伊和三山の一つである岩谷山を登ろうと向かったのは、2019年9月の最初の土曜日だった。登るのは三度目だったが、今回はガイドブック「宍粟50名山」に紹介されているコースで登ることにした。登山口は二つあり、八幡神社コースの登山口を確認した後、もう一つの三林コースの登山口を確認しようと車を三林集落に向かって走らせると、兵庫木材センターの先で左手に遊歩道を見た。遊歩道の入口には「安積山展望台」の標識が立っていた。その名からして目の前の丘を安積山と呼んでいるようだった。確か安積山はこの日に登る予定の岩谷山の別名だったため少々違和感を持ったが、この200mの丘を安積山とするのなら、それに従うことにした。せっかく遊歩道が作られていることでもあるので、岩谷山を登る前に足慣らしとして安積山を登ることにした。遊歩道の前は広い駐車スペースになっており、そこに車を止めて遊歩道へと入った。そこからのミニハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。山頂まで丸太の階段道が道が続いていたが、意外と段差が大きく歩き易いとは言えなかった。それでも遊歩道に変わりはないので、ゆっくりと登れば問題無かった。入口との標高差は40mほどしかないとあって、ピークまで僅か5分だった。まずは地元の散歩コースと言ったところか。ピークには東屋が建っており、展望台らしくパノラマ写真も置かれていた。展望台からの景色は素晴らしいとは言えないものの、東に花咲山、西に黒尾山、そして足下に見えていたのは兵庫木材センターだった。5分ほど景色を楽しむと、この日の目的である岩谷山に向かうべく遊歩道を戻って行った。
(2017/9記)(2020/4改訂) |