2022年の5月連休は遠くに出かける予定は無く、自宅で過ごすことにしていたのだが、一日だけ気分転換として相生市金ヶ崎にある万葉岬のホテルで過ごすことにした。そのホテルから良く見えていたのが向山と丸山だった。翌日は赤穂市の別の山を予定していたのだが、向山と丸山の両山を登ってみたくなった。どちらもこの二月に登ったばかりだったので、簡単に登ろうと向山と丸山との鞍部まで車を進めて、そこから両山をピストンすることにした。 当日の朝はホテルでゆっくりしていたこともあり、鞍部に着いたときは11時が近い時間になっていた。車は丸山の登山口そばに駐車とした。そして先に向山へと向かった。鞍部からだと途中まで林道歩きだった。林道は緩やかな上に簡易舗装されていた。登山道に入っても暫くは緩やかな道で、山頂が近くなって漸く山を登る感じになった。そして歩き始めてから22分、登山道に入ってから10分で山頂到着となった。2ヶ月前は冬枯れの風景だったが、今は新緑の盛りとなっており、すっかり明るい山頂だった。この日の視界は良く澄んでおり、瀬戸の海は青い海として眺められた。万葉岬のホテルも良く見えていた。鞍部に戻って小休止をとると、おもむろに丸山に向かった。少し気温は上がっており、暑さを感じながら階段状の遊歩道を登った。こちらも登山口から14分で山頂に着いた。樹林に囲まれた山頂は二月と違って、ひたすら涼しさを楽しむことになった。また丸山からも万葉岬が眺められた。静かな山頂でのんびり20分ほど過ごした後、往路を引き返して鞍部へと下りて行った。
(2022/6記) |