩をする感じで歩いて来たことでもあり、ヤブはこぎたくなかった。そこで西へと下るコースを歩くことにした。これは前回の下山時と同じコースとなる。始めは緩やかだったが、麓が近づいて急坂となり、ロープを伝うこともあった。そして辻井東山公園のそばに下りてきた。結果として八丈岩山を前回とは別の周回コースで歩くことになり、変化のある歩き方が出来て良かった。そして再び住宅地を抜けて、大池のそばへと戻って行った。
(2015/5記)(2020/8改訂)(2023/4写真改訂) |