TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨編
 
宮山    みややま 173.6m 相生市
 
1/2.5万地図 : 相生
 
【2017年12月】 No.4 2017-137(TAJI)
 
    那波大浜町より  2017 / 12

 相生市の宮山はJR相生駅から近いとあって、駅からハイキングの出来る山の一つと言えそうで、その考えで向かったのは2017年12月の第三日曜日のことだった。この日は朝から快晴で、しかも澄んだ空だった。こうなるとすかっとした展望がある山の山頂に立ちたいと思った。なぜか車を動かすのが億劫に思えて、電車で行ける山はないかと考えて思い付いたのが宮山だった。
 JR相生駅を降り立ったのは10時半過ぎ。駅前からは宮山の山頂がちらりと見えていた。その山頂に向かって駅前の住宅地を抜けて行くと、那波本町へと入り、20分も歩けば八幡神社に通じる通りに出た。正面に神社を見て、その背後は宮山だった。神社の境内に入ると左手へと向かい、階段道に入った。道が二手に分かれると、左手を進んで広場に出た。忠魂碑が建っており、そのそばを通って尾根歩きを始めると、墓地を抜けることになった。その先は里山道の雰囲気となって、照葉樹林帯を進んだ。その樹林もすぐに抜けて、広々とした露岩地を登るようになった。背後に相生市街の風景が一気に広がってきた。左手は赤穂の山並みだった。その辺りが宮山ハイキングのハイライトで、風は冷たいながらも気持ち良く登って行けた。その展望を楽しみながら登って140mピークに出ると、そこからは山頂へと北東方向に向かった。少し樹林があって、その先はまた露岩地登りだった。そして山頂到着となった。山頂には誰もおらず、一人で山頂展望を楽しめることになった。前方で対峙するのは天下台山で、その間は相生市街が広がっていた。そして瀬戸の方向を見ると、西島を囲む海が光っていた。快晴の空と澄んだ視界に、存分に宮山を楽しんだ。その山頂を後にすると、この日は道なりに北へと向かった。以前に隣の150mピークまで歩いたことはあったが、更にその先へと歩いて行くことにした。雑木帯の中を易しい道が続いて150mピークを越すと、その先も易しい道のまま下り坂となった。木々の隙間からは山陽新幹線が見えていた。そのままどんどん北へと下って行くだけだと思っていると、道が二手に分かれることになった。真っ直ぐ北へ向かう道と逆にトラバース道として南に向かう道だった。そこに着くまでひたすら北へと歩くつもりだったが、南に向かう道は那波小学校に出られるようだった。そうなると南への道に興味が湧いて、この日はそちらに向かうことにした。歩き易いまま緩やかに下って行くと、途中からは樹林帯に入ることになり、そして谷筋歩きとなった次第に道がはっきりしなくなってきて適当に歩く感じとなったが、ときおり目印テープを目にしたのでコースとしては間違っていないようだった。そのうちにまた道がはっきりしてきて、標識通りに那波小学校のそばに出てきた。小学校は立入禁止なので小学校の外縁を歩いて行くと、校門の近くに出た。近くには八幡神社が見えていた。どうやら宮山を周回で歩いたことになったようだった。後は来たときと同じく那波本町の住宅地を抜けてJR相生駅へと向かった。
(2018/1記)(2020/2改訂)
<登山日> 2017年12月17日 10:39JR相生駅スタート/10:58八幡神社/11:20〜41山頂/11:51[150m]ピーク/11:58那波コースに入る/12:18那波小学校/12:45JR相生駅エンド。
(天気) 快晴。澄んだ空に雲は僅かだった。山頂の気温は12℃ほどあったが、風は冷たかった。視界は十分に澄んでいた。
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相生駅の駅前に出てきた 駅前からは宮山の山頂がちらりと見えていた 宮山に向かって歩いた
那波本町の住宅地を抜けて行く 八幡神社に通じる通りに入った 鳥居の先に宮山を見る
八幡神社の前に出た 神社の左手に向かい、尾根に出る階段を登った 左手の方向へと登ると、忠魂碑のある広場の前に出た
忠魂碑を見上げた 忠魂碑のそばを抜けて尾根歩きに移ると墓地が現れた 周囲は照葉樹林帯だったが、落ち葉が多かった
里山道らしい雰囲気の中を登る 露岩が現れて、周囲が開けてきた 広々とした露岩地を登るようになった

 背後に相生湾を
 望むようになっ
 た


  露岩地登りが続
  いた
西に黒鉄山を見る 足下に相生市街が広がってきた 140mピークに着いて、一度樹林帯に入った

また露岩地を登る
ようになった

北西の方向に展望
が開けて、宝台山
が望めた

山頂が目前になっ


山頂に着いた

倒れた掲揚ポール
はそのままだった
山頂からの好展望を楽しんだ 左の写真に写る天下台山を大きく見る

西島が光る海に浮
かんでいた


  市街地に目を向け
  るとコープデイズ
  相生の建物が目立
  っていた

山頂からは遠くに
笠形山を見る


  東には城山が望め
  た
  
上の写真に写る笠形山を少し大きく見る 左上の写真に写る谷山を少し大きく見る
宮山の山頂を離れると、登山道のままに北へと歩いた 前方に150mピークが見えてきた 東が開けたとき山陽新幹線の高架を見る
150mピークが近づいた 木々を通して相生駅が望めた 150mピークを越して更に北へと歩いた

北東方向が望めた


  左の写真に写る大
  蔵山を少し大きく
  見る
東の方向に展望が広がった 道なりにどんどん北へと下った

道が北への道と南
への道の二手に分
かれた

標識があり、南へ
の道は八幡神社の
近くに出るようだ
った
緩やかな下り坂で谷筋に近づいた 谷筋に入ると小径ははっきりしなくなった 目印を見たので、コースを正しく歩けているようだった
古びた墓を見た 小径を再び歩くようになった 那波小学校の一角に出てきた
小学校の縁を回って車道に出ると近くに八幡神社を見た 那波港の交差点に出て、宮山を仰いだ JR相生駅に戻ってきた