TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編
 
白毛山    しらげやま 215m 姫路市・太子町
 
1/2.5万地図 : 姫路南部
 
【2017年5月】 2017-49(TAJI)
 
    東見晴らし台より  2017 / 5

 2017年のゴールデンウィーク後半は5月3日からだったが、遠くに出かける予定は無かった。特にこの日はゴールデンウィーク前半に出かけた旅行の疲れが残っていたため、登山の予定はしていなかった。それが昼を回ったとき少し体を動かしたくなった。そこでごく近い白毛山で午後を過ごすことにした。単純に登るのなら南側の才天満宮登山口からとなるのだが、この日は北側から泣き坂峠経由で登ることにした。車を止めたのは新池のそばで、そこからは西へと歩いて二車線道路に出ると、原集落へと向かった。原集落が近づくと二車線道路から細い車道に入り、大歳神社が見えてきた位置で左手に分かれた細道に入った。その細道は次第に山道の様相となり、少し歩くと二手に分かれたので右手の道に入った。それが泣き坂峠への道で、堰堤のそばを通るとマイナーな雰囲気となってきた。才集落側の道と比べると、歩く人は少ないのではと思われた。泣き坂峠に出ると尾根道を東に向かったが。これはもうはっきりとした道だった。樹林帯を抜け出ると上り坂となり、登るほどに背後に展望が広がって、京見山の姿が大きく見えてきた。180mピークを越えると下り坂となって、また樹林帯に入った。登り返して再び樹林帯を抜け出ると小さなピークに着いた。そこが東見晴らし台で、京見山を見るだけでなく、白毛山からトンガリ山まで一望だった。その眺めの中で白い花をいっぱい付けた木が気になった。トンガリ山の左手に位置し、一本ではなく数本を見かけた。予定ではその後は白毛山に真っ直ぐ向かうつもりだったが、白い花が気になって見に行くことにした。尾根歩きを続けるとすぐに右手に小径が分かれたので、そちらに入った。小径はトンガリ山への近道で、トンガリ山と白毛山をつなぐ尾根道に合流すると、南へと白い花の方に向かった。程なく岩場が現れると、その位置から白い花の方向へと尾根道を離れた。山火事跡を通って白い花に近づくと、本当にたわわと言う言葉が似合うほどに咲いていた。サクラに似たごく小さな花が房状となって集まっており、その房が更にひと塊になっていた。その形からしてウワミズザクラではと思われた。その花を見た後は岩場で一休みとした。そしておもむろに白毛山へと向かった。白毛山でも一休みしていたところ。管理道路を歩いて親子連れが登ってきた。子供は三歳ぐらいだろうか。白毛山は管理道路を歩けば三つの子供でも登れる山だった。その管理道路を歩いて下山としたが、途中で出会った鹿は十メートル近くまで寄っても動こうとしなかった。どうも京見山山系に住み着く鹿は年々図太くなっているようだった。新池に戻って来たのは15時過ぎで、ざっと2時間ほどのハイキングになっており、白毛山だけでも適度な運動を楽しめたようだった。
(2017/5記)(2020/4改訂)
<登山日> 2017年5月3日 12:56新池のそばよりスタート/13:07大歳神社の近くより山道に入る/13:24泣き坂峠/13:41東見晴らし台/13:51〜14:22展望岩で休憩/14:29〜40白毛山/15:10エンド。
(天気) 始めは薄晴れの空だったが、次第に曇って白毛山に着いた頃には薄曇りになっていた。形の無い雲が空を覆っていた。薄晴れの時には気温は25℃ほどあったが、白毛山では22℃に下がっていた。風は少しひんやりとしていた。視界はややうっすらとしている程度で、淡路島が薄ぼんやりと見えていた。
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 新池のそばに車を
 止めて、そこから
 歩き出すことにし
 た

 すぐには白毛山に
 向かわず、新幹線
 沿いを西へと歩い
 た
 
県道に出ると原集落を目指した この「原北町古墳」が現れると、左手の車道に入った 原集落へと近づいた
前方に大歳神社が見えてきた 左手に現れた枝道に入ったが、入口に標識は無かった すぐに山の中を歩く雰囲気となった
平坦な道を歩いて行く 道が二手に分かれると、泣き坂峠へと右の道に入った キャンプ場のそばを通る
キャンプ場を過ぎると山道となった 堰堤のそばを通った 上り坂となってきた
周囲の木々は新緑色だった 登るほどにマイナーな雰囲気となってきた 泣き坂峠が近づいてきた

 泣き坂峠に着くと
 尾根道を東に向か
 った

 すぐに樹林帯を抜
 け出ることになっ
 た
山火事跡を登って行く 180mピークが近づくと背後に展望が広がって、京見山がすっきりと眺められた
京見山を大きく見る 京見山の中腹はすっかり新緑色だった 180mピークを越すと、また樹林帯に入った
山火事跡を歩く 笹の中にはっきりとした道が続く 前方に白毛山の山頂が見えてきた コバノガマズミが咲いていた
モチツツジの花を見る ヤマツツジが良く咲いていた ヤマツツジの花を大きく見る

 東見晴らし台に着
 いた


   東見晴らし台から
   京見山を眺めた
白毛山からトンガリ山にかけてを眺めた トンガリ山を大きく見る 山火事の爪痕は大きかった
トンガリ山の左手で白い花をいっぱい咲かせる木を見た 白毛山へと向かったが 白い花に近づこうとトンガリ山への近道コースに入った

 近道コースからトン
 ガリ山を眺めた


   前方に見える白い花
   へと近づいた
白毛山とトンガリ山をつなぐ尾根に合流した すぐに岩場が現れた そこより西の斜面に入った 間近で白い花を見た ウワミズザクラではと思われた
サクラの形をした花が塊になっていた 岩場に戻って一休みとした 東に山崎山を見る 岩場からは鬢櫛山も望まれた
岩場の近くではこの白い花をよく見た 休憩を終えると歩いてきた道を戻る形で白毛山に向か
った
左手から京見山コースが合流すると山頂は近かった

 白毛山の山頂が目前
 になった


   白毛山の山頂に着い
   た 管理道路が山頂
   まで来ていた
山頂に建つNTTの電波塔を見上げた 南東方向を眺めた 飾磨区の町並みが広がっていた
西に京見山を見る その背後は御津山脈だった 御津山脈の雄鷹台山付近を少し大きく見る
上の写真の右手となる北西方向を見る 檀特山の背後に見えていたのは宝台山だった

 上の写真に写る大
 蔵山の辺りを大き
 く見る
 

 京見山の左手には
 うっすらと小豆島
 が望めた
管理道路を歩いて新池に向かった 鮮やかなヤマツツジを見かけた ひたすら車道下って行く
北東方向に展望が現れて、書写山が眺められた 左の写真に写る氷室山を大きく見る

 今度は北西方向に
 城山を見る
 

 左の写真に写るト
 ンガリ山を大きく
 見る

下るうちに東向か
いの苫編山を見る
ことがあった


  苫編山の北に籾
  取山を見る
前方に鹿を見かけたとき、すぐに逃げると思ったが 10mぐらいまで近づいても逃げようとしなかった 漸く逃げても近くからこちらの様子を伺っていた
管理道路のゲートまで下りてきた 右手に見えてきたのはYMCAのキャンプ場だった YMCAのゲートを抜ければ、駐車地点は目前だった