2017年7月に入って久々に鷹山を登りたくなり、桜山貯水池のそばに建つ兵庫県立こどもの館へと出かけた。着いたときは10時半になっていたが、駐車場は八割方埋まっていた。その駐車場から鷹山への遊歩道は森の小径と竹の小径の二つあり、尾根に向かえるのは森の小径を歩くのが正しいのだが、往路では竹の小径を歩いた。この遊歩道は星の子館への連絡路でもあるので上り坂は無かった。星の子館のそばまで来たとき、尾根方向への階段道に入った。その階段道も中腹にある配水池までで、その先はシダのはびこるヤブになっていた。但し尾根はごく近くに見えており、シダをかき分けて進むと、すぐに尾根に出た。尾根にははっきりとした尾根道が付いており、それは森の小径だった。その森の小径が尾根筋を離れ出したとき、尾根を辿るべく分岐した尾根道に入った。もう登山道の雰囲気だったが、それ尾根道も次第に怪しくなってきた。怪しくなっても踏み分け道程度では続いており、また目印テープも付いていたので、特に迷うこともなく山頂に向かえた。小さなアップダウンがあり、山頂が近づくと傾斜が増してきた。梅雨時とあって大汗をかきながら斜面を登った。傾斜が緩むと、程なく山頂到着となった。山頂はシダが以前よりも増えたようで、すっかりマイナー山の雰囲気だった。小径は三角点の位置から今少し北まで続いていたので辿ってみたが、シダヤブに突っ込むことになった。その辺りは以前は展望があったはずだが、樹木の生長によりほぼ消えていた。仕方なく三角点のそばに戻って一休みとした。ほど休むと、下山は歩いてきた道を引き返した。星の子館の方向には下りずに道なりにずっと歩くと、山頂から30分ほどでこどもの館の駐車場に戻ってきた。駐車場はほぼ満車状態になっていた。山頂まで特にきつい傾斜もないので、山頂まで遊歩道を整備してもらいたいと思った。そうすれば山頂から姫路市街の展望が楽しめるファミリーハイキングコースとして人気が出るのにと思いながら帰路についた。
(2017/7記)(2020/4改訂) |