TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編
 
白毛山    しらげやま 215m 姫路市・太子町
才トンガリ山 165m
京見山 215.9m
 
1/2.5万地図 : 姫路南部
 
【2017年1月】 2017-12(TAJI)
    JR山陽本線のそばより  2017 / 1

 2017年1月の第二週は、週末になって全国的に寒波襲来となった。14日は兵庫北部で大荒れの天気となり、夜に入って寒波は南下して播州南部でも雪となった。そして15日は小雪の舞う中で朝を迎えた。自宅の前の道路もごくうっすらとながら、白くなっていた。それを見て裏山をじっくり歩いてみたくなり、そこで久々に白毛山から京見山まで縦走することにした。そして白毛山へは北面側からアプローチしようと、この日は用事のあるパートナーに車で送ってもらうことにした。
 車を降りたのは原交差点の近く、「YMCA太子教育キャンプ場」の看板がある位置だった。始めに山陽新幹線に沿って東へと歩いた。新池のそばを過ぎると、車道は白毛山に向かうようになった。程なくYMCAのゲートが現れると、そのそばを抜けて先へと進んだ。アスファルト路面は一面白くなっていたが、積雪としては2センチほどだった。歩き始めたときは青空が見られたのだが、北の雪雲が流れてきたようで、小雪が舞うようになった。それも冷たい風を伴ってで、けっこう強く吹いてきた。またゲートが現れたが、それは山頂の電波塔までの道がNTTの管理道路であることを示していた。そこもゲートを抜けて先へと進む。車道はずっと緩やかに続いていた。その白くなった路面に小動物の足跡を見るようになった。タヌキの足跡のようで、多い所では幾匹もが歩き回っていた。また目の前を鹿が数匹続けざまに横切った。その頃にはすっかり暗い空になっており、小雪が視界を閉ざしていた。前方を見つめてただ黙々と歩くのみだった。暫く雪空かと思っていたのだが、白毛山に近づく頃には小雪は止み、青空が見られるようになった。おかげで明るい白毛山に到着となった。そこまで来ると、雪面に人の足跡を見るようになった。白毛山で小休止をとった後、才トンガリ山へと向かった。明るい中で展望を楽しみながら才トンガリり山へと近づいたのだが、才トンガリ山に着く頃より、また雪雲が流れてきた。トンガリ山の山頂に着くとそこは一段と強風で、程なくその風と共に雪が舞い出した。ちょっとした吹雪状態で、周囲の笹が次第に白くなってきた。雪の中を動く気になれず、その荒れ模様をじっと立って眺めていた。停滞すること20分ほどで、ようやく青空が戻ってきた。それを見て京見山に向かうことにした。白毛山の方向に少し戻って、才の方向を示すコースに入った。そちらが京見山へのショートカットコースだった。路岩地が現れると、トンガリ山がすっきりと眺められた。縦走コースに合流すると東見晴し台を通るので、そこでも展望を楽しんだ。180mピークを越えて泣き坂峠まで来ると、もういつもの散歩コースの範疇となったので、あまり写真を撮るようなことをせず京見山へと歩いた。その京見山に着く頃には再び雪雲が広がってきた。そうなると京見山の山頂はただ通過するだけで、京見町の中央登山口へと向かうコースに入った。小雪がちらつくようになってまた視界がおぼろげになってきた中を、気楽な足取りで登山口へと近づいた。
(2017/1記)(2020/4改訂)
<登山日> 2017年1月15日 9:14YMCAキャンプ場に通じる車道の入口よりスタート/9:45YMCAゲート/10:19〜24白毛山/10:46〜11:10才トンガリ山/12:09京見山/12:26京見町中央登山口エンド。
(天気) スタート時の上空は青空が見られたが、すぐに雪雲が流れてきて小雪が舞うようになった。そして再び晴れとなる。白毛山に着くとまた雪となり、暫く続いた。その後も晴れと雪とを繰り返した。終始、強い風あり。気温は白毛山で2℃、その後は少し上がるも4℃までだった。視界は澄んでいた。
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キャンプ場の看板がある位置より歩き始めた 新幹線沿いを歩いて行く 路面はすっかり白か
った
右手に現れたのは新池だった
YMCAキャンプ場にはゲートを越すことにな
った
ゲートの横をすり抜けて先へと進んだ まだ上空には青空が見られた
キャンプ場のそばを通り過ぎた またゲートが現れた この先はNTTの管理道
路だった
雪面に雪面に小動物の足跡を見るようになった
はっきりとした足跡で、どうやらタヌキのようだった いきなり鹿が目の前を横切った 左の写真の鹿の部分をトリミングしてみた
鹿は続け様に4頭が横切った 東を見ると、籾取山が覗いていた タヌキが何匹も歩き回っている所があった
上空はすっかり雪雲となり、小雪が降ってきた 西に見えたのは檀特山だった 小雪の降る中を黙々と登った
白毛山山頂の電波塔が見えて来る頃には、少し青空が見えるようになった 白毛山の山頂に着いたときは、陽射しを受けるまでになっていた 東向かいの籾取山を見ると、そちらはまだ小雪が降っているようだった

