TAJIHM の 兵庫の山めぐり <東播磨
 
赤土山 194m 三木市
 
1/2.5万地図 : 天神
 
【2014年3月】 2014-21(TAJI&HM)
 
   三木市口吉川町東より  2014 / 3

 三木市の山として石上山は低山ながら程良い登山道を歩けるとあって、ハイキングの対象になっている。その石上山を訪れたのは2014年3月8日のことだった。期待通りに山歩きの楽しさを味わって口吉川町東へと下りてきた。そのとき前方となる北側に三木丘陵の風景が広がった。その風景も悪くないと眺めていると、その中にごく小さなピークが北東方向で目に付いた。「天神」の地図を広げてどの山かと探すと、赤土山と名の付く山だった。また山頂では無いものの尾根の一角には三角点記号も付いていた。どう見ても20分ほどで登れそうに見えたので、残り時間で登ってみることにした。赤土山の尾根は西端が県道144号線に接しているので、まずはそこを目指した。着いてみると「東条の森カントリークラブ」のエントランスが目の前にあり、赤土山側には数台分の駐車スペースがあったので、そこに駐車とした。はっきりとした山道が見えなかったので、県道のそばより適当に山裾に取り付いた。尾根に出ると、そこにか細く尾根道が続いているのを見た。それを辿って行くと小さなピークに着いて、そこに四等三角点(点名・赤土山)が置かれていた。その先へも尾根道は細々と続いたが、周囲は雑木林がずっと続き、展望のかけらも無かった。三角点ピークから10分で中央ピークに着いた。そこが山頂だったが、すっかり雑木に囲まれており、ヤブの山頂と言えそうだった。赤土山の山頂を踏むと言う目的は達したのだが、少しは展望を得たいと東ピークまで歩いてみることにした。そちらへも細々と小径は続き、軽いヤブコギ程度で歩けたが、東ピークも中央ピークとあまり変わらない佇まいで、やはりヤブの山頂だった。どうも赤土山は登山の対象にならない山のようだった。下山はあっさりと歩いてきた道を引き返したが、ちょっとがっかりした思いではあった。ところで赤土山の取り付き地点からは尾根と平行して林道が始まっており、下山を終えてから少し歩いてみたところ、南東方向に展望が現れて、丹生山系の尾根や六甲の尾根が眺められた。その風景を赤土山の山上にいるつもりで暫し眺めていた。
(2014/6記)(2020/7改訂)
<登山日> 2014年3月8日 15:17スタート/15:22点名・赤土山/15:32〜40山頂/15:46東ピーク/往路を引き返す/16:09エンド。
(天気) 雲の多い空で、青空は少なかった。ときおり陽射しが現れる程度だった。朝の気温は4℃で、尾根に出ても気温は変わらなかった。山頂の気温は少し下がって3℃。冷たい北風を受けた。視界はややうっすらとしており、北の空は雪が降っているのか、判然としていなかった。午後に入って細かな粉雪が舞うようになり、視界はいっそううっすらとしてきた。気温も2℃まで下がってきた。上空はほぼ曇り空になる。それでもときおり雲が切れて陽射しの現れることがあった。
<< Photo Album 2014/03/08 >>
「東条の森カントリークラブ」のエントランス
が目の前となる位置に駐車した
駐車地点のそばから尾根に平行した林道が始ま
っていたが、入口はクサリが張られていた
駐車地点のそばから適当に斜面に取り付いて尾
根を目指した
尾根に出ると小径があり、それを歩いて行った すぐに最初のピークに着くと、そこに三角点を見た  三角点は四等三角点(点名・赤土山)だった
尾根歩きを続ける シダが現れたが、道ははっきりしていた うっすらと陽射しを受けることがあった

 赤土山の山頂が
 近づいた

 山頂は雑木が茂
 って、すっかり
 ヤブの雰囲気だ
 った
小さな山名標識を見た ついでに三つ目のピークまで歩くことにした 小径は続いており、無理なく歩けた
三番目のピークに着くも山頂と同様にヤブだった 長居は無用とすぐに引き返した 戻る途中で展望を求めたが、なかなか得られなかった
尾根端となる県道144号線のそばまで歩いてきた 県道が見えると、その先に雌岡山が望めた 雌岡山を大きく見る
 駐車地点まで戻って
 きた後、そばの林道
 を少し歩いて見るこ
 とにした 歩き出す
 と左手に神社が現れ
 た

   その少し先で漸く展
   望が現れた

 見えていたのは帝釈
 山からシビレ山へと
 続く尾根だった

   帝釈山とそれに続く
   560mピークを大
   きく見る
上の写真の左手には六甲山も眺められた 六甲山の山頂を中心に少し大きく見る