籾取山は軽い運動として登るのに適した山で、近場で短時間のハイキングを楽しみたいときは、京見山に次いで思い浮かぶ山である。その籾取山を久々に琴丘高校から始まるコースで登ろうと向かったのは、2016年10月の最終土曜日だった。雲の広がる空だったが、東の空は青空が広がっていた。車は琴丘高校の南側にあった空き地に駐車とした。登山口は琴丘高校の校門そばで、そこから学校敷地内の車道に平行した小径を歩くのだが、この日はグランドで野球の練習が行われており、大勢の人がいた。そこで少し車道を歩いてから登山コースに入った。始めは学校の敷地内を歩いているような感じで階段の歩道を歩いたが、樹林に入ると一気に登山モードとなった。後は里山道と言った風の小径を登って行くと、前方が開けて2番鉄塔の前に出た。そこは展望が開けていたが、その先で尾根道歩きになると一度樹林帯に入り、展望は閉ざされた。それも樹林帯を抜け出すと本格的に展望が開けてきた。東の姫路市街だけでなく、北の書写山や広嶺山も一望だった。3番鉄塔を過ぎると、その先のピークが鬢櫛山だった。鬢櫛山のピークに立つと、コースに戻って尾根歩きを続けた。一度下り坂になり登り返した所が籾取山のピークだった。パートナーが北ぴーくで休みたいと言ったので昼休憩はそこですることにしたが、先に山頂まで歩いて三角点を見た後、引き返して改めて北ピークに立った。その休憩中に天気はどんどん良くなって、上空は青空が広がってきた。20分ほどの休憩を終えると、往路を引き返したのだが、琴丘高校が間近になったとき、近くの70mピークに立つことにした。そちらへの小径があり、数分で70mピークに立つことになった。そこは南に向かって展望が開けており、足下に琴丘高校のグランド風景が眺められた。その70mピークからは引き返さず、北側の小径に入った。初めて歩く道だったのでどこに下り着くのかと思っていると、途中からマイナーな道になってしまったが、北東方向へと下って用水路のそばに出た。そこは琴丘高校の校門から100mほどしか離れていない位置だった。
(2016/11記)(2020/5改訂) |