 京見山もまだ雪
 が降っているよ
 うだった

 電波塔の前の広
 場を見る ここ
 まで来れば人の
 足跡を見るよう
 になった
小休止を終えて次は才トンガリ山に向かった 陽射しを受けて明るい登山道だった 京見山への縦走路が右手に分かれたが
才トンガリ山へと真っ直ぐ進んだ 才地区への道が分かれたが、ここも真っ直ぐ進む 樹林帯を抜け出して展望が良くなった

 東を望むと籾取山の
 尾根がすっきりと眺
 められた


   籾取山を大きく見る

上の写真に写る仁寿山を大きく見る 上の写真に写る御旅山を大きく見る 笹地に白い道が続く
夢前川の河口の先にクラ掛山を見る 男鹿島がはっきり見えていた 小豆島には雲がかかっていた
才トンガリ山へと近づいた 白い道が山頂まで続いていた 才トンガリ山がはっきりした姿になってきた
山頂が間近になった 上空はすっかり曇り空だ
った
麓の才地区は、どの家の屋根もすっかり白くな
っていた
才トンガリ山に着くと、小雪が舞うようになっ

 雪が止むのをじっ
 と待った
 京見山が雪の視
 界の中でうっす
 ら見えていた

 白毛山の山頂が
 みるみる白くな
 ってきた
20分ほど佇んでいるとようやく雪が止んだ 才
トンガリ山から白毛山を眺めた
京見山に向かおうと、一度白毛山の方向へと歩
いた
才コースの分岐点まで戻ってきた このコース
が京見山への近道だった

 すぐに露岩地を歩く
 ようになった


   東の方向が眺めら
   れた
右上の写真に写る高御位山を大きく見る 歩くうちに才トンガリ山を北から眺めることになった
西に京見山を見る 縦走路に合流した すぐに東見晴し台に近づいた

 東見晴し台に着
 いた 一面笹が
 広がっていた

 東見晴し台から
 白毛山を眺めた

 東見晴し台から京見
 山を眺めた


   北西の新龍アルプス
   を見ると、亀山のガ
   スが薄れようとして
   いた
東見晴し台から才トンガリ山を眺めた 北西に見えていたのは城山だった 北に石倉のトンガリ山を見る
京見山へと縦走路に戻った 一度、樹林帯に入った 180mピークに出ると、再び海が眺められた

 180mピーク
 は京見山の展望
 台でもあった






 泣き坂峠へと下
 った
泣き坂峠に着いた いつもの散歩コースに入っ
左の道を辿れば才へと下ることになる 京見山へは樹林帯が続くとあって、また白い道
だった
京見山の山頂へと坂を登った 山頂が間近になった 京見山の山頂に着いたときは、すっかり暗い空
だった
山頂で休まず、すぐに京見町中央コースに入った 小雪が舞いだした 前方のピークは七つ岩だった 雪の視界を通して「はりま勝原」駅を見る
プロムナードの雰囲気の中を登山口に近づいた 京見町の中央登山口が間近になった 小雪の降る中を京見町の住宅地に出てきた