TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨
 
遠見    とおみやま 188.6m
 
天神山    てんじんやま 131m
 
1/2.5万地図 : 相生 相生市
 
【2004年12月】 2004-78(TAJI&HM)
 
    《遠見山》  天神山公園より  2004 / 12 《天神山》  遠見山遊歩道より  2004 / 12

 遠見山には初めて登った1999年5月以降にも二度ほど山頂を訪れていたたが、それは山頂そばの峠の辺りまで車を進めてのもので、ハイキングと言えるものではなかった。ただ2001年12月に訪れたときは、遊歩道の整備が進められており、工事としては半分ほどの進捗に見えた。また別の遊歩道が作られているのも見かけた。その工事の中を登って山頂に立つと、木々は半分ほど切られており、相生湾の展望が良くなっていたのが分かった。どうやら山頂を含めて公園化が進められているようだった。その遠見山をハイキングとして再び訪れたのは2004年12月の初めのことだった。この日の兵庫県は冬型の気圧配置となっており、北部はしぐれ空とのことだったが、南部はからっと晴れていた。但し快晴は午前のことで、午後に入ると黒い雲が北から流れ込んでいた。そして非常に風の強い日だった。この日は午後に時間がとれたので久々に瀬戸内の陽光を浴びたいと思い、気軽に登ることが出来るこの遠見山に向かったものだった。ふもとからゆったり登ろうとすれば、どうしても南麓からとなる。今回も相生中学校のそばから歩き始めた。遠見山の東の肩までは車道を歩き、そこにある野瀬貯水池から始まる遊歩道を登って行った。遊歩道はすっかり完成しており、難なく山頂へと歩いて行けた。そして歩き始めてからおよそ20分で山頂到着だった。そこもすっかり整備が終わって、すっきりとした山頂公園になっていた。以前は分からなかった三角点も公園内にあり、三角点回りはきれいに整えられていた。その近くに標識が立っており、公園は2002年に完成したと書かれていた。また、初めて訪れたときに見た何かの遺構は遙拝所の跡とのことも書かれていた。但し撤去したとのことだった。整備のおかげで以前よりもずっと展望は良くなっており、南は相生湾口が眺められ、その先に西島や、蔓島、遠くは小豆島もうっすら見えていた。また北は三濃山から亀山への山並みも望めた。山頂では一段と風が強かったが、12月には珍しくなま暖かさがあり、ほとんど寒さは感じなかった。その様変わりした山頂公園にひとしきり感心してひとときを過ごした後は、西へと向かう遊歩道を下って行った。次に目指したのは天神山だった。この日は遠見山のみのハイキングを考えていたのだが、あまりにも簡単に山頂に立ててしまったので、ついでに天神山も登ろうと遠見山の山頂で思いついたものである。天神山は相生地区を挟んで遠見山と対峙しており、その姿は雑木林でうっそうとしていた。西へと向かっていた遊歩道が途中で東へと向きを変えた辺りで、相生地区方向の小径が現れたので、その小径でふもとへと下りて行った。そして古い家の並ぶ狭い路地を抜けて天満神社へと近づいた。天満神社に着くと、まずはその背後にある天神山公園に上がった。その公園から登山道が始まっていることを期待していたのだが、どうもそれらしき道は見当たらなかった。間近に見る山の様子から、天神山は社寺林として手つかずの自然の姿で今まで来たようだった。そこで山すその登り易そうな所を探して、そこより登り始めた。この日は午前はからっと晴れていたのだが、徐々に北から雲が増え出して、登り出した午後3時頃には、空は黒みがかった雲にほぼ占められていた。始めは下草も無く、雑木も適度なばらけようで、ごく自然に登って行けたのだが、途中からササが増えて来た。ただ足手まといになるほどではなかった。そのまま山頂まで無難に登れるのではと思っていたところ、山頂が近づき出した頃よりイバラが増えてきて、一気に歩度が落ちた。イバラを切り開きながら登りとなったが、山すそに取り付いてからおおよそ25分で山頂に着いた。ごく低山にしては時間がかかったと言えそうだった。