TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北但馬 
 
白山    はくさん 194m 豊岡市
 
1/2.5万地図 : 城崎
 
【2025年6月】 2025-99(TAJI&HM)
 
   89mピークの近くより  2025 / 6

豊岡市気比の白山に興味があり、一度チャレンジしていた。2024年の真夏のことで、北端側からのコースを選んで尾根まで上がったのだが、あまりの暑さにこの登山は無謀と思えて、あっさり退却していた。そこで冬の季節で再チャレンジを考えていたところ、どうも行くタイミングを逃して、漸く向かったのは2025年も6月となっての最初の土曜日だった。この日は6月に入ったばかりと思えぬ暑さだったが、梅雨前とあって湿度はさほど高くなかった。往路コースは前回と同じく北端からのコースを登ることにした。車は絹巻神社そばにあった山裾の狭いスペースに止め、そこからスタートした。県道11号線を歩いて北端の登山口に着いてみると、階段入口の扉に鍵がかかっていた。その辺りは私有地のようだったので、何らかの事情で何らかの事情で扉は閉ざされたと思えた。そうなると別の登山口に向かうことにした。港中学校のそばを通って気比交差点まで歩くと、近くの尾根に登山道があるのを見た。その登山道の方向に向かうと、あっさり登山口は見つかった。そこにも扉はあったが、鍵はかかっておらずすんなり通過出来た。階段を登って尾根に取り付くと、その先は痩せ尾根だった。痩せ尾根が終わって樹林帯に入ると、程なく89mピークに着いた。その先が痩せ尾根と言うよりも馬ノ背尾根と呼ぶのが相応しい露岩の尾根だった。気比アルプスとはこの風景を指してのことかと思われた。その露岩は滑る感じは全くなく、スムーズに歩いて行けた。左手前方には白山がすっきりと眺められた。白山の右手、南西方向には来日岳を見た。白山の北尾根に合流すると、そこは南の白山の方向にも北の方向にも馬ノ背尾根が延びていた。先に北に向かえる尾根を歩いてみることにした。その尾根も緩やかとあって気楽な尾根歩きだった。80mピークに着くと歩くのはそこまでとした。その80mピークは風の通り道なのか、絶えず涼しい風が吹き抜けていた。ちょうど昼どきになっていたので、木陰で昼休憩とした。そこも展望があって北に津居山湾を見た。昼休憩を終えると引き返す形で白山に向かった。今度は前方に見ながらの馬ノ背尾根歩きだった。東尾根の合流点を過ぎても露岩地歩きは続き、白山がどんどん迫ってきた。露岩値が終わると急斜面を登ることになった。なぜかはっきりとした登山道は無く、登り易そうな所を探りながら登ることになった。木から木へと伝うこともあった。その急斜面を登りきると、東からの尾根道に合流した。もう山頂は目前で、その山頂には白山神社が建っていた。神社の周りは平らになっており、すっかり境内の雰囲気だった。その平坦部の木陰で改めて休憩とした。境内からも少し展望があり、北西に盛上山を見た。白山に立ったことでこの日の目的は達しており、後は下山だった。神社が建っているだけに北東尾根に付く登山道は参道と言えそうで、その幅広の道をただ道なりに下るだけだった。やや急坂の所もあったが、北からのコースと比べるとずっと易しかった。周囲の木々も緑濃く、その風情を楽しみながら下った。ひたすら北東尾根を下ると鳥居が現れて、最後はゲートを抜けて車道に出た。後は駐車地点までひたすら車道歩きだったが、県道に出ることはせず、港中学校の北を通る車道に入って絹巻トンネルを抜けた。その先に建っていたのはホテルのレイセニット城崎で、その前を通ると駐車地点は近かった。
(2025/7記)
<登山日> 2025年6月7日 10:46絹巻神社そばよりスタート/11:08気比交差点そばの登山口/11:22[98m]ピーク/11:50〜12:18[80m]ピークで昼休憩/12:56〜13:28白山/13:50白山登山口/14:01気比交差点/14:11絹巻トンネル東口/14:21駐車地点エンド。
(天気) 晴れ。雲は多く、南の空は薄雲が広がっていた。露岩の上では優に30℃を越えていたが、80mピークの木陰は気温28℃で、涼しい風が通っていた。視界は良かった。白山山頂の気温は25℃で、涼しい山頂だった。
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円山川の西岸を走って城崎温泉を過ぎると、対岸に白山の尾根を見た
この絹巻神社の近くに駐車地点をめた 神社の向かいに建っていたのは社務所だった 社務所の北側に真ある山側の展望地があった

