TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨
 
小嵐山    こあらしやま 185.3m たつの市
 
1/2.5万地図 : 龍野
 
【2015年11月】 2015-110(TAJI)
 
   揖保川を挟んで対岸より  2015 /11

 小嵐山は、たつの市新宮町にある国民宿舎「志んぐ荘」の裏山で、志んぐ荘が紹介されるときは、よくセットで写真に収まっている。その小嵐山は登山対象になる山では無かったが、山頂に立とうと考えたとき、麓の東山公園が紅葉の名所であることを考慮して、紅葉の季節に登ってみることにした。向かったのは2015年11月下旬のこと。毎年、東山公園では11月に「もみじまつり」が行われているが、その「もみじまつり」が終わった次の週末だった。
この日は昼まで晴れの予想となっており、朝の空は青空の色は薄いながらすっきりと晴れていた。東山公園の駐車場は志んぐ荘の駐車場の隣にあり、着いたときは他に2台を見るだけだった。志んぐ荘の前を通って東山公園へと入った。東山公園は「もみじまつり」が終わったとあって紅葉の盛りはやはり過ぎており、落ち葉が地表に積もっていた。それでもまだ紅葉を楽しめる木も多く残っていた。ただ東山公園は姫路市との市境尾根の西側の裾野となるため、午前9時過ぎでは朝日はまだ公園まで届いていなかった。薄暗さが残る公園散策となったが、散策をするうちに中腹までだった朝日も公園の範囲まで降りてきた。そして紅葉したモミジにも届いてきた。紅葉が逆光に光る様を眺めながら朝日が地表まで届くのを期待したのだが、晩秋の陽は低いためかどうやら午前では地表まで明るくなることは無さそうだった。そうなると公園散策は切り上げて小嵐山登山に移ることにした。公園から小嵐山への直接の登山道は無いようで、北東へと続く沢沿いの道を歩いて行くことにした。沢沿いの道は次第に細くなって踏み跡程度となってくるも、消えずに続いていた。但し小嵐山からは次第に遠ざかってきたので、適当な所で沢沿いを離れることにした。そして左手の斜面に取り付いた。少し傾斜がきつかったが、踏ん張りながら登って行く。その斜面にシダが増えてきた。それを避けながら登るも、一帯がシダ帯となってしまったため、突っ切るしかなかった。途中から完全にヤブコギだった。それでも何とか尾根上に出ると、シダの中に小径が見えたので、その小径を辿って行った。辿るうちに次第にシダは減って歩き易くなった。小嵐山の手前に小嵐山よりも高い190mピークがあるが、そこはシダが茂っていた。その190mピークを越すとシダは消えて、また歩き易くなった。なだらかな道が続いた先に小さなピークがあり、そこが小嵐山の山頂だった。その一帯は開けており、四等三角点(点名・新宮)が置かれていた。尾根に出てから展望は北の方向にちらほら見る程度だったが、小嵐山はまずまず展望が得られた。西側斜面は崩落防止工事が行われており、そのために伐採が行われていたためだった。その伐採地は工事によってワイヤーが網の目に張られていた。展望を楽しむためにはワイヤー部に入ることになるが、これは少々危険なことだった。自己責任で入ってみると、新龍アルプスだけでなく対岸に広がる新宮町の街並みもすっきりと眺められた。小嵐山からこんなに展望があるとは予想外だっただけに、少々うれしくなった。小嵐山に立った後は歩いてきた道を引き返すつもりだったが、南側へと向かう小径を見たので、それを辿ってみることにした。その小径は点々と植えられた落葉樹の植林のためのようで、その植林部分が終わるとシダの中に消えてしまった。そのまま南へと下るのは危険だったので、東山公園の方向へと斜面を斜めに横切る感じで下って行くことにした。灌木ヤブだったり露岩地が現れたりしたが、まずは無難に下って行けた。そして10分も下れば東山公園の一角へと下りてきた。時間は10時半に近づいていたが、やはり公園の谷筋には朝日は届いていなかった。再び公園散策を始めたものの小嵐山からの展望に満足したことでもあり、真っ直ぐに公園の入口へと戻って行った。
(2015/12記)(2020/7改訂)
<登山日> 2015年11月29日 8:57東山公園駐車場スタート/東山公園散策/9:35沢沿いの小径を離れて斜面に取り付く/9:57〜10:08小嵐山/10:23東山公園に戻ってくる/東山公園散策/10:47駐車場エンド。
(天気) 朝の空は快晴ながら、青空は薄い色だった。徐々に西から薄雲が広がってきた。朝に樹林帯の気温は7℃と低かったが、山頂に着く頃には14℃まで上がっていた。風はほとんど無し。視界はまずまず澄んでいた。
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志んぐ荘に向かうとき、小嵐山を見上げた 志んぐ荘の前を通って東山公園へ 東山公園に近づいた
東山公園はまだ紅葉を楽しめたが、朝日は届い
ていなかった
小嵐山の方向を見ると、中腹まで朝日が下りて
きていた
薄暗さのある中、東山公園をそぞろ歩きした
すべり台の位置まで歩いてきた 公園のモミジにもうっすら朝日が当たるように
なった
朝日が広がる様を暫し眺めていた
小嵐山を目指して、北東に延びる小径を歩いた 遊歩道の雰囲気は終わり山道を歩くようになった 東山公園とは離れたが、紅葉を楽しめた
山道となっても細々と続いていた 道が不確かとなると、沢沿いを適当に歩いた 小嵐山から離れだしたので左手の斜面に取り付いた
登るほどにシダが増えてきた とうとうシダヤブこぎになってしまった 尾根に出ると少しは歩き易くなった
更に歩き易くなってきた 190mピークに着いた そこはシダが広がっ
ていた
190mピークからは北東に北山の尾根が眺め
られた
北西には高倉山も望めた 190mピークを越すと、再び歩き易くなった 黄葉した木を見上げる

 小嵐山の山頂が目
 前になった


   小嵐山の山頂に着く
   と、そこはまずまず
   開けていた
山頂の四等三角点(点名・新宮)を見る 西の方向に展望があって新宮町の街並みが望めた 景色を良くみようと、防御ワイヤーの中に入った

 崩落防止工事のため
 に木が伐られており
 すっきりと新龍アル
 プスが眺められた

   左の写真に写る祇園
   嶽を大きく見る
新宮町の街並みが眺められた 上の写真に写る芝田富士を大きく見る 北西に見える高倉山を大きく見る

 北にも展望があ
 って揖保川の上
 流方向が眺めら
 れた

  水剣山と黒尾山
  の並ぶ姿を見る
山頂から南の方向に向かう小径を見たので、そ
れを辿って行くことにした
辺りは広葉樹が植林されていた 小径はそのた
めの道のようだった
シダが増えてくると、その中に小径は消えてし
まった

 シダ地からは少
 し展望があって
 的場山が望めた


  南の方向も望め
  た
東山公園を目指して適当に下って行くことにした 露岩地は落ち葉に滑らないように慎重に下った 赤い実を付けたマンリョウをよく見かけた
下るうちに傾斜が緩んできた 東山公園の一角に出てきた 公園は一時間前よりも朝日が広がっていた
谷の方向へと下って行く 公園のベンチが陽射しに包まれていた 木漏れ日がモミジを照らしていた
すべり台の辺りは、まだ陽が届いていなかった 上空に薄雲が広がってきた そぞろ歩きをしながら駐車場の方向に戻った