TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨
 
京見    きょうみやま 215.9m 姫路市・太子町
白毛山    しらげやま 215m
 
1/2.5万地図 : 姫路南部
 
【2018年4月】 2018-46(TAJI&HM)
 
    《京見山》 東見晴台に近い180mピークより  2018 / 4

 京見山の北麓側は太子町原だが、そこに農業者公園があって桜の季節には用水路を囲む桜並木が周囲の景観とマッチして絵になる光景を作ってくれるので、一度花見をしたいと考えていた。それを実施したのは2018年のことだった。車で公園に向かえばただの花見になってしまうので、ハイキングの形にしたく京見山、白毛山を組み合わせることにした。向かったのは4月4日で、朝の空は花曇りと呼べそうな薄曇りの空だった。その空が次第に良くなって、薄青空までになってきた。まずは京見町の桜通りを歩いて登山口に近づいた。京見町の桜は満開でもう散り始めようとしていた。中央登山口に入ると、足下に桜の花びらをよく見た。それはヤマザクラのもので、頭上を見るとほぼ葉桜に変わろうとしていた。代わりに咲いていたのはコバノミツバツツジで、赤紫色の花をあちらこちらで咲かせていた。京見山の山頂に着くと、春休みの最中だけに子供を連れたファミリーの姿を見た。山頂で足を止めることはせず、すぐに北面側の登山道に入った。北面側のコースは道幅が少し細くなって、いかにも山道を歩く感があった。その北面側の方がツツジは多いようで、満開のコバノミツバツツジを良く見かけた。登山道は途中で原池コースと原コースに分かれたので、右手の原コースに入った。暫くは緩やかな道だったが、途中からプラ階段となり、それが麓近くまで続いた。プラ階段が終わって道が緩やかになると竹林に入り、そこを抜けて原集落の一角に出てきた。そこから農業者公園はもう近かった。そちらへと歩くと大歳神社の鳥居を潜ることになり、その先の車道を横切った所が農業者公園の入口だった。公園内の桜並木も満開の見頃になっていたが、この日は平日とあって人は少なく、東屋に数人、遊歩道に数人を見るだけだった。遊歩道をそぞろ歩きした後、「原大好橋」の近くで用水路のそばに下りて、そこで花見とした。頭上を桜の花が飾っており、また風があって花びらを散らせていた。そこは車道とは離れているとあって別世界になっており、花見には絶好の場所と言えた。桜の花も良し、用水路を埋める花びらも良しと言った中で暫し贅沢な時間を過ごした。その花見を終えると白毛山登山に向かった。適当に東へと歩いて山陽新幹線の側道に入ると、その車道は新池のそばを通った先で白毛山に向かい出した。YMCAのキャンプ場そばを過ぎると、NTTドコモの管理道路となった。その舗装路をずっと歩いて白毛山の山頂に向かった。管理道路は緩やかに作られていたため長く、新池のそばから30分かかって管理道路の終点に着いた。そこが白毛山の山頂で、白毛無線中継所がどんとばかりに建っていた。気温は京見山に立ったときよりも上がっており、山頂広場では26℃までになっていた。山頂は少々展望があって姫路市街が眺められるも、春霞なのか薄ぼんやりとした視界のため、すぐに京見山への縦走路に入った。その縦走路を忠実には辿らず、途中でトンガリ山への道に入った。そしてその途中の荒れ地でこの季節ならではのワラビ採りを楽しんだ。ただ少し時期的に早いのか、ワラビはちらほら見る程度だった。それでも20分ほどで一食分を摘むことが出来た。その後は縦走路に戻り、東見晴台、180mピークを通って泣き坂峠に下りてきた。そのまま進めば京見山だったが、そこまででけっこう足が疲れていたことでもあり、また空も曇り空へと変わってきたこともあって、京見山まで歩くのは止めることにした。そこで泣き坂峠からは南へと才登山口に向かった。久々に歩く才コースは表土が流されて石ころが目立つようになっており、荒れてきているように思えた。それも麓が近づくと以前のように歩き易くなってきた。そして広場に出るとその先は墓地で、墓地を抜けて才集落へと近づいた。
(2018/4記)(2020/3改訂)
<登山日> 2018年4月4日 11:01京見町中央登山口スタート/11:21京見山/11:50原登山口/11:54〜12:38農業者公園(原の桜並木)/12:56新池/13:27〜32白毛山/13:38〜56「ワラビ採り」/14:04東見晴台/14:20泣き坂峠/14:38才登山口エンド。
(天気) 晴れ。薄い青空で雲は少なかった。京見山の気温は23℃あり、涼しい風を受けた。視界はうっすらとしていた。白毛山では気温は25℃以上に上がっていた。14時を回ると北から薄黒い雲が徐々に広がってきた。
<< Photo Album 2018/04/04 >>
京見町内を歩いているとき住宅の間から京見山を眺めた 京見町のさくら通りを歩いた どの桜の木も満開の見頃だった
京見会館の桜も満開だった その桜を横目に中央登山口に入った 雑木林に囲まれた登山道だった
足下に見たのはヤマザクラの花びらだった 途中で露岩地が現れた 尾根を登るようになった
尾根の途中で現れた展望地で足を止めた 南に向かっての展望だったが春霞のためうっすらとし
ていた
御津山脈がごくうっすらと見えていた
尾根に戻るとコバノミツバツツジを良く見るようにな
った
周囲はすっかりウバメガシ林になった 山頂が近づいて、傾斜が緩んできた

