TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編
 
籾取山    もみとりやま 200.1m 姫路市
 
1/2.5万地図 : 姫路南部
 
【2014年2月】 2014-12(TAJI&HM)
 
    石積山の尾根より  2014 / 1

 何度も登っている籾取山だったが、往路は総て南側から登っており、北側へは下山でしか歩いていなかった。それも琴丘高校コースと下手野コースで、西今宿コースは一度も歩いていなかった。そこで西今宿コースを一度は登ってみようと考えていた。2014年2月8日は播州南部としては大雪と言える5センチを越える積雪を記録して、すっかり雪景色となった。その雪も午前で止むと、午後にはもう溶け始めた。それでも翌日もまだ道そばにちらほら残っていた。その9日の午後は快晴だった。そこで雪の残った近くの山で2時間程度のハイキングを楽しみたくなり、かねてより考えていた籾取山の西今宿コースを登ることにしたものである。但しピストンで登りたくなく、下山はコースを変えて琴丘高校コースを下ることにした。駐車地点が問題だったが、現地に着いてから琴丘高校の周辺を探ることにした。
 その琴丘高校に着いて、迷惑にならない駐車場所はないかと探して決めたのは、高校の南側にあった山裾に向かう車道だった。山に向かってどうやら行き止まりのようで、車の通行はほぼ無さそうだった。その路肩ぎりぎりに止めて、車が何とか通れそうな幅を確保した。そこからのハイキングの様子は詳しく書かないので、下の写真帳でご覧いただきたい。西今宿コースは巡視路になっていたが、最初から好展望のコースだった。背後に姫路市街の風景が広がる様を眺めながら登った。尾根に出ると広々とした露岩地があり、そこがいっそうの好展望地で、北から東、南へと姫路市街を取り巻く山々が一望だった。この日は思いのほか視界が澄んでおり、どの山もくっきりと眺められた。ただ北の方向、七種山の辺りはまだ雪が降っているのか煙ったように見えていた。その岩場からは山頂が見えており、後ひと登りと言った感じで山頂に近づいた。山頂は見慣れた風景ながら残っている雪がアクセントとなって、少し新鮮さを持って眺められた。山頂も好展望地で、今度は瀬戸の風景に目を楽しませた。下山は途中までは往路を引き返す形で歩き、斜面を下り出したとき、分岐した琴丘高校コースに入った。そこは一度下ったことがあるのだが、すっかり記憶から消えており、どこに着くのかと思っていると、校舎のそばへと下りてきた。休日で閑散とした学校の敷地に入り、そして校門へと向かったのだが、よく見ると校内に入らなくとも敷地に沿って赤テープの付いた道があり、そちらを歩くのが正しかったようだった。校門を出ると、駐車地点までは数分の距離だった。
(2014/4記)(2020/8改訂)
<登山日> 2014年2月9日 13:25琴丘高校のそばよりスタート/13:40西今宿登山口/13:58〜14:11露岩の展望地/14:32〜49山頂/15:21琴丘高校コースに入る/15:37エンド。
(天気) 快晴。視界は十分過ぎるほど澄んでいた。気温は樹林で8℃ほどあり。山頂は陽射しがたっぷりあって14℃の暖かさだった。風は少しあり、けっこう冷たく感じられた。
<< Photo Album 2014/02/09 >>
琴丘高校の東側の車道を北東の方向へと歩いた 姫新線を越えて、更に北へと歩いた 国道2号線に出ると、国道沿いを西へと歩いた
今宿西交差点で国道を離れて南へ向かった 姫
新線を越えたので、近道があったようだった
山の裾野を通る道に合流して西へと歩くと、す
ぐに登山口が現れた
そこから西今宿コースが始まっており、入口の
標識には「鬢櫛山」の名があった
登り始めると、すぐに市街地の風景が背後に広
がってきた
登山道は巡視路になっており、次々に送電塔が
現れた
また尾根には一つの送電経路だけで無く、幾つ
かの送電経路が通っていた
前方に主尾根が見えている 木陰には前日の雪が残っていた 樹林帯を登るようになった
途中で左手から琴丘高校コー^スが合流した 主尾根に出ると、そこは露岩地になっていた 展望を楽しみながら歩いた
北西から北、東、南東まで広く眺められた この日は澄み切った視界だった
書写山を見ると、その右手後方は雪なのか煙っていた 桑原山の方向を大きく見る
姫路城を見ると工事の囲いが一部取り除かれていた 仁寿山を大きく見る 御旅山を大きく見る
露岩地を進むと、前方に籾取山の山頂が見えてきた
淡路島の諭鶴羽山を見る 淡路島の汐鳴山を神鋼加古川製鉄所の背後に見る 前方の籾取山山頂を大きく見る
露岩地を離れて山頂を目指す また露岩地が現れて、そこに送電塔が建っていた 前方に見えるピークは鬢櫛山だった
鬢櫛山の山頂へと近づいた 鬢櫛山を通過する 鞍部へと下った
登り返すとき、ロープを伝った 190mピークは岩場のピークだった その190mピークに立つと、山頂は目前だった

 籾取山の姿を見なが
 ら近づいた
山頂まではごく緩やかな道だった 山頂の手前は、まだ雪が多く残っていた 籾取山の山頂に着いた
山頂の四等三角点(点名・籾取)を見る 別の角度から山頂を眺めた 一段低い所に送電塔と反射板が建っていた
送電塔のそばに立つと南の方向が広く眺められた 夢前川の下流と家島諸島が一望だった
右上の写真の右手に続く風景を見入る 西の空は特に澄んでいた
 上の写真に写る石
 堂丸山を大きく見
 る

   瀬戸に浮かぶ小豆
   島に目を向けると
   星ヶ城山と碁石山
   がくっきりと見え
   ていた
 瀬戸に浮かぶ男鹿
 島を見ると、背後
 にうっすらと四国
 の山並みが見えて
 いた

   麻生山を見ると、
   その背後は須磨ア
   ルプスだった
東の方向を見ると、そちらの尾根もくっきりと眺められた
山頂での展望を楽しむと下山は往路を引き返した 190mピークへと露岩を登る 190mピークを過ぎると、次は鬢櫛山に向かう
鬢櫛山に立って北を見ると樹間から蛤山が覗けた 同じく西を見ると、新龍アルプスの一部が望めた 鬢櫛山を離れて露岩の展望地に向かう

 露岩地から北を見
 ると、往路では雲
 の中だった七種山
 が見えていた

   その七種山を大き
   く見る
足下に琴丘高校が見えていた 下山はそちらに
下る予定だった
西今宿へと下り始めたとき、程なく分かれた琴
丘高校コースへと入った
すぐに露岩の尾根を歩くようになった
この尾根にも送電塔(西飾磨支線2番)が建っ
ていた
樹林に入って麓へと近づいて行った 前方に現れたのは琴丘高校だった
学校の敷地に沿った階段を下った 最後は校内の道を歩いて門に近づいた 校門か
ら駐車地点までは数分の距離だった
後で気付いたが、校内通路と平行した小径があ
って、それを歩けば良かったようだった