円山川の河口方向
を眺めた
県道を東へと歩いた 北登山口が現れた 前年にも入っていたので、当然通れると思っていたが
「お気をつけてお登り下さい。」と書かれていたが、扉には鍵が架かっており、扉は開けられなかった 別の登山コースに向かうことにした 南へと向かって港中学校の前を通った 気比交差点まで歩いてきた
交差点そばの尾根を見ると、いかにも登山道がありそうだった 登山口がありそうな方向に歩くと、像の姿をした岩を見た 後で知ったが、像岩と呼ばれているようだった あっさりと登山口が現れた 二つの石柱の間から登山コースが始まっていた
石段を登ると扉が現れたが、こちらは鍵は架かっていなかった 尾根に向かっているとき、足下となる気比交差点の辺りを眺めた 尾根への道はコンクリート道だった
尾根に着いて東を見ると、黒い甍の風景だった いきなり痩せ尾根だった 一度、樹林帯に入った
樹林帯の中でも露岩地が続いた ごく緩やかな尾根を歩いて行く 89mピークに着いた
展望の開けた所があり、南西方向に来日岳を見た 左の写真の右手、北西方向に盛上山を見た
89mピークの先も、緩やかな樹林帯だった 突然、前方に馬ノ背状の露岩が続く風景が現れた この風景を気比アルプスと読んでいるのではと思われた

露岩の尾根は滑る
感じは全く感じず
歩けた

白山を見ながらの
露岩歩きだった

(←)
北の尾根を見る
と、そちらも露
岩地だった

 (→)
  北尾根の分岐
  点に着いた

(←)
白山には向かわず
先に北の尾根を歩
くことにした

 (→)
  北尾根も気比アル
  プスの雰囲気があ
  った

220mピークに
着くと、来日岳が
すっきり眺められ



手前は屏風ヶ浦ゴ
ルフガーデンだっ


円山川手前のホテ
ルは城崎円山川温
泉銀花だった

北には津居山湾が
眺められた

220mピークは
風の通り道なのか
何とも涼しい風を
受けた

この220mピー
クで昼休憩とした
休憩を終えると、改めて白山を目指した 分岐点の位置まで戻ってきた
分岐点を越しても露岩の尾根は続いた 後ろを振り返った 白山を見上げた
白い花はヤマボウシだった 露岩地が終わって斜面に取り付いた 岩場に出会うと迂回した
急斜面を木から木へと伝って登った 山頂が近づいて緩やかな地形となった 五輪塔が現れると、そこで登山道に合流した
登山道を歩いて白山の山頂に着いた 小ぶりな神社は白山神社だった 神社の裏手も広く平らになっていた ここで休憩とした
白山山頂は少し展望があり、西に盛上山を見た 左の写真の右手に津居山を見た
広場には石碑が立っていた 山頂での休憩を終えると、登山道で下山に向かった 五輪塔のそばを通る 登山道は参道と言えそうだった
登山道は北東尾根に続いていた 緩やかな下り坂だった 途中で灯籠が現れた
真っ直ぐ北東尾根を下って行く 壊れた鳥居が現れた 最後は尾根を離れて登山口に近づいた
登山口には鳥居が建っており、最後はゲートがあった 登山口標識を見る 県道に出た後、登山口を振り返った

(←)
登山口から東向
かいの尾根を眺
めた

 (→)
  県道を北へと歩く
  と気比トンネルを
  通った
トンネルを抜けた先が気比交差点だった 港中学校の前を通った 港中学校の北を通る道を歩いて西に向かった
またトンネルが現れた 絹巻トンネルだった トンネルを抜けると、前方に来日岳を見た レイセニット城崎の前を通った

円山川に接すると
来日岳をすっきり
と見た

港大橋が近づいて
きた 駐車地点は
近かった