TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨編 
 
鶏籠山    けいろうさん 218m たつの市
 
1/2.5万地図 : 龍野
 
【2021年12月】 No.6 2021-157(TAJI&HM)
 
    龍野橋東詰の近くより  2021 / 12

 低山の登山と紅葉狩りの両方を楽しもうと考えたとき、すっと鶏籠山と紅葉谷が思い浮かんだ。向かったのは2021年12月の最初の日のこと。終日晴れの予想だったが、朝の空は晴れとは言えるものの雲は多かった。そこで雲の減りそうな午後に入って出かけた。龍野公園に入ると、動物園前の駐車場に車を止めた。そこから車道を歩いて紅葉谷へと向かった。12月に入ったこともあり、車道の周囲の紅葉は盛りを過ぎたものが多かった。それが紅葉谷に着いてみると、まさに見頃を向かえていた。入口辺りは赤いカエデが多くあり、真っ赤な色付きを見せていた。それを暫し眺めた後、遊歩道に入った。その遊歩道を少し進むと、小さな沢に架かった小橋を渡って小径に入った。標識は無かったが、それは鶏籠山の山裾を巡る道だった。その小径を歩いて鶏籠山の南麓側に回り込むと、古城登山口の標識が現れた。後はそこから始まる大手道コースの登山道を登った。やや急坂に古びた丸太の階段道が続いていた。ときに階段は途切れたが、ゆっくり登る分には問題なかった。その鶏籠山は常緑樹が多いとあって紅葉とは無縁の登りだった。山全体が城跡であり、土塁跡など城跡を示す標識を見た。ほぼ山頂に近い高さまで登ったとき、平らに開けた所に出た。そこは二の丸跡で、山頂は木々を通して今少し先に見えていた。その二ノ丸に着いた頃より冷たい風を受けるようになった。そのため二ノ丸では休憩をとらず山頂を目指した。山頂に着いたときは紅葉谷の入口から30分が経っていた。山頂も冷たい風があり、のんびり休むとはいかなかった。山頂で城跡の雰囲気を味わうと下山に移った。下山は北へと両見坂に通じる尾根道に入った。両見坂に下りてくると、後は紅葉谷の遊歩道歩きだった。そして紅葉狩りを楽しむことになった。紅葉谷のカエデは高木が多く、目線を下げていると紅葉はさほどでもないように思われたが、目線を上げて頭上に目を向けると、色鮮やかな紅葉にはっとすることが何度もあった。そのため牛歩の歩みでごくゆっくりと遊歩道を下った。下るほどに紅葉のカエデは増えてきた。最良のときに来たことを感謝しながら紅葉谷の入口に近づいた。
(2021/12記)
<登山日> 2021年12月1日 13:15龍野公園駐車場スタート/13:33紅葉谷入口/13:44大手道コース登山口/14:04二の丸跡/14:03〜26山頂/14:45両見坂/15:17紅葉谷入口/15:30駐車場エンド。
(天気) 晴れ。雲が多くあり、なかなか陽射しは現れなかった。山頂の気温は11℃で、冷たい風がやや強く吹いていた。視界は澄んでいた。両見坂から紅葉谷に入る頃には青空は増えていた。
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龍野公園に入ると、動物園前の駐車場に車を止めた 動物園の紅葉が、ちょうど見頃だった 駐車場の背後の尾根を見る 低山らしい紅葉だった
紅葉谷の入口へと車道を歩いて向かった 前方に鶏籠山が見えてきた 聚遠亭への道が左手に分かれた
すっかり明るい鶏籠山を見る 紅葉谷の入口が近づいて、紅葉の木が増えてきた 紅葉谷の入口に着いて、遊歩道に入った
紅葉谷の紅葉はまさに今が見頃だった 様々な色を楽しんだ 赤と黄のコントラストが美しい
遊歩道は緩やかな上り坂だった 程なく右手に小橋が別れた その先は山裾道だった 山裾道に入って、そちらから紅葉谷を眺めた
山裾道からの眺めも悪くなかった 山裾道を歩いて鶏籠山の南麓側に回り込んだ 登山口標識が現れた
登山道には古城大手道の名が付いていた 古びた丸太の階段道が続いていた 常緑樹が多いとあって、ほぼ紅葉は見られなかった
登山道の途中でもコースの標識を見た 登山道はやや急坂だった その登山道が緩やかになってきた

(←)
200mピークが
目前になった

 (→)
  200mピークは
  二の丸跡だった
二の丸跡では木々の隙間から揖保川が眺められた すぐに北へと向かった 山頂への道にも丸太の階段部分があった

(←)
山頂が近づいて石
垣を見た

  (→)
   山頂の本丸跡に着い
   た 冷たい風があり
   寒々としていた
山頂の石碑に「龍野古城」の文字を見た 落ち葉の積もる山頂だった 下山は両見坂の方向に下った

北の方向に展望が
現れて、そこに黒
尾山を見た

水剣山と黒尾山の
並ぶ姿を見る
易しい道を下って行く このコースにも城跡を示す標識があった 尾根上を歩くようになった
北東方向に北山を見る 尾根の雰囲気は良かった 西向かいの的場山を見上げるようにして眺めた
両見坂まで下りてきた 両見坂の鶏登山口を見る 石灯籠が立つ反対側は的場山登山口だった
紅葉谷に入った 紅葉は少ないように思えたが 紅葉谷のカエデは高木が多く、頭上に目を向けると きれいに紅葉したカエデが眺められた
遊歩道は終始緩やかだった 黄色のカエデが多い所を通った 頭上を見上げる
暗い中に浮かび上がる紅葉を見る 紅葉谷の入口が近づくと、明らかに紅葉が増えてきた 紅葉谷の入口に戻ってきた
やはり入口付近の紅葉が一番豪華だった 紅葉谷を離れると、後は車道を歩いて戻るのみ 駐車場が近づいたとき、広場を横切った