TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編
 
鶏籠山    けいろうさん 218m たつの市
1/2.5万地図 : 龍野
 
【2012年11月】 No.2 2012-106(TAJI&HM)
 
    龍野新大橋のそばより  2012 / 11

 2012年の播州南部は、11月の20日を過ぎて紅葉の見頃を迎えた。ちょうど23日の勤労感謝の日から始まった三連休期間と重なったので、25日の日曜日は低山で紅葉を楽しむことにした。そこで向かったのが馬山だった。前日に姫路西バイパスを走ったとき、紅葉の見頃を迎えた姿が印象的だった。25日はその馬山をまず登ったのだが、標高200mに満たない山とあって、ごく短時間でハイキングは終わってしまった。これでは少々物足りないので、紅葉の名所に向かうことにした。そこで思い付いたのが、龍野城のそばの紅葉谷(もみじだに)だった。紅葉谷を歩いて、ついでに鶏籠山を登ろうと考えた。馬山からなら僅かな距離での移動だった。車は揖保川そばの観光駐車場に止めたのだが、着いたときはほぼ満車で、1台分のみ空いていた。好天と三連休、そして紅葉の見頃が重なって、多くの観光客が来ているようだった。龍野城に近づくと路上駐車目立つようになり、観光客の姿を多く見るようになった。いつもの休日よりずっと多いようである。この後のハイキングについては、ごく一般的な鶏籠山への登り方なので詳しくは記さないが、まずは紅葉谷へと入り、紅葉を愛でながら紅葉谷の遊歩道を登った。両見坂の峠の位置まで来ると、そこより鶏籠山への登山コースに入った。鶏籠山は常緑樹が多いようで、全山紅葉とはいかなかったが、部分的に楽しむことは出来た。山頂もしかりで、常緑樹が多かった。鶏籠山へのハイカーは少ないようで、山頂で二組のハイカーと出会ったものの、先着者はすぐに下山したので、その後は一人きりで過ごすことになった。下山は南から南西に向かう登山道を下って、紅葉谷の入口に近い位置に下りてきた。そして再び観光客の群の中へと入って行った。散歩のようなハイキングだったが、紅葉の季節を歩けたことに十分に満足することが出来た。
(2012/12記)(2020/5改訂)
<登山日> 2012年11月25日 10:40観光駐車場スタート/10:58紅葉谷入口/11:12両見坂峠の鶏籠山登山口/11:26〜45山頂/12:12紅葉谷入口/12:28エンド。
(天気) 雲一つ無い快晴。澄んだ空が広がっていた。気温は樹林の中では12℃ほどだったが、陽射しは暖かく、陽射しの下では20℃ほどに感じられた。風は無く穏やかだった。視界は良く澄んでいた。
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観光駐車場から県道5号線を北へと歩いた 旧市街へと入って行った 前方に鶏籠山が見えてきた
龍野城のそばを通って紅葉谷に近づいた 紅葉谷の入口に着いた まさに紅葉の見頃だった 紅葉谷を登って行く 総ての木が紅葉でも無かった
紅葉谷だけに赤が鮮やかなカエデが多かった 大きな木が多いので、見上げることが多かった 逆光の中で黄葉のカエデが美しかった
両見坂峠が近づいた 峠のそばで見事な紅葉を見た 両見坂峠に着いて鶏籠山コースに入った
木漏れ日の中を登山道は続いた 常緑樹が多いだけに、紅葉は少なかった 遊歩道と呼べそうな易しい道を歩いて行く

 途中で北に展望が開
 けて足下に揖保川の
 流れが見えた


     左の写真の左手を見る
     と黒尾山が望めた
山頂が近づいて「古城石段」が現れた 石だだみを歩いて、回り込むようにして山頂に
向かう
山頂を見ると、一部の木立がきれいに紅葉して
いた

 鶏籠山の山頂に着
 いた 雑木林の影
 が地表に広がって
 いた

   積もった落ち葉に
   影がはっきりと映
   っていた

 山頂の展望は悪か
 ったが、木立の隙
 間から北東方向が
 望めた

    伊勢山を大きく見る

 山頂では20分ほど
 過ごして、南へのコ
 ースに入った


     すぐに二の丸跡の広
     場に出た

 二の丸跡から北の
 方向を見る

 左の写真の中で北
 山の右手後方に写
 っているのは、雪
 彦山系の尾根と思
 えた
南にも展望があって、揖保川の下流側が眺めら
れた
足下の旧市街を眺めた 二の丸を離れると、案内標識に従って下った
麓に近づいて、遊歩道に合流した 遊歩道を西へと歩くと、紅葉谷に近づいた この小橋を渡ると紅葉谷の遊歩道だった