前年の2021年に紅葉狩りをしようと紅葉谷に出かけたのは12月に入った最初の日だった。さすがに紅葉は盛りを少し過ぎていた。そこで2022年は一週間早く出かけることにした。向かったのは11月25日、平日の金曜日だった。空は快晴で、視界も澄んでいた。前年と同様に龍野公園の駐車場からスタートした。歩くコースもほぼ同じコースを歩くことにした。一週間早いだけに鶏籠山の入口に着くまでにも鮮やかな紅葉を何度も目にした。紅葉谷の入口はまさに紅葉の盛りと言った華やかさで迎えてくれた。その入口に入ると、すぐに鶏籠山南麓に向かえる小径に入った。南麓の位置で龍野城からのコースに合流すると、古城大手道を歩いて鶏籠山の山頂に立った。山頂は紅葉こそ乏しかったが、木漏れ日が優しげな風景を作っていた。その山頂で昼どきを過ごすと、両見坂へと下った。そして紅葉谷の遊歩道をゆっくりと下って紅葉狩りを楽しんだ。紅葉谷は名のごとくカエデの木が多くあり、赤の色はこれ以上は無いと思える鮮やかさだった。その紅葉狩りを楽しむ人は多く、普段のひっそり感は無かった。地元の人だけでなく、観光に来たと思える人も多かった。紅葉谷の入口に戻って来ると、そのまま駐車場には向かわず、足を延ばして龍野城も久々に訪れた。姫路城と違って静かな散策を楽しむことが出来た。後は駐車場へと城下町の趣が残る通りを歩いて駐車場へと戻って行った。その駐車場に戻ったとき、道路を挟んで向かい側にある動物園にも立ち寄ったのだが、ツキノワグマは老齢とかで逢えなかったのは残念だった。
(2022/12記) |