TAJIHM の 兵庫の山めぐり <西播磨 
 
三重山    みかさやま 203.6m 赤穂市
 
1/2.5万地図 : 相生
 
【2023年3月】 No.3 2023-50(TAJI&HM)
 
    有年横尾より  2023 / 3

 JR有年駅から南へは県道457号線を走って周世地区に出られるが、その県道を挟む西尾根は「赤穂ふれあいの森」としてハイキングコースが整備されている。コース中の主な山は北から三重山、川向山、高雄山、御蔵山とあり、歩きたい距離で色々な組み合わせが出来るので、しっかり歩きたいコースや簡単なコースと選択が出来る山域だった。その中の三重山だけに絞って登ろうと向かったのは、2023年3月中旬の快晴の日だった。本来は二山以上を組み合わせれば面白いのだが、三重山だけとしたのは、単純に散歩登山として山頂で昼食をとりたいだけの理由からだった。三重山だけなら尾根上に建つ修験寺まで車を進めれば、数分の尾根歩きで山頂に立てるのだが、そこはハイキングの形にしたく麓から歩くことにした。その麓には山王神社があり、そこの境内に車を止めた。山王神社の前からは修験寺へと通じる車道が始まっており、案内標識も立っていた。山頂方向は鴾ヶ堂城跡とあり、鴾ヶ堂城跡は三重山山頂一帯のことだった。まずは車道歩きでスタートした。舗装林道を歩くと言った趣で坂道を登って行くと、中腹辺りにトイレ棟が建っていた。そのそばから枝道が分かれており、それは三重山への近道だった。枝道に入ると巻き道になっており、その巻き道の途中から尾根への小径が分かれた。標識が無ければ見落としそうな小径だった。そのやや急坂の小径を登って行く。当初は丸太の階段道として整備されていたのだが、すっかり朽ちていた。そのため単に落ち葉が積もる斜面になっていた。それも僅かな距離で尾根に出た。後は尾根を北へと歩いて鴾ヶ堂城跡である三重山の山頂に着いた。山頂には立派な三層の展望台が建っており、早速最上階に上がって展望を楽しんだ。足下には国道2号線とJR山陽線が走っており、また千種川もすぐ近くだった。物見の城として要衝の地に建っていたことが良く分かった。ひとしきり展望を楽しむと、展望台を下りて近くの露岩地で昼休憩とした。風はひんやりとしていたが、陽射しの快さが十分に補っていた。その三重山からの下山は、始めに南へと尾根を歩いて修験寺の前に出た。そこは広場になっており、車道の終点位置だった。修験寺の他にも管理棟が建っており、どうやら日中は解放されていて連絡をすれば使用出来るようだった。中を覗くと小ぎれいなフローリングの部屋となっていた。その管理棟だが張り紙を見ると、クマの目撃があったと書かれていた。こんな南部の山に熊が現れたとは信じがたいが、事実とあればどのようなルートを辿ったのか興味があった。その管理棟を後にすると、後は車道をひたすら歩いて麓へと戻った。修験寺から麓の山王神社まで17分の距離だった。
(2023/4記)
<登山日> 2023年3月14日 11:30三王神社スタート/11:44トイレ棟/11:53尾根に出る/11:56〜12:23山頂/12:31〜40修験寺/12:57三王神社エンド。
(天気) 快晴。上空に雲は無し。山頂の気温は14℃で、風はほとんど無し。視界はややうっすらしている程度だった。
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麓の山王神社に車を止めた 神社の前には案内標識が立っていた  山頂に立つ鴾ヶ堂城跡まで1.1kmだった
「赤穂ふれあいの森」の案内板が立っていた  右手に三重山が見えていた 山頂に建つ展望台も見えていた
緩やかな舗装林道を登って行く 山中へと入って行く 修験寺まで続く道だった 道そばに満開のアセビを見た

突然のようにトイ
レ棟が現れた

トイレ棟の先で三
重山への近道コー
スが分かれた
鴾ヶ堂城跡まで460mだった 近道コースに入る 始めは巻き道だった その巻き道から尾根に向かっての小径が分かれた
鴾ヶ堂城跡まで300mだった はっきりしない小径だったが、目印テープはあった 元は丸太の階段道があった痕跡を見た
長くもあるかず尾根が近づいてきた 尾根に出ると、尾根道に出会った 北へと歩いて行く 遊歩道状になっている所もあった
山頂が近づいてきた 山頂に着くと、そこが鴾ヶ堂城跡だった 堂々とした展望台が建っていた 案内板では「展望デッキ」となっていた 早速最上階に上がった
展望台から広く眺められたのは北の方向だった 西から北、北東にかけてを眺めた
上の写真に写る大鷹山を大きく見る 大鷹山の山頂は大鷹山城跡だった 船岩の方向を見る
東向かいの荒山もすっきりと眺められた 荒山の山頂に建つ反射板が見えていた
上の写真の右手、南の方向を眺めた 尾根の最高峰である川向山が望めた 展望台の前も好展望地だった
展望台を下りて展望地から展望台を眺めた 展望地の露岩には図根三角点が埋められていた 展望台よりも露岩地からの方が川向山が良く眺められた
展望地からは足下に有年駅が眺められた 展望地で休憩を追えると、尾根道を引き返した 遊歩道歩きと言えそうだった

(←)
修験寺が近づいて
も易しい道のまま
だった

 (→)
  修験寺の前に出る
  と、そこは広場に
  なっていた
手前は修験寺で、その隣は管理棟だった 管理棟の名は薬師山荘だった 昼間は解錠されており中に入ることが出来た 中を覗くと、フローリングになっていた 使用に当たっては事前連絡が必要のようだった
広場にはベンチもあり、良い休憩場所だった 下山は車道をずっと歩くことにした 道そばに見たのは六角堂だった六角堂だった
トイレ棟の位置まで下りてきた 麓の風景が見えるようになった 山王神社に戻ってきた