足下で咲いていた
のはスミレだった

京見山の山頂に着
いた

一組のファミリー
が休んでいた
すぐに北に向かう登山道に入った 北面側の方がコバノミツバツツジを良く見た ロープが張られている所もあった
登山道は原池コースと原コースに分かれた 原コースに入った 鮮やかなコバノミツバツツジが増えてきた
途中はコバノミツバツツジの花回廊になっていた 足下にマムシを見た 思わず踏むところだった 急斜面になるとプラ階段が長々と続いた
階段が終わると、竹林へと入って行った 竹林内で広い道に合流した 原コース登山口に出てきた 原集落の一角だった
桜並木に向かうと大歳神社の鳥居を潜ることになった 道そばでユキヤナギが満開だった 農業者公園の入口に着いた
満開の桜を見ながら遊歩道のそぞろ歩きを楽しんだ 前方に見えていたのは檀特山だった 用水路を見ると、桜の花びらで覆われていた
北に見えていたのは城山だった 原大好橋まで歩いて来ると、用水路のそばに下りた 用水路のそばで桜を見上げながら昼食とした
花見を終えると白毛山に向かうべく桜並木を離れた 登山口となる新池に向かって歩いた 右手前方に白毛山の山頂が見えていた
広い車道に出て新幹線の高架に近づいた キャンプ場の看板を見て新幹線の側道に入った 側道を歩いて新池に近づいた
新池の前に出た そこが白毛山の登山口と言えた 始めにYMCAキャンプ場への道が分かれた このコースは山頂までずっと車道歩きだった
ゲートが現れて、その先はNTTドコモの管理道路
だった
ヤマザクラはほぼ葉桜に変わっていた 東に見えていたのは苫編山だった

車道の途中で展望
が開けると、城山
が眺められた


  前方に山頂の電波
  塔が見えてきた
車道の終点に着いた そこが白毛山の山頂だった 最高点に建つのは白毛無線中継所だった うっすらとした視界で市街地が眺められた
夢前川の河口方向を眺めた すぐに山頂を離れて京見山への道に入った 貧弱な植林地を抜けて行く
一度コースを離れて、荒れ地でワラビ採りを楽しんだ ショートカットコースに入って尾根道を目指した 樹林を抜けると、トラバース道の周囲に展望が広がった
南に見えたのはトンガリ山だった 前方に京見山が見えてきた 東見晴台に着いた
東見晴台から京見山を眺めた 北に城山を見る そちらの空はすっかり曇り空だった 東に白毛山の山頂を見る

東見晴台を離れ
て左手の京見山
方向に向かった

180mピークを
越すと、前方に京
見山がすっきりと
眺められた
泣き坂峠へと下って行く 泣き坂峠に着いた 気が変わって、京見山に向かわず才コースに入った
才コースから見るトンガリ山が一番尖って見えた 登山道は表土が流されており、石が目立ってきていた 鮮やかに咲くコバノミツバツツジを見る
下るほどに登山道は歩き易くなった 登山道に止まっていたのはツマグロヒョウモンだった 道が平坦となって広場に出てきた
登山口が近くなった 墓地を抜けるとき、六地蔵を見た 才コースの登山口に下りてきた