そこは自然林のまっただ中と言った様子で、山頂を示す目印も無かった。薄暗くなった空の下、森の中にぽつねんと立っているだけだった。展望など全く無く、ただヤブコギ運動で山頂に立ったという感慨だけだった。山頂には10分ほど佇んだだけで下山とする。下山は天満神社を目指して適当に下って行った。他の方向を目指すことも考えたが、夕方が近づいていたことでもあり、面倒くさくなって最短距離と言える天満神社を目指したものである。下山は天満神社まで16分だった。ふもとに下りてきての天神山の感想は、やはり神社の杜と言うものは人の手によって開けた里山ではなく、この山のように手つかずの自然がふさわしいと思ったものだった。その後は駐車地点に戻るのだが、再び遠見山の山頂に立ってから戻ることにした。それも遠見山の西にある龍山公園を経由することにした。龍山公園経由としたのは、単純に龍山公園に立ち寄りたかっただけである。龍山公園への道は国道250号線のそばから始まっていた。登り出したのは午後も4時となっていたので、辺りに夕暮れの気配が漂い出していた。公園への道は古い道で、道そばには目にも鮮やかなモミジも見られた。そして数分で公園に着いた。そこはこぢんまりとした広さで、相生湾から相生市街をすっきりと眺められる絶好の展望台になっていた。また周囲をサクラやモミジが取り囲んでおり、四季折々を楽しめそうにも見受けられた。5月の末には、ここのベンチに座ってペーロン競争を眺めるのも一興かと思われた。またこの公園近くに市五郎椿と名付けられた椿の巨木があって、はや数輪を咲かせていた。この龍山公園を抜ける小径を登って行くと、遠見山の西肩に出て遊歩道に合流した。遊歩道を登ってこの日2度目の山頂に立つと、上空はすっかり曇り空で、もう夕暮れと言ってよい薄暗さだった。ただ空気は落ち着いて来たのか、北の山並みはスカイラインがくっきりと現れており、遠くは明神山や七種山もはっきり見えていた。また昼にはほとんど見えていなかった小豆島も姿を現していた。
(2004/12記)(2013/1改訂)
<登山日> 2004年12月5日 13:30スタート/13:49〜14:10遠見山/14:50天満神社/15:14〜20天神山/15:36〜46天神山公園/16:05〜09龍山公園/16:27〜36遠見山/16:45野瀬貯水池近くの登山口/16:53エンド。
(天気) 北の空は全くの曇り空で、その北からは雲が流れてきており、晴れときどき曇りと言える空だった。次第に雲が増えて、午後も遅くなると、ほぼ曇天となった。風は強かったが、身を刺すと言った感じでは無かった。但し夕方となって風に冷たさが出てきた。視界は良かった。
<< Photo Album 2004/12/05 >>
遠見山の山頂公園は完成していた 公園内には三角点も整備されていた 四等三角点(点名・遠見山)を大きく見る
   

 遠見山の山頂から
 逆光に光る瀬戸内
 海の方向を見る

    左の写真に写る仏
    ヶ台山を大きく見
    る
    
山頂より北の方向を見る 木が切られてすっきりとした展望が広がっていた 左の写真に写る三濃山を大きく見る
   
 上の写真の右に続く
 風景を見る 山頂か
 らは北東方向となる

   遠見山を離れて遊歩
   道を下っているとき

   天神山を見た 麓は
   相生地区の町並み
       

 天神山に近づく
 と、その南麓に
 は天満神社があ
 った

 天満神社の上には
 天神山公園があっ
 た この一角から
 天神山に取り付い
 た
    
天神山山頂は雑木と笹とが入り交じったヤブだった 周囲も雑木が囲んでおり、展望は全く無し 天神山公園に戻ってきて相生湾の方向を見る
    

 天神山公園からは
 遠見山がすっきり
 と眺められた

 再度、遠見山に立と
 うと、龍山公園を通
 って行く

 その龍山公園から相
 生大橋の方向を眺め
 た
   
この日2度目の遠見山は視界が良くなっていた 北東に新龍アルプスを眺めた 瀬戸内海も視界が良くなっており、小豆島が見えていた