TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編
 
鷹山  (高貴山) 213.4m 姫路市
 たかやま    こきざん
1/2.5万地図 : 姫路北部
 
【2012年5月】 No.3 2012-46(TAJI&HM)
 
    「姫路市自然観察の森」の遊歩道より  2012 / 4

 姫路市自然観察の森の東に位置する鷹山に、園内のこどもの館からのコースがあることを知ったのは2012年4月のことだったが、その3週間後に再訪することになった。パートナーが西側から鷹山へと続くコースに興味を持って歩きたいと言ったもので、こちらももう一度コースを確認したい気持ちを持っていたことでもあり、それならと向かったものである。
 姫路市自然観察の森には幾つか入口があり、前回は北側のゲートから歩いていたが、この日は桜山貯水池に近い南西側の入口からスタートとした。こどもの館までは遊歩道歩きとあって、ごく気楽な散策だった。こどもの館からも別の遊歩道を暫く歩いて、その途中から鷹山への登山道に入るのだが、こどもの館から東に向かう遊歩道は「森の小径」以外に「竹の小径」もあって、そちらを歩いてしまった。歩く途中で周囲の風景が初めてであることにいぶかしく思い、道を間違っていることに気付いた。ただ尾根に出れば遊歩道に出会えるので、入口まで戻ることはせず、適当に尾根に出ることにした。ちょうど配水池への階段道が近くにあったので、それを登って貯水池のそばに出た。そこから少しヤブを漕ぐだけで尾根に出た。尾根には予想通り遊歩道があり、それが森の小径のようだった。その合流点から少し東へと進むと、鷹山への登山道が分かれた。後は目印テープを頼りに、尾根筋を歩いて行く。ごく軽いヤブコギが途中にあった程度で無理なく歩けて、登山道の入口から20分ほどで山頂だった。三角点の位置は木立に囲まれていたが、少し北に展望の良い所があると分かっていたので、すぐにそちらに移動した。そこはあまり安定した場所は無かったが、レジャーシートを敷いて、休む場所を確保した。そして東に広がる姫路の市街地を眺めながら昼休憩とした。この日は雲が多かったが、陽射しはそこそこあり、何よりも風が快かった。その風に吹かれながら、食後は遠く笠形山までの展望をいっとき楽しんだ。山頂では35分ほど過ごし、後はこどもの館へとすんなり引き返したのだが、途中で尾根の南側に展望地のあるのが分かり、そこに立ち寄ってみた。見える範囲は広くなかったものの、南には瀬戸の海、南東には淡路島が望めた。、また南西の桜山貯水池が青く眺められ、深い山中で出会ったような印象を受けた。駐車場に戻ってきたのは14時半が近い時間。休憩時間を入れて3時間近い時間をハイキングしていたことになり、十分に楽しめたのは良かった。
(2012/7記)(2020/4改訂)
<登山日> 2012年5月11日 11:46スタート/12:10竹の小径に入る/12:24森の小径に出る/12:46〜13:20山頂/13:28〜38展望地/14:07森の小径入口/14:28エンド。
(天気) 雲の多い晴れ。気温は18℃と少し低めながら、風は爽やかだった。昼を回ると、青空が広がってきた。視界は良かった。
<< Photo Album 2012/05/11 >>
桜山貯水池に近い駐車場から歩き始めた 階段を登って遊歩道に向かう 遊歩道歩き始めると、右手は桜山貯水池だった
遊歩道は木陰の多い優しげな道だった 間近で野鳥を見た シロハラのように思えた 桜山貯水池の左手に、こどもの館が見えている
こどもの館の敷地内を通った 何気なく「竹の小径」に入った 名の通りに竹林の中を歩いた
歩くうちに違う遊歩道であることに気付いた 軌道修正のために近くの階段を登った 階段は中腹にある配水池に通じていた

 配水池のそばは展
 望が良く、南の風
 景を楽しめた

   配水池の先に道は
   無く、軽くヤブを
   こいで尾根を目指
   した
 
すぐに「森の小径」に合流した 遊歩道を少し歩くと、鷹山に通じる小径が分か
れた
始めは歩き易い道だった
少し歩くとヤブっぽくなった 目印テープを追って歩いた 次第に上り坂となってきた
幾つか岩がかたまるそばを通った 山頂が目前になる 山頂に着くと、三角点に陽射しが当たっていた
山頂そばの展望地で昼休憩とした 雲の多い空だったが、前回と同じくここからの展望を楽しんだ

 この日の視界は良い
 ようで、高山の背後
 に六甲の尾根がくっ
 きりと見えていた

   六甲山山頂の電波
   塔も見えていた

 須磨アルプスの彼
 方にうっすら見え
 るのは金剛山のよ
 うだった

   籾取山の奥に淡路
   島を見る

 北東方向を見る


   笠形山に陽が当た
   っていた
足下に姫新線を走るディーゼル車を見る 修理中の姫路城の辺りだけに光が当たっていた 下山は、登ってきた小径を引き返す
下っていると、南側に展望場所があることに気付いて、立ち寄った 小豆島を大きく見る

 桜山貯水池がこの
 日は青い色を湛え
 ていた

 桜山貯水池の背後
 に黒鉄山を見る
星の子館とアトム館を見る コースに戻って下りを続ける 枯れた松からひこ生えが顔を出していた
木漏れ日の中を歩く 「森の小径」に合流した 後は「森の小径」を歩いて行った
「森の小径」は階段の道になった 「森の小径」の入口に出てきた 再びこどもの館の敷地を通って行く
こどもの館を抜けて、観察の森の遊歩道へと向かう 観察の森の遊歩道を歩いて行く 駐車場が足下に見えてきた