TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北播磨
 
愛宕山    あたごやま 226m 加東市
 
1/2.5万地図 : 比延
 
【2016年12月】 2016-130(TAJI&HM)
 
   加東市天神より  2016 / 12

 2016年12月の第二土曜日は播州北東部にある三つの愛宕山を登ろうと出かけたが、三番目に訪れたのが加東市の旧東条町エリアにある愛宕山だった。県道17号線を東から走って来ると、東面側を採石で削られた山が見えてきた。それが愛宕山だと位置からして一目で分かった。駐車地点を求めて朝光寺口交差点で右折すると、東面側の道路を北へと向かった。そのとき麓から赤い鳥居が山の方向に並んでいるのが見えた。どうやらそれが山頂に通じる登山道ではと思えた。車道は上り坂で続き、それが平坦になったとき大池が現れた。愛宕山山頂から見ると真東の位置だった。大池の南端に数台分の駐車スペースを見たので、そこに駐車とした。地図を見ると愛宕山の山頂まで描かれた破線路は、南側からの赤い鳥居のコースと大池からのコースの二つがあったので、周回で歩くことにした。大池からのコースは分からなかったので、そちらは下山のコースとして、往路は鳥居のコースを歩くことにした。車で登って来た坂を下って行き、板金工場のそばから始まるコースに入った。幾つも並んだ赤い鳥居の下を階段道が続いており、そこを登りきると祠の前に出た。その先はごく普通の山道が祠の左手から始まっていた。細々とした道ながらはっきりとしており、少し歩くと溜め池のそばに出た。山頂への道はその手前からで、尾根を辿るようになった。昼を回って少し雲が増えてきていたが、この頃には減っており再び快晴の空だった。登るうちに採石場の縁を歩くようになった。登山道は縁からは数メートル離れていたが、ヤブをかき分けて縁に近づくと、その先はすっぱりと断崖になっていた。足下は採石場の風景で、前面は遮るものが無いだけに、素晴らしい展望が広がっていた。南東は六甲の山並みで、東は北摂の山だった。その東の空は薄暗くなっており、そこに虹がうっすらと架かっていた。登山道は採石場から離れるようになり、緩やかな道となって南西側から山頂に近づいた。山頂に着くと祠が建っており、周囲は樹林が広がっていた。展望は全く無かったので、少時の休憩をとると下山に向かった。下山は大池に通じるコースに入ったのだが、ちょっとはっきりしないコースだった。樹林の中の歩き易い所を選ぶように歩くことになったが、目印テープを見たのでコース上は辿っているようだった。次第に下り坂となり、その頃には小径がはっきりとしてきた。それもシダが増えてくると共に再びはっきりしなくなった。どうも歩かれなくなって道が消えてきたものと思われた。シダのヤブコギ状態になってしまったので、左手の雑木帯に入ってそちらを下ることにした。今度は雑木ヤブだったが、シダ帯よりは歩き易くそのまま下って行った。麓が近づくと小さな池が現れ、その先でも溜め池が現れると、その辺りはすっかり草ヤブになっていた。そこを突き抜けると県道はごく近い距離だった。畑地を通って車道に出ると、そこは大池の北辺だった。どうやらこの愛宕山は、南側からの鳥居コースをピストンで登るのが正しいようだったと思いながら、駐車地点に近づいた。
(2016/12記)(2020/5改訂)
<登山日> 2016年12月10日 14:20大池スタート/14:26登山口/14:48愛宕山/15:15小さな池/15:29車道に出る/15:33エンド。
(天気) 昼を回ったときは空の半分ほどまで雲が広がっていたが、徐々に減って快晴となった。山頂の気温は9℃、少し風あり。視界は良かった。
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 大池のそばにあっ
 た駐車スペースに
 車を止めた

 走ってきた車道を
 戻る形で南へと歩
 いて行った
車道が平坦になると集落が見えてきた 南尾根の端に着いて登山道に入った 鳥居が並ぶ中を登って行く
赤鳥居の先には祠が建っていた 祠の左手から登山道が始まっていた 木々を通して山頂方向を見る

 少し歩くと溜め池
 の前に出た

 溜め池の少し手前
 から山頂への道が
 始まった
露岩地を登ることもあった 概ねごく普通の里山道を登る感じだった シダが増えてきたが、登山道ははっきりしていた

 
 採石場のそばを歩く
 ようになって、採石
 場の縁に立ってみた

    足下は垂直の崖にな
    っていた
東から南にかけて遮るものの無い展望が広がっていた 南東に六甲山の尾根を見る 左の写真に写る畑山を大きく見る
上の写真に写る丹生山系の尾根を大きく見る 東の空は暗く、そこに虹が架かっていた
登りを続ける 東を見ると虹が先ほどよりもはっきりとしていた 開けた所が現れた
山頂には南西側から近づくことになった 緩やかな道で山頂に近づいた 前方に祠が見えてきた

 その祠の建つ位置
 が山頂だった

 下山は大池に通じ
 るコースに入った
 が、道がはっきり
 しなかった
次第に道がはっきりしてきた 木々を通して北に見えていたのは三草山だった シダが増えて歩き難くなってきた
また道がはっきりしてきたが 結局は尾根を離れて北寄りの灌木帯に入った 灌木のヤブコギだったがシダヤブよりは楽だった
小さな池の前に出た すっかり破線路コースか
ら離れてしまっていた
また池が現れたが、こちらは溜め池のようだった 溜め池の縁を歩いて大池の方向にむかった
大池が見えてきた 車道に近づいた 車道に出ると、駐車地点は近かった