TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨
 
向山   (尾崎向山) 196.9m 赤穂市
 むかいやま   おさきむかいやま
1/2.5万地図 : 播州赤穂
 
【2010年12月】 No.2 2010-115(TAJI&HM)
 
    千種川右岸の中広地区より  2010 / 12

 2010年の最後の山は赤穂の山でと、大晦日に向かったのは岡山県との県境にある石粉山だった。その石粉山は展望の良い山で、360度の眺望を楽しめた。但し、海が見える山では無かった。その石粉山は登山としては簡単な部類に入り、11時を過ぎた時間に下山を終えてしまった。そこで昼休みを別の山でと考えたとき、海の見える山でしたいと思った。ごく簡単に海を間近に見る山として、また2010年の本当の最後の山として向かったのが向山だった。この山には一月にも登っていたが、そのときと同じく北の峠の位置にある瀬戸内ホームから始まるコースを歩いて、ごく簡単に済ますことにした。朝は青空の広がる空だったが、昼となって北の空から雪雲が流れてきており、薄曇りの空に変わっていた。歩き始めると、やはり簡単な山で20分で山頂に着くことになったが、一月と比べると登山道はいくぶんヤブっぽくなっており、途中何度かイバラにひっかかれた。その登山道よりも大きく変わっていたのが山頂だった。一月に来たときは、けっこう木立が展望を妨げており、坂越湾の方向こそ良く見えていたが、瀬戸内の方向は良いとは言えなかった。それがこの10ヶ月ほどの間に山頂の木立がかなり切られており、すっきりとした山頂に変わっていた。山頂からは赤穂の町並みとその背後の尾根。そして瀬戸に浮かぶ家島諸島に小豆島が一望だった。この山を再訪した別の理由として、一月のときは薄ぼんやりとした視界が残念だったことだったが、それも叶えられたようで、この日の視界はくっきりとしていた。その上、穏やかな山頂なら文句なしだったのだが、山頂には冷たい風が吹いていた。北西から強い風で、それを我慢しながらの昼食だった。それでも海を眺めてのひとときは、やはり山の上は良いものだの思いを十分に感じさせてくれた。下山はすんなりと引き返すのみ。20分ほどでの下山はほんの散歩と言えそうだったが、これで2010年の登山は終了となり、もう頭の中は新たな年のことに思いを巡らせていた。
(2010/12記)(2020/7改訂) 
<登山日> 2012年12月31日 12:00峠スタート/12:08登山道に入る/12:20〜47山頂/13:06エンド。
(天気) 朝は晴れていたが、昼となって北の空の雪雲が流れてきており、薄曇りの空に変わっていた。気温は3〜4℃。山頂では強い北西風を受けた。視界は良かった。山頂にいる間に上空の雲は薄れて、薄晴れに変わってきた。薄い青空から柔らかい陽射しが現れた。
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瀬戸内ホームの背後に向山が見えている 落ち葉を踏みながら登山口に向かった 登山口は11ヶ月前と変わらぬ佇まいだった
    
軽いヤブコギで登って行く シダの茂る所を通る ササの茂る所通る
    
最後は急坂となったが、優しい笹道だった 山頂直前に背後を振り返った  赤穂海浜公園の北に広がる市街地が眺められた
    

 山頂に着くと、  山頂の木々は少
 し切られたよう
 だった

  山頂から小豆島
  を眺める
   
南東の海に家島諸島を見る 家島の西側を大きく見る
   

 11ヶ月前に来た日
 と比べると視界は良
 かった 御津山脈が
 くっきりと見えてい
 た
    
上の写真の丸山の左手には尼子山が覗いていた 高伏山の右手に大蔵山を見る 金ヶ崎のホテルの向こうには嫦峨山が見えていた
    

 山頂から赤穂市街が
 広がる北西方向を見
 る


   黒鉄山を大きく見る
   
赤穂海浜公園を見ながら下山を始める 天気は持ち直しており、林道では薄日が射して
いた
丸山との鞍部となるスタート地点が目前になっ