TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨 
 
向山   (尾崎向山) 196.9m 赤穂市
 むかいやま   おさきむかいやま
1/2.5万地図 : 播州赤穂
 
【2022年2月】 No.3 2022-16(TAJI&HM)
 
    千種川の河口より  2022 / 2

 2022年2月25日は赤穂市の坂越尾崎遊歩道を久々に歩こうと出かけた。そして向山と丸山の鞍部を起点に丸山から亀甲山までの遊歩道歩きをピストンで楽しんだ。そのとき足に余力があれば序でに向山もピストンするつもりだったが、足を痛めていたこともあって向山は断念した。その帰路では向山の南側を通る県道32号線を走ったのだが、そのとき県道沿いに向山登山口を見た。向山を登ってみたい気持ちは残っていたので、早速翌日にその南面側からのコースで向山を登ることにした。
 26日は前日に続いて快晴だった。県道を走って登山口に着いたのは良かったのだが、その辺りに駐車出来そうなスペースは無かった。そこで登山口より少し西、福浦海水浴場への道が分岐する位置よりも今少し西にあった駐車場に車を止めた。そこから登山口までは200mほどの距離だった。登山コースは始めは階段で始まった。その先で薄暗い樹林帯を抜けると、ごく普通の里山道となり真っ直ぐ北に登るようになった。周囲に笹が増えてきて、明るい中を登るようになった。振り返ると瀬戸の海が見えていた。このコースは合目の標識があり、気が付いたときは三合目だった。後は短い距離で四合目、五合目が現れた。登山道は途中からはずっと緩やかになり、散歩道を歩く感じで進んで行けた。そして登山口から27分で山頂に到着となった。痛めた足で登ったため少し時間がかかったが、通常なら20分程度で登れそうだった。前日に登った亀甲山も雰囲気は良かったが、向山は東屋こそ無いものの負けず劣らずの雰囲気の良さがあった。展望の関してはこの向山の方が優っていた。西に赤穂市街、東は瀬戸の海で、その海を寛いで眺められるようにベンチも置かれていた。聞こえて来るのは牡蛎イカダを行き来する船の音だけで、その音を聞きながら海を眺めて売ると旅情に浸る思いを持つことが出来た。訪れて良かったと思える山頂だった。暖かい陽射しを浴びながらのんびりと30分ほどを過ごした。下山は北へと丸山との鞍部へ下る考えもあったが、そうすれば駐車地点まで長々と車道を歩くことになるので、それは止めてすんなりと往路の道を戻ることにした。この下山では途中から正面に瀬戸の海を眺めながら下ることになり、その雰囲気もなかなか良いものだった。
(2022/3記)
<登山日> 2022年2月26日 9:45駐車場スタート/9:52登山口/10:05四合目/10:19〜50山頂/11:07四合目/11:22登山口/11:30駐車場エンド。
(天気) 天気。上空に雲は見られなかった。少し淡い青空だった。山頂の気温は木陰で14℃。陽射しの下では十分な暖かさだった。視界は遠方がうっすらしていた。
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登山口から西に200mほど離れた所に駐車場があり、そこから歩き始めた 県道沿いの歩道を歩いて行く すぐに右手に福浦海水浴場に通じる道が分かれた 分岐点を過ぎると歩道は無くなったので、車に注意しながら歩いた
登山口に着いた 登山口標識は二つあった コンクリートの階段を登って行く 階段道は一度平坦路となったが、また階段が現れた
階段が終わると樹林帯に入った 石垣のそばを通った 棚田跡ではと思われた 樹林帯を抜けると、三合目の標識を見た
すぐに四合目が現れた 赤穂ハイツへの道はヤブ道になっていた 背後に瀬戸の海が広がってきた 六合目まで来ると登山道の傾斜は緩んでおり、易しく歩いて行けた
樹林になった所を通った 樹林を抜けると、笹の中を登山道が続く 九合目の標識が現れた
山頂が間近になって、赤穂ハイツからの道が合流した 山頂に着いた 開けており、陽射しをいっぱい受けていた
山頂の中央部を眺めた 12年前とあまり変わっていなかった 標高は地形図では197mだが、山頂の標識を見ると196.9mと記されていた
坂越湾を眺められる方向にはベンチが置かれていた 坂越湾の背後には御津山脈が眺められた
御津山脈を大きく見る 北には丸山も望めた

(←)
西を見ると、足下
に尾崎地区の住宅
地が広がっていた

 (→)
  左の写真に写る福
  浦向山を大きく見
  る
赤穂海浜公園の辺りを眺める 下山は往路を戻った 笹の中を歩いて行く


樹林帯を抜けると
前方に瀬戸の海が
広がった

四合目まで下りて
きた
往路で見落としていた二合目標識を見る 登山口が見えてきた 県道32号線を歩いて駐車場へと戻って行く