TAJIHM の 兵庫の山めぐり <東播磨編
 
権現山    ごんげんやま 194.0m 加古川市
 
1/2.5万地図 : 加古川
 
【2016年8月】 2016-76(TAJI&HM)
 
   権現池の対岸側より  2016 / 8

 権現池のそばに立つ権現山は湖岸道路との標高差は150mでしかないので、権現山だけを登るのであれば物足りないだろうと思えて、その先の志方城山までの縦走を計画した。向かったのは2016年8月最初の土曜日のことだった。但し自宅を出るのが遅くなり、権現池の西岸に着いたときは12時前になっていた。朝から強い陽射しがあり、気温はすでに30℃を越えていた。西岸道路の適当な木陰に車を止めて歩き出した。権現山へのコースは知らなかったが、湖岸道路を歩くうちに見つかるだろうと南に向かって歩いた。山頂への最短距離となる辺りまで来ると、山裾に目印テープを見た。そこから細々とながら小径も始まっていた。それがコースと思えて、すぐに山裾に取り付いた。急斜面を登るため、足下に注意しながらだった。始めは樹林の中だったので、暑さはあまり気にならなかったが、程なく陽射しの下に出ることになり、一気に強い陽射しを受けることになった。温度計は35℃を示しており、猛暑と言えた。おまけにコースがヤブっぽくなってきた。それと共に蜘蛛の巣も増えて、それを払い除けながら歩くことになった。けっこう厳しい登りとなったが、背後には権現池の風景が眺められるようになった。登るほどにすっかりヤブコギ状態となったが、小径は続いていた。急坂を登りきると山頂かと思ったが、権現山の山頂は東西に長くなっており、着いた位置は東端だった。三角点ピークまでは緩く下って緩く登り返すことになった。笹ヤブと蜘蛛の巣が続いた。その頃には暑さにやられたのか、バテ気味になっていた。そして大汗だった。最高点と思える所に着くと、そこに四等三角点(点名・権現山)を見た。山頂に着いたようである。斜面に取り付いてから30分だった。僅かな時間だったにも拘わらず、もうけっこう疲れており、山頂の木陰に思わず倒れ込んだ。そしてそのまま暫くじっとしていた。体力が戻ったところで昼食としたが、志方城山まで歩く気持ちは消えていた。昼食を済ませると、再び横になって昼寝とした。権現山の山頂は樹林に包まれており、展望は無いように見えたが、昼寝の後に少し尾根を歩いてみると、木々の疎らな所が現れた。そこで手頃な木に登ってみたところ、けっこう周囲が眺められた。東に志方城山を、南に飯盛山が望めた。展望を楽しんだ後は下山に移った。心は少し敗退の気持ちだった。それも東斜面を下り出して、前方に権現池の風景が現れると消えてしまった。足下には権現池を、そしてその背後に小野アルプスの姿を眺めていると、登って良かったとの思いになった。駐車地点に戻ってきたのは14時。山頂での休憩を除くと一時間だけの権現山ハイキングだったが、猛暑の中で十分に汗をかけたことに満足の思いになれたのは良かった。
(2016/8記)(2020/4改訂)
<登山日> 2016年8月6日 11:57駐車地点スタート/12:01山裾に取り付く/12:31〜13:30山頂/13:59エンド。
(天気) 晴れ。青空の色は薄かった。雲は少しあり。斜面を登っているときの気温は35℃で、山頂では33℃だった。山頂ではときおり風が吹いてきて、そのときは涼しさを感じた。視界は少しうっすらとしていた。
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権現池の誓願を歩いて権現山に近づいた 木々を通して権現池を見る 権現山に一番近づいたとき、小径を見かけた
急斜面を登って行く 始めは下草は無かった 登るほどに下草として笹が増えてきた 笹のヤブコギ状態になってきた

 樹林を抜け出る
 と後方に権現池
 の風景が広がっ
 てきた

 きつい陽射しを
 浴びながらの登
 りとなった
傾斜は緩くなったが、暑さが厳しかった 山頂の東端に着いた 三角点ピークへと小径は細々と続いていた
クサギの花を見かけた また笹のヤブコギだった 蜘蛛の巣も払わなければならなかった

 山頂に着くも特
 に開けてもいな
 かった

 山頂の角で三角点
 を見た
四等三角点(点名・権現山)だった 周囲は樹林が囲んでいた まずは木陰で休憩と
した
少し西に歩くと、樹林の切れ目が現れた
展望を今少し得ようと手頃な木に登ってみると、けっこうすっきりと眺められた 左の写真に写る高御位山を大きく見る
上の写真に写る飯盛山を大きく見る 西には志方城山の頂が望めた 山頂で一時間ほど休むと、往路を戻ることにした
またヤブコギだったが、蜘蛛の巣を払っていた
ので少しは楽だった
東斜面を下るようになると、東に小野アルプス
が見えてきた
小野アルプスの中心に位置する二峰を見る

 東斜面の下りを続
 ける

 権現池を広く眺め
 られるようになっ
 た

 下るほどに権現池
 とその背後の小野
 アルプスがすっき
 りと眺められた
上の写真の右手を見る 丸山が望めた 展望地が終わって笹ヤブをかき分けた そして樹林帯に入ると、麓は近かった
湖岸道路が見えてきた 湖岸道路に下り着いた 湖岸道路を歩いて駐車地点へと戻った