2014年も4月に入ると、播州南部はどこも桜の見頃を迎えた。京見山の麓の京見町内でも、さくら坂の桜が満開となった。それを見ようと考えたとき、先に京見山を登ることにした。いつもの散歩コースでは平凡に思えたので、久々に西端にある登山口から歩いてみることにした。その登山口のそばに勝原小学校があり、その前をバス路線が通っているので、バスで登山口まで移動することにした。
JRはりま勝原駅の駅前より13時35分発の下太田住宅行きのバスに乗り込むと、13分ほどの乗車で勝原小学校前のバス停に着いた。その近くに勝原橋交差点があり、その先に登山口が見えていた。その登山口からのハイキングの様子は、下の写真帳でご覧いただきたい。この尾根端からのハイキングは数度目となるが、変わらず易しいコースで、気楽に登って行けた。尾根のヤマザクラはほぼ花を散らしていたが、代わりにミツバツツジが鮮やかな色合いで咲いていた。始めはちらほら見かけるだけだったが、途中からは満開になって尾根を彩っていた。そのミツバツツジを眺めたり尾根からの展望を楽しんだりしながら、のんびりと登った。ただ残念だったのは空模様で、スタート時は雲が多いながらもけっこう陽射し受けていたのだが、登るほどに薄晴れから薄曇りとなり、山頂に着いたときはすっかり曇り空に変わっていた。山頂は無人で、冷たい風もあってか冷え冷えとしていた。西の空を見ると黒い雲が広がろうとしていた。その空を見てハイキングを切り上げることにした。予定では今少し尾根を歩いて、才登山口まで行くことを考えていたのだが、京見町内へ下山することにした。選んだのは京見町東登山口へのコースで、途中の展望台に立ち寄ったりしながら登山口へと下りて行った。後は住宅地を抜けてさくら坂へと近づいた。曇り空の下で見るサクラは華やかさは少ないものの満開の姿を存分に見せてくれた。さくら坂の後は京見会館のサクラも愛でて、予定通りに花見を楽しんだ。
(2014/4記)(2020/12改訂) |