TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中播磨 
 
大谷山    おおたにやま 218.6m 姫路市
 
1/2.5万地図 : 龍野
 
【2013年12月】 No.2 2013-97(TAJI&HM)
 
    西脇地区より  2013 / 12

 播州南部が紅葉を迎えるのは例年11月の末だが、2013年もその通りで、12月が目前になってどの山も明るい茶や黄の色で彩られるようになった。そこで11月の最後の日に白旗山に登ったのだが、その道中で見た大谷山が全山を色付かせていた。それが印象的で、さっそく翌日に大谷山を登ることにした。12月1日の午後のことだった。午前はほとんど雲の見られない空だったのに、午後に入って雲が増えてきており、陽射しは現れたり消えたりを繰り返していた。大谷山南麓の西脇地区に入ると、石切八社主神社から少し離れた農道脇に駐車とした。住宅の間を抜けて石切八社主神社への石段を登り、小さなお堂の前に出ると、その右手からまた石段が始まっていた。竹林に囲まれた石段を登ると古びた山門が現れ、それを潜ると古びたお堂の前に出た。それが石切八社主神社だったが、10年前の前回にも感じたが神社なのかお寺なのかはっきりしない建物だった。その右手より登山道が始まっていた。登山道はつづら折れの道になっており、緩やかな傾斜のまま登って行けた。道そばには石仏があったり石仏のない祠があったりと、けっこう宗教色のある登山道だった。それも登るほどに見られなくなった。東尾根を登るようになると、程なく露岩地が現れた。そこはなかなか良い展望地だったが、その展望は下山時に楽しむことにして足を止めずに先へと進んだ。その辺りから紅葉の木を多く目にするようになった。それは良いのだが、次第にシダが増えてシダヤブの様相になってきた。足下の小径もはっきりしなくなったが、目印テープが付いていたので、それを追いながら登った。山頂が近づくとまた小径がはっきりしてきたが、シダは多いままだった。その感じのまま山頂に着いた。山頂は狭い範囲で開けており、そこに四等三角点(点名・観音寺)が置かれていた。西の方向に展望はあったが、以前と比べると木々が育ったようで、あまり良いとは言えなかった。小休止の後、往路を引き返した。そして露岩の展望地で改めて休憩とした。そこは本当に展望が良く、東から南、西と広く眺められた。遠くは瀬戸の島々も見えていた。展望をひとしきり楽しむと、後は歩き易い道なので、すたすたと言った感じで戻って行った。紅葉はあまり楽しめなかったものの、改めて露岩地の展望の良さに感心した大谷山だった。
(2013/12記)(2021/3改訂)(2023/11写真改訂)
<登山日> 2013年12月1日 13:24スタート/13:32石切八社主神社の横から登山道に入る/13:44中腹の展望地/13:53〜14:05山頂/14:15〜22中腹の展望地/14:34エンド。
(天気) 晴れてはいたが、太陽の辺りは雲が多く、ときおりしか陽射しは現れなかった。木陰の気温は14℃ほど。陽射しを受けているときは17℃ほどになっていた。風はほとんど無し。視界は遠方が少しうっすらとしていた。
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駐車地点から大谷山を見上げた 石切八社主神社への道に入った 石段を登って、お堂の前に出た
お堂のそばではサザンカが満開だった お堂の右手に鳥居があり、その先で石段が始まった 竹林に囲まれた石段を登って行く

(←)
石段の先に奇妙な
建物が現れた
山門の一種かと思
われる

  (→)
   石切八社主神社の
   横から山道が始ま
   っていた
神社の一角の石垣には、カエルが鎮座していた 神社を離れて山道を進んで行く つづら折れのため、緩やかに登って行く
陽射しは現れたり消えたりを繰り返した ときおり石仏を見かけた 祠に入っているもの
もあった
玉垣に囲まれている祠もあった
シダが増えてきたが、道ははっきりしていた 登山道から少しはなれた所にも祠が置かれていた きれいな紅葉を見かけるようになった
樹林を抜けて、露岩を登った 露岩地の先は開けており、絶好の展望台だった
素晴らしい展望が広がっていたが、早く山頂に着きたく、暫時眺めただけで先に進むことにした
展望地の一角にも石仏が置かれていた けっこう紅葉を楽しめた 次第にシダが増えてきた
道が不確かになり、シダヤブをかき分けて登っ
た 目印テープを追って行く
一度シダヤブを抜け出したが シダヤブとは言えないが、シダヤブっぽい感じで山頂に近づいた

(←)
山頂が目前になっ


 (→)
  山頂は開けていた
  が、周囲を樹林が
  囲んでいた
(←)
山頂の展望は良い
とは言えなかった
が、西の方向は少
し開けていた

 (→)
  左の写真に写る鷹
  の子山をすっきり
  と見る
上の写真に写る新龍アルプスをすっきりと見る 大蔵山を大きく見る
南の方向も、木々の隙間から少し眺められた 南西と奥に見える御津山脈は、ごくうっすらとしていた
山頂の四等三角点(点名・入野山)を見る 山頂には10分少々の滞在だった 往路を引き返す 白鳥城のみに陽射しが当たっているのが眺められた

中腹の展望地に戻
ってくると、太陽
の周りに雲が広が
ったためか、薄暗
い風景になってい
た 北東から東に
かけてを眺める
上の写真の左手にはトンガリ山も眺められた 笠形山は見えるか見えないかだった 八丈岩山に光が当たっていた
南に見える城山を大きく見る 南西を見ると雲間から陽射しが放射状に出ていた 展望地を離れて露岩を下る
再び易しい登山道を歩くことになった 石切八社主神社が見えてきた 石段を下ると、お堂の屋根が見えてきた