京見山の北麓側には福井大池があり、そのそばの農業者公園は水路沿いに桜並木があって、桜の季節には花見を楽しむ人で賑わう場所だった。その花見と京見山登山を組み合わせるのも面白いのではと考えて、そのハイキングを実行したのは2016年のことだった。水路の桜並木は思いのほか雰囲気が良く、気に入ってしまった。そこで再度実行したのは2年後の2018年で、それも気に入った。再再度の実行をしたのが今回だった。3年ぶりの今回は京見山を変則で歩くことにした。
京見町西口からスタートすると、尾根に出た後は山頂には向かわず、遠回りとなる鉄橋コースに入った。それも鉄橋まで来た後に更に遠回りとなる古墳巡りコースに入って、丁山2号墳、丁山1号墳と覗いた。そして浜田線29番鉄塔、28番鉄塔を通って、京見山山頂から見ると北西の位置となる200mピークに立った。そこは福井大池に一番近い位置だった。そこからは山頂には向かわず、福井大池を目指して北斜面の小径を下った。27番鉄塔を通り、下り着いた所は原池団地の前だった。北へと原池団地を抜けると福井大池の一角に出てきた。後は北東に見える農業者公園の桜並木へとゆっくり近づいた。桜並木は期待通りに満開で、ちらほら散り始めた木も見られた。公園の中央は東屋があって休むには良い所だったが、当然人が多くいたので、少し離れた原大好橋の近くで昼休憩とした。気温は適温で、爽やかな空気感の中での花見だった。休憩を終えると原集落へと入り、大歳神社でも満開の桜を楽しんだ。その後は山裾に近づき、原キャンプ場への道に入った。キャンプ場の前を通り過ぎれば、上り坂となって泣き坂峠に着くことになった。そこまで来れば普段の散歩エリアで、尾根道を歩いて京見山山頂に立った。そして下山は京見町中央口へと下りて行った。
(2021/5記) |