TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨 
 
仁寿    じんじゅさん 174.8m No.5
 
麻生山  (小富士山) 173m No.5
 あそうやま
 
1/2.5万地図 : 姫路南部 姫路市
 
【2020年7月】 2020-113(TAJI&HM)
 
    南麓側となる姫路バイパスのそばより  2020 / 7

 麻生山と仁寿山を周回で歩こうと向かったのは、2020年7月に入っての最初の日だった。車で向かうと山裾には止め難いので、登山口とは少し離れるが、姫路バイパスの高架下に車を止めることにした。そこから麻生八幡宮の方向へと歩き始めて、神社の前を通り過ぎると神社の右手奥にある登山口へと入って行った。登山道は固い土の部分や露岩部があり、普段でも滑り易いのだが、前日の雨で更に滑り易くなっており慎重に登った。それでも易しい山とあって、登山口から20分も登れば山頂に到着となった。奥山集落を歩いているときは良く晴れた空と思っていたのだが、東の雲が上空まで広がってきており、陽射しはときおり受ける程度だった。西の空は良く晴れていた。麻生山の山頂で展望を楽しむと、仁寿山に繋がる小径に入った。山頂からの小径は二つあり、仁寿山新ルートと書かれた最高点に近い方の小径で鞍部へと向かった。その小径も滑り易くなっており、慎重さが必要だった。鞍部を過ぎて仁寿山へと登り返すと、途中で管理道路に出たが、そこは横断して登山道の続きに入った。傾斜のきつい登りが続いたが、管理道路から10分で山頂到着となった。山頂には電波塔が幾つかあり、その一つのNHKの電波塔では点検作業が行われていた。仁寿山に来るといつも三角点を探すのだが、まだ見ていなかった。この日はGPSを持ってきており、それで三角点の位置を特定してみると、まさに最高点に三角点記号が示されていた。山名標識はその最高点に付けられており、その下には石柱があったが、それは三角点のものでは無かった。どうやらNHKの敷地となるフェンス内にあるようだった。その仁寿山の上空はすっかり雲が広がっており、陽射しの無い中で昼休憩とした。ただ仁寿山の山頂には休めるような木陰は無かったので、陽射しが消えていたのはむしろ幸いだった。仁寿山の山頂展望は木々の生長によって年々狭まっているようで、南の方向のみ楽しめた。その仁寿山からは管理道路をずっと歩いて下山することにした。緩やかな舗装路のため、気楽な下りだった。その車道歩きをしていると、陽射しを見るようになった。どうやら西の空の青空が広がってきたようだった。麓の奥山集落に下りてきたときは、すっかり晴れの空に変わっていた。晴れた山頂も楽しみたかったと思ったが、木陰の少ない仁寿山では曇りで良かったと思いながら駐車地点へと戻って行った。
(2020/8記)
<登山日> 2020年7月1日 10:46高架下駐車地点スタート/10:53麻生八幡宮前/10:57登山口/11:19〜33麻生山/11:49鞍部/12:03〜29仁寿山/12:49管理道路入口/13:02エンド。
(天気) 始め上空は青空だったが、次第に雲が広がってきた。但し西の空は青空が広がっていた。麻生山ではときおり陽射しを受けるも、仁寿山ではほぼ陽射しは無かった。山上の気温は26℃で、西風があって涼しかった。視界は遠方がうっすらしている程度だった。管理道路を下るうちに青空が広がり出し、奥山集落に入る頃には快晴の空になっていた。
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姫路バイパスの
高架下に車を止
めて歩き始めた

前方に麻生山を
見ながら奥山集
落に近づいた
奥山集落に入ると麻生八幡宮の鳥居を潜った 奥山公民館の前を通った 麻生八幡宮の山門を見る
道なりに神社の右手を進んだ 右手の池は東池だった 麻生山を正面に見る
登山口に入った 露岩の登山道を登って行く 露岩は濡れており滑り易くなっていた
樹林が切れると背後に展望が広がった 東の雲が上空まで広がろうとしていた 階段状の登山道を登って行く
また露岩が現れて慎重に登った ときおり石仏を見た 小さな池の前を通った
展望地が現れて、そこからは東の方向が広く眺められた
上の写真に写る高御位山を大きく見る 麻生山の山頂が目前になった 山頂の北端に建つ華厳寺が見えてきた

華厳寺を正面から
眺めた

麻生山の最高点が
ある南端の方向に
向かった

(←)
最高点は広場に
なっており、好
展望地だった


 (→)
  西に仁寿山を見る

(←)
仁寿山の右手後
方は姫路市街だ
った

 (→)
  左の写真の右手に
  は木々の隙間から
  ながら姫路城を見
  た

最高点からの展望
では、南の方向が
一番良かった
東の空はすっかり曇り空だった 上の写真に写る御旅山を少し大きく見る 足下に東池と東上池を見る
仁寿山へは最高点から始まる新ルートで向かった このコースの岩も濡れており、滑り易かった コースは少しマイナー感があった
140mピークに近づいたとき、麻生山を振り返った 140mピークを通過する 前方に仁寿山を見る
140mピークから南の方向を眺めた 140mピークを離れて鞍部へと下って行く 麻生山の山頂から100m下って鞍部に着いた
仁寿山へと登り返すと、樹林を抜け出した 山頂に通じる管理道路に出た 管理道路を横切って登山道の続きに入った
振り返って麻生山を見る 前方に電波塔が見えてきた その電波塔の前に出る まだ山頂まで150mはあった
電波塔のフェンス沿いを歩いて行く 山頂に建つNHKの電波塔が見えてきた 山頂が近づいて、なぜか笹をかき分けることになった
山頂に着く直前で管理道路に出た NHKの電波塔では、この日は点検が行われていた 仁寿山の最高点はNHKの敷地のそばだった
そこにあるはずの二等三角点(点名・仁寿山)はなぜ
か見当たらなかった
マイクロウェーブ反射板の辺りはすっかりヤブになっ
ており、近づけなかった
山頂からの展望は年々狭まっており、よく見えたのは
南東方向のみだった
鳥谷山を大きく見る その背後は淡路島だった 下山は管理道路を歩くことにした 下り始めると、上空に青空が戻ってきた
西に京見山と白毛山の並ぶ姿を見る 下るうちに木陰を歩くことが多くなった 北東に見えたのは笠形山だった
前方に見えたのは麻生山だった 登山道が交差する位置まで下りてきた クロコスミアが多く咲いている一角があった
管理道路の起点には車止めがあった 近くに「仁寿山校略絵図」が立っていた 奥山集落に向かい出すと、西池のそばを通った
奥山集落を抜けて行く 集落を離れたとき仁寿山を見た すっかり快晴だった 駐車地点である姫路バイパスの高架下が近づいてきた