TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨 
 
宮山    みややま 173.6m 相生市
 
1/2.5万地図 : 相生
 
【2007年3月】 No.2 2007-24(TAJI&HM)
 
    相生中央公園より  2007 / 3

 春先は黄砂があったり、黄砂が無くとも春がすみで薄ぼんやりとした視界の日が多くあるものだが、2007年3月の第二日曜日は、見るもの総てが美しく見える素晴らしい視界の日だった。それも午前は前夜の雨の影響で雲の広がることもあったが、午後に入って青空が広がり快晴となった。その空を見てはじっとしておれず、近くの低山でも登ろうと家を飛び出した。向かったのがこの宮山で、山頂から相生の町並みを眺めるのも悪く無いのではと思いついたものである。自宅から相生市街までは抜け道ルートを使うと30分とかからない。ハイキング後の買い物も考えて、車は海に近いイオンタウンの駐車場に止めた。そこから登山道の始まる那波八幡神社までは700mと離れていなかった。那波八幡神社の左脇の高台に上がると墓地があり、墓地の縁を通る小径が自然と山に向かって行った。始めは雑木に囲まれたごく普通の山道だったが、すぐに露岩地が現れた。滑ることの無い岩肌は登る楽しさがあり、好きな所を登って行けた。露岩地は繰り返し現れ、登るほどに足元に相生の町並みが広がって来た。そしてそれを取り巻く山並みもすっきり見えて来た。気温は10℃を越える程度と少し低めだったが、登るには都合よく一気に登って山頂に出た。その山頂には冷たい風が吹いており、一気に身体を冷やされたが、風の冷たさよりも山頂からの素晴らしい展望に目を奪われた。普通なら午後の光は風景を平板に見せるものだが、この日は空気が澄み切って透明感があり、見るもの総てが鮮やかに見えていた。この山頂展望を楽しんで終わりとしたいところだが、宮山は少々小さすぎて山頂までの時間は15分ほどと、これでは足慣らし程度の登山だった。そこで今少し歩きたく、尾根道の続いていることもあって北隣の150mピークまで足を延ばすことにした。その道はシダこそ目立つものの、ごく普通の小径の風情で続いていた。そして6,7分も歩けば着いてしまった。そちらは灌木が茂って展望は良いとは言えなかったが、それでも相生市の北を限る山並みが眺められた。その後は引き返して再び宮山山頂に立ち、そして相生の町を眺めながら露岩地の尾根をのんびりと戻って行った。下山後は海岸通りを歩いたり、中央公園を散策したり、そして道の駅「あいおい白龍城」に立ち寄ったりと、ちょっとした旅行気分で相生の町を楽しんだ。 
(2007/3記)(2012/5改訂)(2022/11写真改訂)
<登山日> 2007年3月11日 14:00八幡神社前スタート/14:15〜29山頂/14:36〜50[150m]ピーク/14:56〜15:06再び山頂へ/15:20八幡神社エンド。
(天気) 快晴、少し雲があってときおり陽が隠された。冷たい風が強く吹いていたが、その風のおかげか視界は澄み切っていた。
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那波八幡神社の鳥居を通して宮山が見えていた 那波八幡神社を見る 神社の左手から登山道が始まった
墓地のそばを抜けて登山道は続いた 登山道には露岩地が多かった 露岩地を軽快に登る
登るほどに足下に相生の町が広がった 140mピークに着くと、灌木の林を北へと歩いた 歩き易いままに15分も歩けばもう山頂だった
山頂に着いて、三角点を見る この日は国旗掲揚台に日の丸は無かった 山頂に立つパートナーを見る
山頂から一番の展望はこの東から南にかけての風景だった   天下台山を大きく見る

山頂から北へ尾根を
進んだ

北隣の150mピー
クが近づいたとき、
宮山を振り返った

150mピークに立
って北東方向を見る
と間近に相生駅が見
えていた

150mピークに
立って北の山並み
を眺めた

(←)
上の写真に写る三
濃山を大きく見る

 (→)
  同じく大蔵山を大
  きく見る
 下山時に宮山山頂から少し下った位置より南西方向を見る 左の写真と同じ位置より北西に宝台山を見る