TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨 
 
有乳山   あるちざん/ゆうちざん 210.2m 姫路市
 
1/2.5万地図 : 笠原
 
【2023年1月】 No.2 2003-06(TAJI&HM)
 
    県道373号線より  2023 / 1

 姫路セントラルパークの東隣となる有乳山は、「姫路の山々」で紹介された直後に登っていたが、岩屋寺側からどのような感じで登ったかはすっかり忘れてしまった。多少ヤブコギしたことは憶えているが、記録を見ると15分程度で登っていたので、苦労はしていなかったはずだった。その有乳山を26年ぶりに訪れることにしたのは、2023年新年になってのこと。冬場はどうしても近郊の山が登山対象となることもあって、その考えの中で向かったものである。登山コースとしては低山でもあるので、前回と同じく岩屋寺の最上部に建つ本堂の辺りから適当に山頂を目指すことにした。
 この日の空は快晴だった。岩屋寺の駐車場に車を止めると、石段を登ってまずは本堂を目指した。といころが本堂への参道は立入禁止になっていた。老朽化で崩壊の恐れがあるためのようだった。ただその本堂に用事は無く背後の山に登りたいだけなので、自己責任で先に進んだ。本堂の前に出ると、先に岩屋を眺めてから本堂の横に回った。斜面を眺めてもやはり登山道は無かったので、適当に斜面に取り付いた。やや急斜面だったが木々は密生していなかったため、木々の空いた所を選びながら登った。軽いヤブコギ程度だった。その北斜面を登って中間点辺りまで来たとき、前方にシダヤブが広がった。広い範囲だったため、迂回せず直線的に突破することにした。その判断は悪かったようで、けっこう苦労することになった。シダヤブを抜けると、また灌木帯の軽いヤブコギとなり、その感じのまま山頂に着いた。シダヤブで苦労したものの、斜面に取り付いてから20分だった。山頂にはケーブルテレビのアンテナが立っており、少しは開けていた。その開けた所に四等三角点(点名・岩屋)を見た。展望は良いとは言えなくなっていたが、それでも北に神谷ダムと畑山を、南には鷹山が望めた。その山頂には北西側から小径が来ていた。それはケーブルテレビの電線経路でもあるようだった。山頂で一休みを終えると、その北西尾根に付く小径を辿って下山することにした。その小径は下るうちに次第にはっきりしなくなり、気が付くと小径は消えて単に北西尾根を下っているだけだった。どうやら電線経路は途中で尾根を離れていたようだった。かまわず北西尾根を下ったところ、麓が近づいて尾根筋がはっきりしなくなり、竹林に入ることになった。その頃には西に向かって歩いていた。竹林を抜けると小さな溜め池のそばに出た。そこまで来れば再び小径に出会り、小径を歩いて県道396号線に合流した。そこは有乳山の山頂から見ると西麓の位置で、目の前に姫路セントラルパークの観覧車が見えていた。後は車道歩きだった。北へと歩くと大年神社の前を通って県道373号線に合流した。後は県道を東へと歩いて岩屋寺に近づいた。右手にはずっと有乳山が見えていた。
(2023/1記)
<登山日> 2023年1月6日 10:44岩屋寺駐車場スタート/10:50〜54本殿(岩屋に立ち寄る)/11:14〜32山頂/11:56西麓の車道に出る/12:13駐車場エンド。
(天気) 快晴。山頂の気温は10℃。風はほとんで無し。視界は良かった。麓に下りてきた頃には雲は増えていた。
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岩屋寺の駐車場に着くと、「天台宗有乳山岩屋寺」の看板を見た 駐車場からお寺までは距離があり、始めに車道を歩いた 車道の先で緩やかな階段を登ることになった
すっかり参道の雰囲気だった 薬師堂の前に着いた 本殿へと向かうと、入山禁止になっていた 石垣、階段が危険となっていた
山に登りたいだけなので、自己責任で先に進んだ また注意書きが現れた 本堂屋根瓦落下危険とあった 寺域の最上部に着いて、本堂の前に立った
まだ石段があり、それは岩屋への石段だった 石段の先が岩屋だった 本堂の横を通って斜面に近づいた
小径は見えなかったため、適当に斜面に取り付いた 木々の空いた所を探りながら真っ直ぐ山頂に向かった 登るうちにシダが増えてきた
猛烈なシダヤブが現れた そこを強行突破した シダヤブを抜けると、軽いヤブコギで進めた 山頂が目前になった

有乳山の山頂に着
いた

以前よりは木々は
茂っていたが、少
しは展望があった

四等三角点(点名
・岩屋)を見る
北の方向を眺めた 神谷ダムの左手は畑山に繋がる尾根だった 神谷ダムの壁は、全面がソーラーパネルに覆われていた

北東に善防山を見


善防山を大きく見


南の方向を眺めた

以前と変わらず高
山が望めた

上の写真に写る王
神峯を大きく見る

高山の左手後方に
高御位山の頂がち
らりと見えていた

笠形山を改めて眺
めた

下山はケーブルテ
レビ線の経路でも
ある北西尾根を下
ることにした
始めははっきりとした道だった 下るうちに細々とした小径となった いつしか道は消えて、単に北西尾根を下るようになった
尾根自体も不確かになり、竹林に入った 竹林を抜けると、小さな溜め池のそばに出た 溜め池まで来れば、後は小径を歩くことになった
県道396号線に合流すると、姫路セントラルパークが目の前だった 後は県道を歩いて岩屋寺に向かった 北へと歩いて行く 左手に現れたのは大年神社だった 真新しさのある神社だった
(←)
北に見えていたのは
畑山だった

 (→)
  県道373号線に
  合流すると、東へ
  と歩いた 右手に
  有乳山を見ながら
  だった

岩屋寺への道が分
岐する位置に、こ
の標柱を見た

正面に有乳山を見
ながら岩屋寺に近
づいた 駐車場が
見えていた